肌老化の最も大きな要因の一つは「肌の水分不足」です。

肌に十分な水分が保持されてないと、肌乾燥から「シワ」「肌荒れ」「たるみ」などの肌老化、さらには「バリア機能低下による肌トラブル」「ターンオーバーの乱れ」「シミ・クスミ・皮膚の硬化現象」へもつながります。

つまり肌の水分不足というのは、あらゆる肌老化・肌トラブルの原因となってしまうのです。

肌の保湿対策というと、化粧水・乳液・美容液・クリームなど、皮膚に塗布するスキンケアを思い浮かべますが、本来健康な肌には「自ら水分を保とうとする力=保湿機能」があります。

この肌本来の保湿機能を守るというのも、重要な保湿対策と言えます。

そして、そのキーポイントは毎日の洗顔です。

肌を乾燥から守るためには、まずは正しい洗顔を行うことが基本です。

今回は、肌の保湿機能と洗顔の関係についてお話ししたいと思います。



肌の健康は、角質層で決まる!


皮膚は3つの層から成り立っています。

肌表面から順に、表皮、真皮、皮下組織です。

表皮は約0.2ミリ、真皮でも2ミリという薄さです。

表皮はさらに、4つの層(基底層・有棘層・顆粒層・角質層)に分かれています。





そして、私たちが直接手で触れることの出来るのが、表皮の最も外側にある角質層というわずか0.02ミリほどの部分です。

肌が滑らかであるとか、乾燥してカサカサしていると感じるのはこの角質層の状態を表しています。

角質層は、活動を停止した細胞が20層ほど重なり、その細胞と細胞の間にNMFなどの天然の保湿成分や細胞間脂質が存在し、肌の潤いを守るとともに、有害な成分が肌内部に浸透しないようバリア機能を有しています。

ちょうどレンガを20段ほど交互に積み上げ、そのレンガとレンガの間を、NMFなどの保湿成分や細胞間脂質が、まるでセメントでレンガブロックを固定するかのように埋まっています。

レンガが整然と並んだ状態は表面が滑らかになっていますが、所々でレンガがめくれ上がった状態になると肌は、ざらざら・カサカサを感じることになります。

こうなるとそこに隙間が出来るわけですから、表皮内部の水分が蒸発して肌はますます乾燥して角質層の構造が崩れ、皮膚表面に細かな小じわが出来てきます。

また、角質層の構造が崩れると、その隙間から肌に有害な雑菌や成分が進入して、様々な皮膚トラブルが発生しやすくなります。

これが、いわゆるバリア機能の低下ということです。



誤った洗顔が肌の保湿機能を低下させる


肌の保湿対策というと、化粧水・美容液・クリームなど、肌に塗布するお手入れを連想しがちですが、その前に毎日の洗顔にも注意が必要です。

実は、誤った洗顔方法によって、肌本来の保湿機能を損傷し、肌乾燥の大きな原因となっていることも多いのです。

洗顔は、皮膚表面に付着した様々な汚れをきれいに取り除くために行います。

汚れというのは、汗や皮脂、空気中のチリ・ホコリ、雑菌、ある種のアレルギーを発生させる物質、排気ガス、メイクアップ料など、実に様々です。

こういった皮膚に付着する物質・成分を取り除き、皮膚に与える刺激を極力少なくすることが、肌を健やかに保つためには必要です。

ですから、毎日の洗顔が重要になるわけですが・・・

このときに、洗浄力が強すぎる洗顔料を使用したり、肌を強くこするような洗顔を行ったりすると、肌の保湿機能を低下させてしまう可能性があります。

肌を強くこすったり、洗浄力の強い洗顔剤を使用したりすると、角質層の層構造を傷付け、必要な皮脂や細胞間脂質・NMF成分、あるいはまだ肌にとどまっておくべき角質細胞までを奪ってしまうからです。

そして、誤った洗顔方法を続けると、肌に過剰な刺激を与え、肌の潤いを奪うだけでなく、角質層の保湿機能・バリア機能そのものを低下させ、肌の老化現象や肌トラブルを引き起こしてしまうのです。



乾燥を防ぐ正しい洗顔方法


洗顔する際は、以下の点に注意しながら、肌の保湿機能を損傷しないように気をつけましょう。


ポイント1 水温


体温よりやや低めのぬるま湯を使いましょう。

冬場は熱い湯を使いがちですが、熱すぎる湯は必要な成分まで取り除き、肌への刺激も大きく、乾燥の原因ともなってしまいます。


ポイント2 予洗い


洗顔フォームを使う前になるべく予洗い(ぬるま湯で2〜3回ほど)することをお勧めします。


ポイント3 洗顔方法


洗顔は泡で顔を包み込むように、やさしく、決してこすらずに、洗うのが基本です。

洗顔フォームをたっぷりと泡立てて使いましょう。

脂が浮きがちなTゾーンは特に丁寧に。

※ナイロンタオル等での洗顔は、肌への刺激となり、シミなどの原因となる場合がありあますので、使用は極力避けましょう。


ポイント4 すすぎ


洗顔後のすすぎは十分に(15回〜20回)行いましょう。

額の髪の生え際、小鼻のわき、あごのラインは洗顔剤が残りがちですので、特に丁寧に。


ポイント5 拭き取り


洗顔後、柔らかめのタオル等にてやさしく抑えるように、お顔の水分を拭き取ってください。決して強くこすらないように!



当ブログ内記事やモルトリーチェ公式サイトでも正しい洗顔についてご案内していますので、是非ご覧ください。

[関連ブログ記事] 肌乾燥を防ぐ正しい洗顔方法

[公式サイト内ページ] スキンケア化粧品ご使用方法



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初投稿:2006/08/09