海由来保湿ミネラル成分
オリゴフィココライユ配合のモルトリーチェ



今回はオリゴフィココライユという成分についてお話しします。

モルトリーチェでは、このオリゴフィココライユを美容液モイスチュアライザーに使用しています。

オリゴフィココライユは、紅藻の一種サンゴ藻から抽出した成分で、もっと詳しく言うとフランス・ブルターニュ地方の海に生育するサンゴ藻から抽出した成分です。

水分保持能力にたいへん優れ、海洋ミネラル成分を豊富に含んでいますので、モルトリーチェでは、皮膚や毛髪への保湿作用やミネラル賦与を目的とした重要成分として使用しています。


800種類もの海藻が生育
滋養豊かなフランス・ブルターニュの海



さて、このオリゴフィココライユの故郷であるフランス・ブルターニュ地方の海域には、南アメリカを起点とするメキシコ湾流が、あらゆる微量元素・ミネラル・植物性プランクトンなどの栄養素を集めながら流れ込んでいます。

そして、こういったメキシコ湾流の恩恵による栄養豊かな海水と変化に富んだ地形によって、800種類以上の海藻が生育していると言われています。

海藻は、地球上に現れた最も原始的な生命体の1つと考えられていますが、潮の干満による浸水と露出・乾燥・波の圧力・日光・温度変化など・・・過酷で多様な海の環境条件に適応しながら生きてきました。

そして、海藻はこういった厳しい環境に耐え適応するために、様々な活性成分を自ら作り出してきたとされています。

メキシコ湾流の恩恵を受け、有数の海藻の産地であったフランスブルターニュ地方では、こういった海藻の生み出す活性成分のはたらきが経験的に知られ、古くから健康や美容に利用されてきたということです。

例えば、何種類かの特殊な海藻を組み合わせてつくる特殊な美容液の秘伝のレシピが伝統的に伝えられ、この地方の海岸に住む若い女性たちはこの美容液を使用することで、海風にさらされ太陽に焼かれた肌を柔らかくしたと言われています。


海藻の美肌効果が明らかに!


最近では、こういった経験的に知られる海洋植物の有用性に加え、様々な研究により海洋植物に含まれる特定の活性成分のはたらきが明らかになり、海藻成分をはじめとした海由来成分は科学的根拠を持った新しい化粧品成分として注目を浴びています。

例えば、海藻が強い日光に曝されても乾燥すること無くその弾力性・保水性を保っていられるのは、海藻の内部に保水性ゲル状成分があるからです。こういった成分を活用してたいへん優れた保湿成分もつくられています。

モルトリーチェで使用しているシーモイストという成分も、紅藻から抽出した透明な保水性ゲル状物質ですが、エマルション、たんぱく質、液晶などを安定化するとともに、水と強固に結合し、しかもシルクタッチの感触を与えることができます。

ですから、保湿効果に優れているだけではなく、製品の感触を良くし、皮膚に塗布した際の滑らかな感触をいつまでも持続させるのにも効果を発揮します。

また、ミネラル成分は、カラダの重要な構成成分であると同時に、体内の様々な調整・調節機能や栄養素の代謝に深く関わっていて、生命維持には欠かせない栄養素です。

特に、全ての生物は海から生まれたことから、私達人間の細胞にも海の名残のミネラル成分が多く取り込まれ機能しています。

ミネラル成分を体内で合成できない私達人間にとって、海藻に豊富に含まれる海洋ミネラル成分は、細胞の維持・活性化に必要不可欠な成分と言えます。


驚異の自己防衛機能を持つ海藻サンゴ藻


海藻の中でも特にサンゴ藻は、優れた耐熱性(熱適応性)を持つとともに海水に含まれる様々な微量栄養素を高濃度で濃縮できる驚異の海藻と言われています。

サンゴ藻は紅藻の一種で、高さ10センチほどの小さなピンク色の海藻で、フランスブルターニュ地方パンポルの北海岸〜桃色島として知られるブレア諸島の水たまりや岩陰のクレバスに根をおろして生息しています。

この付近は、夏の日照りのときには数時間以内で10数度以上上昇することもあり、植物にとってたいへん厳しい環境にありますが、サンゴ藻は温度変動に対して特に敏感に反応します。

このような熱ストレスを受けたときでも、サンゴ藻は細胞の代謝がスムーズに行なわれるよう自らの体内をコントロールし適応するのです。

こういった自己防衛機能を持つのは、サンゴ藻自体が、体内にバイオ工場を持つかのごとく、海水に含まれる高濃度のミネラルなど30種類もの微量栄養素を20万倍にまで濃縮し体内に取り入れているためと考えられています。


サンゴ藻抽出エキス
オリゴフィココライユ配合のモルトリーチェ化粧品



そのサンゴ藻から抽出した成分オリゴフィココライユは、サンゴ藻の持つ驚異的な自己防衛機能に着目し、その活性成分を活用するために開発された成分で、生命の維持に必要なあらゆるミネラル成分を豊富に含みます。

神経や筋肉にはカルシウムが、体の約300の酵素にはマグネシウムが必須です。

また、体全体の約20%の亜鉛が皮膚に集中していますが、それは皮膚の筋肉やコラーゲンやエラスチンの様なたんぱく質を作り出すには亜鉛を含む酵素が必要だからです。

オリゴフィココライユには、このようなミネラル成分が全て含まれているのです。

化粧品に配合すると、細胞の活性化に必須とされる各種ミネラル成分を肌に補給することにより、肌細胞の再生をサポートし若々しい肌を保つことが期待できます。

また、オリゴフィココライユ自体が非常に高い保湿力を有することから、潤いに満ちた健やかな肌を保つためにもたいへん有用な成分と言えます。



なお、モルトリーチェでは、このオリゴフィココライユを美容液モイスチュアライザーに使用しています。

ただし、化粧品パッケージなどへ記載する全成分表示では、紅藻エキスとして表記されています。

全成分表示における成分名は薬事法により記載方法が定められていますので、紅藻抽出の成分はまとめてに「紅藻エキス」というふうに記載しないといけないのです。

しかし、紅藻抽出成分といっても実に様々で、現にモルトリーチェにおいても、シーモイストという紅藻抽出の保湿成分を使用していますが、このシーモイストも全成分表示では紅藻エキスと表記されています。