この記事は、以前のブログ記事≪乾燥肌の改善策は〜角質層の水分を守るポイント「はじめに」≫の続きとしてお読みください。

上記のブログ記事では・・・

超乾燥肌あるいは慢性的な乾燥肌というのは、角質層が水分を十分に保てない状態であり、それを改善するためには単に何か高保湿成分を塗れば良いというものでもない。

角質層の水分を保つためのポイントとしては、「皮脂膜」「細胞間脂質」「NMF(天然保湿因子)」「正しい洗顔」「適正な新陳代謝」「紫外線防止」・・・などがあげられる。

ひどい乾燥肌で悩んでいる方は、これらの要素が複合的に関係しているために角質層が十分な保水機能を果たさなくなっているのであって、乾燥肌を改善しようとするには、お手入れの方法や使用するスキンケア化粧品のタイプなども含めて考え直す必要がある。

そこで、何回かに分けて乾燥肌を改善するための方法として、主に角質層の水分を保つためのポイントをこのブログでとりあげていきたいと思う。

・・・といったことを書きました。

ということで、今回は、角質層の水分を守るポイントとして「細胞間脂質」と「NMF(天然保湿因子をテーマとします。


角質層の水分を守るポイント「細胞間脂質・NMF」


乾燥肌を改善するためには、角質層が水分を十分に保てるような状態でないといけないと、このブログでも何度も書いてきました。

そして、角質層で水分を保つために重要なはたらきをしているのが、細胞間脂質とNMFです。

角質層は、皮膚の最上層にあって、その厚みは0.02ミリほどしかない層なのですが、そこには活動を停止した細胞が20層ほど重なり合っていて、その細胞と細胞の間に細胞間脂質やNMFが存在しています。

ちょうどレンガを20段ほど交互に積み上げ、そのレンガとレンガの間を細胞間脂質やNMFが、まるでセメントでレンガブロックを固定するかのように埋まっています。

レンガ(角質細胞)が整然と並んだ状態は表面が滑らかになっていますが、所々でレンガがめくれ上がった状態になると肌は、ざらざら・カサカサと感じることになります。

そうなると、そこに隙間が出来るわけですから、水分が蒸発しやすくなり、肌はますます乾燥します。そのうちに、肌荒れが生じたり、小じわが出来たりしてきます。

このように、肌が滑らかであるとか、乾燥してカサカサしていると感じるのは、この角質層の状態を表しているということになります。

ですから、角質層の状態というのが、肌の乾燥を防ぐためにはたいへん重要であり、その角質層の水分保持機能を支えているのが、細胞間脂質とNMFです。

角質層拡大図


細胞間脂質について


細胞間脂質はセラミドで代表される脂質で、角質層の細胞と細胞の間に存在します。

脂質、つまり油ではありますが、新陳代謝の過程で生じるもので、皮脂とは別のものです。

細胞間脂質は、細胞をレンガブロックに例えると、そのレンガブロックを固定するセメントのような役目をしています。

この細胞間脂質が、細胞と細胞が剥がれないようにしていることにより、角質層は健全な層構造を形成し、水分の蒸発が防がれているわけです。

また、この細胞間脂質は、それ自体が保湿成分としての機能を持っています。

細胞間脂質は、構造的に水に馴染む部分と油に馴染む部分の両方を持っていて、水に馴染む部分が水分をつなぎとめて逃がさないようにしています。


NMFについて


NMFは、Natural Moisturizing Factor のことで、天然保湿因子と言ったりします。

新陳代謝の過程でタンパク質が分解されて放出したアミノ酸が主な成分で、その他にPCA・乳酸塩・ミネラル・糖類などから構成されていています。

NMFは、水分を取り入れるはたらき(吸湿性)と水分をかかえこむはたらき(保湿性)に優れ、とらえた水分を逃がさず、角質層の水分維持に大きな役割を果たしています。

肌アレした肌の状態を分析すると、健康な肌の状態と比べ、NMFの主成分であるアミノ酸やPCAの量が著しく減っていることが分かります。


角質層の水分不足とは


角質層の水分不足の大きな要因としては、細胞間脂質とNMFの減少・不足、それに伴い角質層の層構造が崩れているということがあげられます。

いずれも、表皮新陳代謝のなかから生み出されるものなので、まずは健全な新陳代謝が行われていないと、角質層における細胞間脂質やNMFも不足してしまいます。

年齢とともに、新陳代謝の機能は弱まってきますので、必然的に細胞間脂質やNMFが不足し、角質層の水分保持能力も低下していき、肌が乾燥しやすくなってきます。

また、わずか0.02ミリほどしかない角質層は、過剰な洗顔や摩擦によってその層構造が傷つけられたり、細胞間脂質やNMFが流出したりします。その結果、角質層の水分保持能力が低下することもあります。

さらに、紫外線の影響で細胞間脂質やNMFが不足してしまうこともあります。


角質層の水分不足を防ぐために


ですから、肌乾燥を防ぐためには、角質層において不足しがちな細胞間脂質やNMFを補ってあげる、あるいはその代用となる成分を補うということが必要となってきます。

細胞間脂質については、その主成分がセラミドということから、セラミドが配合された化粧品も多くあります。

また、NMFについては、その主成分がアミノ酸ということから、保湿成分として各種アミノ酸を配合した化粧品や、アミノ酸以外の保湿成分を配合することで、NMFのように角質層の水分をとらえて離さないよう役割を期待した化粧品があります。

ただ、角質層における保水機能というのは、細胞間脂質とNMFのどちらかだけで成り立つものではありませんので、なるべくであれば細胞間脂質の不足を補うもの(セラミド)、NMFの不足を補うもの(アミノ酸や各種保湿成分)、両方をご使用いただくことをおすすめします。

モルトリーチェの場合も、細胞間脂質の不足を補うために3種類のセラミドと1種類のセラミド類似体を配合しています。いずれも、植物由来のものです。

また、NMFを構成するアミノ酸のうち、特に重要と考えられる10種類のアミノ酸を配合しています。

さらに、天然由来の各種の保湿成分を配合することで、角質層の保湿機能をサポートしています。

角質層の水分保持機能というのは、健全な層構造と、そこに存在する細胞間脂質やNMFによって成り立っています。

単に細胞間脂質を補えばよいとか、NMFの不足を補えばよいとか、ということではなく、両方が必要ですし、なによりも、角質細胞・細胞間脂質・NMFにより構成される角質層の層構造がきちんとしていないといけません。

そのためには、角質層を損傷するような無茶なお手入れはしてはいけないし、適正な新陳代謝が行われていることも必要になってきます。




乾燥肌改善のために、以下の関連ブログ記事もあわせてお読みください。

乾燥肌の改善策は〜角質層の水分を守るポイント「はじめに」

乾燥肌の改善策は〜角質層の水分を守るポイント「皮脂膜」

乾燥肌の改善策は〜角質層の水分を守るポイント「正しい洗顔」

乾燥肌の改善策は・・・角質層の水分を守るポイント「新陳代謝」



モルトリーチェ公式サイトの以下のページでも、乾燥肌の原因や改善策について取り上げています。

肌老化・肌トラブルの原因「肌乾燥」を防ぐための保湿対策

モルトリーチェの商品については、以下のページでご案内しています。

モルトリーチェ化粧品について(商品特長・商品設計その他)

モルトリーチェ化粧品商品一覧はこちら