この記事は、以前のブログ記事≪乾燥肌の改善策は〜角質層の水分を守るポイント「はじめに」≫の続きとしてお読みください。

上記のブログ記事では・・・

超乾燥肌あるいは慢性的な乾燥肌というのは、角質層が水分を十分に保てない状態であり、それを改善するためには単に何か高保湿成分を塗れば良いというものでもない。

角質層の水分を保つためのポイントとしては、「皮脂膜」「細胞間脂質」「NMF(天然保湿因子)」「正しい洗顔」「適正な新陳代謝」「紫外線防止」・・・などがあげられる。

ひどい乾燥肌で悩んでいる方は、これらの要素が複合的に関係しているために角質層が十分な保水機能を果たさなくなっているのであって、乾燥肌を改善しようとするには、お手入れの方法や使用するスキンケア化粧品のタイプなども含めて考え直す必要がある。

そこで、何回かに分けて乾燥肌を改善するための方法として、主に角質層の水分を保つためのポイントをこのブログでとりあげていきたいと思う。

・・・といったことを書きました。

ということで、今回は、角質層の水分を守るポイントとして「新陳代謝」をテーマとします。


角質層の水分を守るポイント「新陳代謝」


健康な肌においては、肌細胞が常に活発に増殖し、新しい細胞が生まれた分、古い細胞が死んで排除されていきます。

新しい細胞は、表皮の最下層である基底層で生まれ、その上の有棘層・顆粒層を経て、最上層の角質層まで押し上げられていきます。

角質層では、死んだ細胞となって、最終的にはアカとなり肌表面から剥がれ落ちていきます。

この過程を肌の新陳代謝(ターンオーバー)といいます。

肌細胞(表皮細胞)の一生といえる新陳代謝は、通常28日周期で行われます。


肌の保湿機能・バリア機能と角質層


角質層は、活動を停止した細胞(死んだ細胞)が20層ほど重なり、その細胞と細胞の間にNMFなどの保湿成分や細胞間脂質が存在します。

ちょうどレ ンガを20段ほど交互に積み上げ、そのレンガとレンガの間をNMFなどの保湿成分や細胞間脂質が、まるでセメントでレンガブロックを固定するかのように埋まっています。

レンガが整然と並んだ状態は表面が滑らかになっていますが、所々でレンガがめくれ上がった状態になると肌は荒れ肌となり、ざらざら・ カサカサと感じることになります。

こうなると、そこに隙間が出来るわけですから、表皮内部の水分が蒸発して肌はますます乾燥して角質層の構造が崩れ、皮膚表面に細かな小じわが出来てきます。

また、本来角質層には肌に対する異物の進入を防ぐバリア機能があるのですが、老化、お手入れ不足、紫外線などにより、角質層の 構造が崩れると、その隙間から異物が進入して、様々な皮膚トラブルが発生しやすくなります。



このように、角質層の状態が肌の保湿機能やバリア機能に大きな影響を与えています。

ですから、今回のテーマである乾燥肌の改善についても、いかに角質層を健全な状態に保つかということが重要になってくるわけで・・・

これまで「皮脂膜」「細胞間脂質」「NMF(天然保湿因子)」「正しい洗顔」という視点から角質層を健全に保ち肌水分を守るポイントについてお話してきましたが、「新陳代謝」は角質層の状態に特に大きく影響を与えています。


適正な新陳代謝によって形成される健全な角質層


角質層の健全な層構造は、健全な新陳代謝によってつくりだされるということです。

角質層が健全な状態、つまり角質細胞が20段ほど重なり、その角質細胞のまわりにNMFや細胞間脂質などが存在して、層構造が整っている状態というのは、健全な新陳代謝があってこそ形成されます。

また、角質層で保湿成分としてはたらくNMFは、その主成分は各種のアミノ酸であり、これらは新陳代謝の過程で表皮細胞が死んだ角質細胞になっていく中で、たんぱく質から分解されてつくられます。

細胞間脂質も新陳代謝の過程において、タンパク質分解酵素のはたらきによりつくり出されます。



年齢とともに、この新陳代謝の周期は遅くなりがちですし、気温の低下、お手入れ不足、体調不良などによって、新陳代謝の機能が衰えることもあります。

新陳代謝の機能が衰えると、肌に必要な保湿成分(NMFや細胞間脂質など)が十分に供給されなくなります。

また、角質層における層構造が乱れたり、剥がれるおちるはずの角質細胞が残ってしまったりします。

そうなると、角質層の保湿機能やバリア機能は低下し、肌は乾燥しやすくなります。さらに、なめらかさ・透明感を失い、肌の硬化・ざらつき・くすみが目立ってきます。

このように、新陳代謝は肌の保湿(乾燥防止)にたいへん大きな影響を与えており、新陳代謝が適正に行われていないと、様々な肌の老化現象やトラブルが発生しやすくなってきます。


適正な新陳代謝をサポートするお手入れ


それでは、新陳代謝が適正に行われるようにするには、どのようにすればよいのでしょうか。

新陳代謝は、肌細胞が健全な状態にあることが重要ですから、まずは体調管理が大切になってきます。

心身ともに健康な状態こそが、適正な新陳代謝の前提条件となってきます。



スキンケアにおいては、新陳代謝をサポートする代表的なお手入れ方法としては、マッサージがあります。

マッサージをすることで、血液やリンパ液の流れをよくしてくれます。

血液は肌細胞の活性に必要な栄養分を運ぶ役割をはたしていますので、マッサージによって血行を良くしてあげることは、健全な新陳代謝のために重要です。

また、リンパ液は老廃物を運ぶ役割を持っていますが、リンパ液の流れは血液の流れよりもゆるやかですので、マッサージによってその流れを速めてあげることも、新陳代謝に良い影響を与えてくれます。

それから、マッサージすることによって、古い角質が剥がれ落ちるリズムを整えることができますので、これも新陳代謝にプラスの効果をもたらします。



マッサージは短時間で毎日行うことをおすすめします。

マッサージの際は、マッサージクリームを十分に使用し肌に摩擦を与えないようにすること、強い力で肌をこすらずにやさしく行うことが大切です。

なお、マッサージについては、また別の機会にもっと詳しく書きたいと思いますが、マッサージの方法としては以下のページをご参照ください。

マッサージの方法はこちら(当ブログ内記事)

マッサージの方法はこちら(モルトリーチェ公式サイト内)



また、本来はいつの間にか剥がれ落ちていくはずの古い角質ですが、新陳代謝の乱れ・お手入れ不足・体調不良などにより、いつまでも肌表面に残ってしまうことがあります。

この状態をそのままにしておくと、見た目には肌にクスミやザラツキなどが生じ、角質層においては保湿機能やバリア機能が低下し、そのうち肌が乾燥し肌荒れが起きやすくなってきます。

さらに新陳代謝のリズムを乱してしまいますので、肌には様々なトラブルが発生してしまいます。

この場合、パック剤や角質除去のためのピーリング剤を使用することで、肌にとって不要となった古い角質を除去してあげることも効果的です。

ただし、除去するのは、あくまで不要となった古い角質だけです。

必要以上に、角質を取り除いてしまうと、逆に角質層の機能低下ということになりますので、作用のやさしい製品を選び、毎日というよりは週2〜3回程度が適当かと思います。



新陳代謝というのは、肌細胞の活性化が適正に行われることが大切ですから、化粧品によっては細胞賦活作用のある美容成分が配合されています。

モルトリーチェでも、細胞賦活作用のある成分や各種植物エキスを厳選し配合することで、肌細胞の活性化をサポートするように配慮しています。



それから、健全な新陳代謝のためには、肌表面の保湿ケアも重要です。

この記事のテーマが、保湿対策には新陳代謝が重要ですということなのに、新陳代謝のためには保湿ケアが重要ですというのは、なんとなく変な感じがするかもしれませんが、肌表面の潤いの状態と新陳代謝は相互に影響を与え合っています。

適正な新陳代謝が行われないと、乾燥しやすい肌(角質層)となってしまいますし、肌が乾燥するとさらに新陳代謝に悪影響を与えてしまうといった悪循環となるわけです。

ですから、化粧水・乳液・美容液・・・などで、肌の潤いを保つといったお手入れもあわせて必要になってきます。




乾燥肌改善のために、以下の関連ブログ記事もあわせてお読みください。

乾燥肌の改善策は〜角質層の水分を守るポイント「はじめに」

乾燥肌の改善策は〜角質層の水分を守るポイント「皮脂膜」

乾燥肌の改善策は〜角質層の水分を守るポイント「細胞間脂質・NMF」

乾燥肌の改善策は〜角質層の水分を守るポイント「正しい洗顔」



モルトリーチェ公式サイトの以下のページでも、乾燥肌の原因や改善策について取り上げています。

肌老化・肌トラブルの原因「肌乾燥」を防ぐための保湿対策

モルトリーチェの商品については、以下のページでご案内しています。

モルトリーチェ化粧品について(商品特長・商品設計その他)

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