モルトリーチェの取り扱い商品の中で、よくお問合せをいただくのがハイドロキノンをナノカプセル技術で安定化させ配合したクリーム「ホワイト・セラムHQ」という商品です。

安定化ハイドロキノン配合ということで、主なお問合せの内容としては、「本当に美白効果はあるのか?」ということと「肌への刺激や変質は大丈夫か?」ということがほとんどなのですが、時々化粧品原料会社の方から安定化ハイドロキノンの調達の件についてのお問合せをいただくこともあります。

ここ最近、ハイドロキノンという成分の認知度も高まってきて、インターネットで購入されたり、皮膚科医院で処方してもらったりして、ハイドロキノン配合の化粧品を使用されている方も増えているようです。

ただ、「数ヶ月使用したが効果が無い」とか「すぐに変質するので使いづらい」などといった方が多く、そこでホワイト・セラムHQの場合はどうなのか?といったお問合せをよく頂戴します。

有効性や安全性には自信をもって販売している商品ではありますが、あくまで化粧品ですので、絶対にシミが消えるとか、白くなるとか、そういったことは言えませんし、安全性についても(これはハイドロキノンだけに限らずですが)100%皮膚刺激はありませんということも言えません。

ということで、今回は「ホワイト・セラムHQ」の効果と安全性について、少しご説明させていただきたいと思います。


美白対策とハイドロキノン


シミを薄くするなど美白対策を考える場合、体調やホルモンのバランスなど内的な要因を抜きにすると、メラニン色素の生成抑制・メラニン色素の還元・メラニン色素の排出といったことが重要となってきます。

メラニン色素の生成そのものは一種の酸化作用でもあり、ハイドロキノンはその還元作用でシミを薄くしたり、メラニンの生成に関与する酵素のはたらきを阻害したりしてメラニン生成を抑えたりする作用があるとされています。

また、ハイドロキノンのそういった作用(メラニン色素生成の抑制・メラニン色素の還元)はたいへん強く、シミ対策にはたいへん期待できるものと思います。欧米では肌の漂白剤などとも言われたりするほどです。

ただ、ハイドロキノンは、成分として不安定ですぐに変質・変色したり、皮膚への刺激も強いので、不特定多数の方にご使用いただくと考えた場合、化粧品に使用するのは難しいという欠点もあります。



ですから、皮膚科医院などで処方してもらってハイドロキノン配合クリームを使用する場合、ハイドロキノンの皮膚への刺激などを考慮し、一般的にはハイドロキノン配合濃度4%程度が多いのではないかと思います。

ハイドロキノンの効果については、シミの状況・原因も関係しますし、個人差も大いにありますので、一ヶ月ほどで効果がある場合もあれば、数ヶ月使用しても目に見えての効果は無いという場合もあります。

もちろんハイドロキノン濃度が高ければ、効果もかなり期待できますので、その場合はお医者様に相談してみるのもひとつの方法かもしれません。



モルトリーチェでも、研究の一環として、10%のハイドロキノンクリームを試作したことがあります。10数名の方にご試用いただきましたが、やはりシミを薄くする効果はかなりありました。

ただ、同時に赤くなったとかピリッとしたといった感想も数件あり、通常の化粧品として販売するのは難しいと感じました。



また、上記の試作品では見られませんでしたが、濃度が強いハイドロキノンを使用した場合、メラニンの生成を抑制するだけではなく、メラニンの生成機能そのものを停止させる可能性もありまう。

その場合、シミが消えるというよりは、使用した部分が白抜きしたような状態となったりすることもあり得ます。

インターネットでは、高濃度のハイドロキノン配合クリームなどを販売しているケースもありますが、4%以上のハイドロキノンについては、皮膚科のお医者様の監督のもと使用するのが安心だと思います。


安定化ハイドロキノンについて


なお、ホワイト・セラムHQは、まずは化粧品としての安全性(低刺激性)を考え、その上で、ハイドロキノンの作用を活かすためにナノカプセル化して商品化したものです。

ハイドロキノンをナノカプセル化することで以下のメリットがあります。



成分として安定化したため、変質が抑えられ、通常の化粧品として販売が可能となりました。

ナノカプセル化というのは、細胞膜の類似成分によってハイドロキノンを包んでいるということですので、ハイドロキノンが直接皮膚に触れることなく浸透できるようになりました。つまり、皮膚への刺激を回避しなかがら浸透できるということです。

また、ナノサイズのカプセルに包んでいますので浸透性も格段に向上しました。ナノカプセルは直径100nm(髪の毛の1000分の1ほど)と超微粒子ですので角質層の隙間をスムーズに通り抜けていきます。

そのため皮膚内部で効率よくハイドロキノンの作用が発揮できるようになっています。

その結果、ハイドロキノン濃度1.9%ながら、通常のハイドロキノン濃度4%と同程度の効果を実現することができました。



ただ、ホワイト・セラムHQは、あくまで皮膚への安全性を優先した商品設計ですので、ナノカプセル化ハイドロキノンとは言え、皮膚科等で処方される4%ハイドロキノンを上回る作用があるかと言うと、残念ながらそれ以上の作用が期待できるものではありません。


美白対策のために必要なこと


それから、ハイドロキノンの作用が十分に発揮され、美白効果をもたらすためには、肌の健康状態が重要になってきます。

ハイドロキノンは、メラニン色素の生成抑制や還元などにおいて効果が期待されますが、シミを薄くするには、生成されたメラニン色素を健全な新陳代謝によって肌表面へスムーズに押し上げ古い角質などとともに排出することも必要です。

肌の保湿機能が低下し乾燥気味であったり、新陳代謝に乱れが生じていたりすると、そういったメラニン色素の排出もスムーズに行われません。

ですから、美白対策の前提としては、効果的な美白成分の使用だけに頼らずに、保湿対策をはじめとした、肌を健やかに保つためのお手入れが必要となってきます。


ハイドロキノンの作用を高めるために


ホワイト・セラムHQでは、安定化ハイドロキノンとともに、レチノール(ビタミンA誘導体)を配合しています。

他のハイドロキノン配合製品でもレチノールをあわせて配合しているものは見かけますが、レチノールには、新陳代謝を促進し肌再生をサポートするといった作用があり、ハイドロキノンのはたらきを助けてくれます。



また、ハイドロキノンとレチノイン酸(トレチノイン)を一緒に配合している製品もインターネット上で時々見かけます。

レチノイン酸もビタミンAの誘導体の一種なのですが、これはかなり作用が強く、ハイドロキノンとの相乗作用によって劇的効果が期待できるようなことも言われています。

特に、肌再生という面で、レチノイン酸の効果は大いに期待できますので、ハイドロキノンの作用とあわせて、メラニン色素の抑制・還元・排出がなされるからだと思います。

ただ、レチノイン酸は強い作用があるということは、それだけ皮膚刺激性なども強く、副作用などの心配もあり、日本においては一般の化粧品では使用されません。

レチノイン酸配合の製品は、個人輸入品などをインターネットで購入することも可能かもしれませんが、レチノイン酸の使用についても、やはりお医者様との相談のうえで使用することをおすすめします。



シミを消したい、薄くしたいというのは、女性の永遠の悩みかと思いますが、即効性があるようなものは、やはり危険性も伴いますので、お医者様と十分に相談のうえ使用していただくことが必要だと思います。

モルトリーチェは化粧品会社ですので、あくまで肌を健やかに保つということを最重要に考えながらそのうえでプラスの美容効果を提供していきたいと考えています。

また、美白効果をはじめとして、全ての美容効果は、あくまで肌そのものが健康な状態にあるのが前提であるとも考えております。

ですから、まずは日々のスキンケアを規則正しく行い、肌健康を保つことが大切であり、そのうえでホワイト・セラムHQといったハイドロキノン配合クリームを使用していただくと、より効果も実感しやすいのではないかと思います。

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ホワイト・セラムHQ