ここ最近のブログ記事で、肌保湿のためには適正な新陳代謝が大切だということを訴えてきました。

一般的に言われる肌の新陳代謝というのは、表皮基底層で生まれた細胞がどんどん上に押し上げられて、角質細胞としてとどまった後、垢として剥がれ落ちるまでの過程のことで、ターンオーバーとも言ったりします。

この新陳代謝は、通常28日周期で行われるとされています。基底層から角質層に達するまで14日間、角質層に到達後剥がれ落ちるまで14日間というのが平均のようです。

ただ、基底層で細胞が生まれる期間も含めると、新陳代謝は28日ではなく40日以上かかるという方が妥当だとも言われたりしますし、最近では顔と体の各部位とは若干日数が違うようだとも言われていますので、正確な新陳代謝の日数というのは多少曖昧になってきます。



いずれにせよこの新陳代謝の機能が衰えることによって、肌は潤いを失い、滑らかさも失い、透明感も失い・・・いろいろと老化現象が現れてくるわけです。

一般的には、加齢に伴い、新陳代謝は鈍化、つまり周期が遅くなってきます。

それから、冬場など気温の低下が原因で、新陳代謝が鈍化することもありますし、体調の変化が影響を与える場合もあります。

ですから、新陳代謝の機能を正常に保つように、日々規則正しくお手入れを行いましょう。健康管理にも気をつけましょう・・・

ということになるのですが、時として、新陳代謝の周期が早くなりすぎるという場合があります。



皮膚表面を強く擦ったり、洗浄力の強過ぎる洗顔料などを使用したりした場合、角質層を傷つけてしまうと、角質層のバリア機能は低下します。

肌水分の喪失を早めたり、異物の進入を許しやすくなってくるわけです。

そうすると、そういった状態を改善しようと、表皮の新陳代謝が異常に早くなってしまうということがあるのです。

角質層の損傷を修復をしようとする生体反応なのですが、どんどん細胞が生産され、次々と皮膚表面へ押し上げられていく状態です。



この状態というのは、ある意味、新陳代謝において細胞の交通渋滞のようなものがおこっているわけで、次第に見た目には厚く固くくすんだような肌状態となってきます。

また、基底層で生まれた細胞が十分な時間をかけずに角質層へ到達してしまうと、角質層は適正な層構造は形成されませんし、細胞間脂質やNMFといった潤い成分の生成・供給といったものもなされず、機能の劣った角質層となってしまいます。

この状態が続くと、肌荒れから炎症などのトラブルが生じてきますし、さらに慢性的な皮膚炎、炎症からメラニン色素の生成活発化といったことがおこります。



こういったことにならないようにするには、まず注意しないといけないのは、肌表面を極力傷つけないようにするということ、特に重要なのはやさしい洗顔ということになります。

体も同様です。お風呂でゴシゴシと洗うということは避けるべきです。

それでも、顔も体も目に見えない小さな損傷を日々受けたりしますし、洗った後の肌は無防備な状態に近いわけですから、化粧品などでしっかりと保護・保湿といったサポートをしてあげることが必要となります。

炎症などがひどくなってくると、化粧品などでは改善が難しくなってきますので、まずはそうならないように、日頃から肌にやさしくという気持ちでお手入れすることが大切です。