昨日、NHKの「ためしてガッテン」という番組をはじめて見ました。

スキンケアのことをやるらしいということだったので、参考のために見たのですが、今回テーマは「あなたのシミ消します!冬の美肌復活大作戦」ということで、要は「肌を擦るとシミが発生するので注意しましょう」という内容でした。

しかし、「あなたのシミ消します!冬の美肌復活大作戦」とは少々大げさですね。それに、誤解を与えるような箇所やデフォルメした表現がいくつかあって、少し突っ込みを入れたくなってしまいました。

テレビの情報バラエティ番組というのは、出演者に「エー!ウソー!」などと言わせて、視聴者にも強いインパクトを与える極端な表現をよく使いますが、NHKでもそんな番組の作り方をしてるんですね。

NHKなんだから、面白くなくていいから、もっと正攻法で正確な情報を丁寧に提供するという方が良いと思うのですが・・・



まあ、それはそれとして、「あなたのシミ消します!冬の美肌復活大作戦」というのは少々大げさながら、番組の中であった「肌を擦るとシミが発生するので注意しましょう」ということは大切なことです。

肌を強く擦ったりすると炎症が発生します。

一般的に言われる炎症というのは、目に見えたり、肌で感じたりして分かるわけですが、実際にはそうなる前に、肌の上では小さな小さな炎症というのが日々発生しています。

肌には本来、そういったものを修復しようとする機能がありますので、そういった小さな炎症には気づかないということがあるのですが、小さな炎症でも積み重なると肌の保湿機能やバリア機能を低下させたり、修復機能にも乱れが生じたりして、肌乾燥・肌荒れ・一般的に言われる炎症などの肌トラブルに見舞われます。

こういった炎症というのは、メラノサイト(メラニン色素生成細胞)にも刺激を与え、メラニン色素の生成を活発化させるというのも分かっています。

ですから、肌を強く擦ったりして、炎症を発生させてしまうと、シミの原因になってしまうことがあります。

この番組で言っていたのはこのことなのですが、だからといって、こういった炎症に反応したメラノサイトの活性化(メラニン色素の過剰生成)というのは、UV対策化粧品や美白対策化粧品の使用効果は無関係とかということはありません。

炎症が原因であろうが、ホルモンバランスの乱れが原因であろうが、紫外線を浴びてしまうと、メラノサイトはさらに過剰にメラニン色素をつくろうとしますので、UV対策化粧品によって紫外線の侵入を防ごうとすることは大切です。

また、美白対策化粧品の美白成分の多くは、メラノサイトにおけるメラニン色素生成過程にはたらきかけて、メラニン色素の生成を阻害しようというものです。

効果の強弱はもちろんありますが、炎症によるメラニン色素の過剰生成に対しては、無関係ということはありません。

ただ、ホルモンバランスの乱れによるメラニン色素の過剰生成というのは、紫外線や炎症に対する反応とは別の指令により、メラノサイトが活性化していますので、美白化粧品の作用は全く無駄とは言いませんが、メラノサイトのはたらきを沈静化するまでには至らないということはあります。



それから、こういった炎症を原因とするシミを撃退(防止)するために、肌を極力擦らないようにしようということになるのですが、番組ではその方法として洗顔方法の改善を紹介していました。

肌を擦らない洗顔、肌に極力刺激を与えない洗顔というのは、シミを防ぐためにも大切ですが、それ以上に肌の潤いを守り、肌(特に角質層)の機能を正常に保つためにたいへん重要です。

番組では泡洗顔を紹介していました。

豊かな泡で、肌に摩擦を与えずに肌の付着物を取り去ろうというものですが、これはこれで是非おすすめしたいことではありますが、洗顔料を泡立てて、その泡を肌の上で揺らすだけでメイクアップを取るというのは、いくらなんでも無理があります。

番組で紹介した泡洗顔の方法だけでメイク落としを続けていると、間違いなく肌トラブルが発生します。

まあ、薄くパウダーを伸ばす程度のファンデーションということであれば大丈夫かもしれませんが、現在一般女性が使用しているファンデーションは肌表面で泡を揺らす程度では落ちません。

メイクアップというのは基本は油分です。しかも、現在市販のものは密着性に優れ、化粧くずれがしにくいようにということもあり、落ちにくいものがほとんどです。

やはりファンデーションをはじめとしたメイクアップというのは、クレンジング剤や必要であれば目元用リムーバーなどを使う必要があります。

ただ、クレンジング剤は肌への摩擦を極力減らすために、使用量はケチらないということ、決して強く擦らずにやさしくクレンジングすることが大切ですし、クレンジング剤そのものの製品選択も重要となってきます。



最後に、シミ撃退は冬場が効果的ということも説明がありましたが、これはそうですね。

紫外線は一年中降り注いでいると言いながらも、夏場よりも冬場が少なくなるわけですから、メラノサイトの活性を抑えるチャンスです。

こういった時期こそ、美白対策に取り組むべきだと思います。




このブログでもシミ対策について過去何度か記事を投稿しておりますが、ホームページにおきましても、以下のページでシミ対策・美白対策をご紹介しています。是非一度ご覧ください。

シミ・ソバカス・色素沈着を防ぐ美白対策