MOLTOLICE ダイアリー

海と大地の恵みを活かし肌機能をサポートするモルトリーチェのブログです

化粧品の原料・配合成分について

コラーゲンについて・・・そんなこと言っていいの?

先日、待ち合わせまでの時間潰しにとあるドラッグストアに入ったところ、そこの従業員の方が店内放送で某スキンケア化粧品の宣伝をしていました。

その内容はというと・・・

「今やコラーゲンは肌から直接吸収する時代!この〇〇化粧品は全アイテムにコラーゲンを配合しています。コラーゲンを肌から直接皮膚内部に浸透させることで、ハリとツヤのある肌をつくります!」

まあ、こういったことを店内放送でやってるわけですが・・・

えっ、そんなこと言っていいの?という感じで、これはお客様に大きな誤解を与える表現だと思いますよ。

コラーゲンが美容に良いというのは、今や疑いの余地がないこととして世間ではとらえられているようで、だから、こういった宣伝文句が出てくるのでしょうが・・・

コラーゲンがどういった成分で、美容面で肌にどういった効果があるのかというのは、案外知られていないのではないかと思います。

おそらく、上記ドラッグストアの従業員の方も正確な知識を持たず、たぶん悪気も無く、その化粧品をアピールしなきゃという仕事熱心さからそういった店内放送をしていたのでしょう。

化粧品会社がそのような宣伝トークを指導したとは考えられません。


コラーゲンは皮膚の弾力性を保つ重要成分


コラーゲンは、体内の様々な部位(真皮、靱帯、腱、骨、軟骨など)を構成するタンパク質のひとつです。

美容という観点からは、真皮に存在するコラーゲンが重要になります。

皮膚は、最上層から表皮・真皮・皮下組織の3層に分かれていて、この中で真皮層は肌の弾力性を支えています。

コラーゲンは、この真皮の70%ほどを占める構成成分で、真皮内で繊維を形成し網状に広がっています。

さらに、エラスチンという別の繊維成分がコラーゲン繊維を束ねるような状態で存在します。

コラーゲン繊維とエラスチン繊維でしっかりと網状構造を形成し、その間にヒアルロン酸などの保湿成分が存在し、真皮層はスポンジのように弾力性を維持しています。

しかし、加齢や紫外線の影響などにより、真皮のコラーゲン繊維やエラスチン繊維などは、その量が少なくなったり、機能が劣化したりしてきます。

若い頃はピンと張ったような網状構造が次第に緩んだ状態に変性し、さらにヒアルロン酸などの保湿成分も少なくなり、真皮は弾力性を失ってきます。

このように真皮層が衰えて弾力性を失うと、皮膚はハリを失い、シワやタルミが生じてきます。

ですから、コラーゲンがシワやタルミの無い若々しい肌を保つためにたいへん重要な成分であるというのは間違いないことです。


化粧品でコラーゲンを真皮に補給できない!


だったら、コラーゲンを化粧品で補給してあげれば、真皮の弾力性を取り戻し、若々しい肌にすることができるのかというと、そうそう簡単にはいきません。

まず、コラーゲンは巨大な分子量の成分ですから、肌に塗布したとしても、角質層を通り抜け、表皮を突き進み、真皮まで到達することは有り得ません。

コラーゲンが真皮まで到達しないということは、コラーゲン配合の化粧品を使っても、真皮のコラーゲン不足を直接的に補うことにはならないということです。

また、最近ではコラーゲンを低分子化したので真皮まで到達するというものもありますが、コラーゲンを低分子化したといっても、それはコラーゲンというタンパク質をペプチドに分解したものであり本来のコラーゲンとは異なります。

仮に真皮まで到達したとしても、真皮のコラーゲンの代わりが果たせるのか疑問です。

真皮におけるコラーゲンの役割というのは、繊維成分としてピンと張った網状構造を形成することで弾性を保つことです。

本来のコラーゲンではない、コラーゲンペプチドがその役割を果たすのかどうか・・・?

それに、真皮の弾力性維持には、コラーゲン繊維だけではなく、エラスチン繊維も必要ですし、水分を保持するヒアルロン酸などの保湿成分も必要です。

単に、コラーゲンやコラーゲンペプチドを肌から補給したからといって、真皮の状態に対して直接的にプラス効果をもたらすものでもないように思います。


コラーゲンを化粧品に配合する意味合いは?


それでは、化粧品にコラーゲンを配合しているのは無意味なのかと言いますと、そうではありません。

コラーゲンは、それ自体が高い保湿性を持っており、塗布することで肌の潤いをしっかりと保つとともに、肌表面に薄い皮膜を形成し、たいへん滑らかな感触を与えることが出来ます。

こういった作用からすると、冒頭で紹介したドラッグストアの店内放送のうち、肌にツヤを与えるという表現は間違いではないと思います。

また、化粧品に配合のコラーゲンを直接的に真皮に補給し、肌の弾力性を回復させることは難しいと思いますが・・・

コラーゲンを肌に塗布することで、肌表面、特に角質層の状態を健全に保つことにつながれば、それは真皮の状態にも良い影響を与えます。

真皮のコラーゲンやエラスチンやヒアルロン酸といった重要成分は、真皮の繊維芽細胞によってつくり出されます。

肌表面が不健全な状態、例えば水分不足で乾燥し肌荒れが生じている、またバリア機能が低下している、こういった状態においては、表皮の新陳代謝にも乱れを生じさせますし、真皮の繊維芽細胞の活性にも悪影響を与えます。

こういったことから考えると、コラーゲンで肌表面の潤いを保ち保護することは、間接的な作用ではありますが、真皮の弾性を維持し、肌のハリを保つためには多少なりともプラス効果は期待できると言えます。

ただ、肌のハリやシワやタルミは、真皮の主要成分コラーゲンが少なくなったたために発生するのだから、コラーゲンを肌に塗って補給すれば、真皮のコラーゲン不足を解消し若々しい肌が保てる・・・というのは明らかに言い過ぎです。



ちなみに、モルトリーチェ化粧品も全品にコラーゲンを配合していますが、これは、肌の潤いを保ち、滑らかさやツヤを与えるために有効と考えるからです。

健やかな肌状態を保つには、皮膚最上層の角質層が規則正しい層構造を維持し、水分をたっぷり保持するとともに、バリアとしての機能を果たすことがたいへん重要です。

コラーゲンの成分効果は、高い保湿性と皮膜効果によって、角質層の状態を整え、見た目にはしっとりした滑らかな肌を保つために寄与するものと思います。

モルトリーチェの香りについての考え方

モルトリーチェ化粧品は、3種の植物精油を使用して、香り付けを行っております。

モルトリーチェ化粧品の香りにつきましては、開発時点から私たちスタッフの中でも意見が分かれ、検討をかさねながら現在の香りにしております。

化粧品の香りについては、以前このブログでも取り上げたことがあるのですが、ここ最近、複数の方から香りの是非についてご意見・ご感想をいただきましたので、再度、モルトリーチェの化粧品の香りについての考え方をご説明させていただきたいと思います。


化粧品の香りについて
モルトリーチェの考え方



化粧品には、原料臭を消したり、イメージアップのためであったり、様々な理由により、昔から香料が使用されてきたのですが、この10数年は「無香料」という表示の化粧品をよく見かけます。実際そういった化粧品を好まれる方も多いようです。

「無香料」表示の化粧品が好まれるのは、「香料は肌への刺激物であり皮膚トラブルの原因となる成分なのでは・・・?」と、心配している人がそれだけ多いということだと思います。



確かに、かつては、化粧品による皮膚トラブルが多かった時代もありました。それは数々の化粧品素材・配合成分が合成されて使われてきた事によります。

また、何が原因でトラブルを起こすのかが、まだまだ十分に解明されてなかった時代でもありました。

そういった中、ある種の香料成分が界面活性剤と一緒になって皮膚に浸透し、紫外線の作用で皮膚障害を発生させるケースが多かったのも事実です。

しかし最近では、安全な成分は何か、刺激のある成分は何か、というのがかなり分かってきました。

浸透性の強い界面活性剤についても良くわかっていますし、光によってアレルギーをおこす香料成分は何かという事も明確になってきました。



一般的に化粧品に使われる香料は、調合香料(いわゆる合成香料)といって数十種類の単品香料の混合物です。

数十年ほど前、大きな社会問題にまでなった化粧品による皮膚トラブルは、ある種の単品香料も原因のひとつになっていることがわかりました。その結果、「無香料」化粧品というものが登場してきたわけです。

しかし現在では、どの単品香料に刺激が有るのか、どの単品香料に刺激が無いのか、という事が実証されています。また、化学構造からも判断できるようになってきています。

以前は、原料臭を抑えるために香料を配合していたという一面もあったのですが、化粧品素材の精製技術の進歩によって、素材そのものの原料臭も少なくなってきました。

その結果、原料臭を消すために配合する香料は極微量でよくなりました。

「香料がアレルゲンとなってアレルギーを引き起こす・・・」と心配する方もいますが、現在ではアレルギーを引き起こすほど多量な香料を配合している化粧品はほとんど無いのではないかと思われます。

また、分析技術や精製技術の進歩もあり、現在化粧品に配合されている香料は、刺激の原因となるものが取り除かれた、たいへん純度の高い成分となっています。

よって、皮膚組織に抗体を作ることはあまり考えられません。つまり、抗原(アレルゲン)としてアレルギーを引き起こす原因物質となる可能性は少ないと言えます。



過去に大きな皮膚トラブル事件の原因となったために(もちろん全ての香料ではなくある種の香料なのですが)、何となくマイナスイメージがつきまとう香料ですが、現在では香料による皮膚への刺激という問題はかなりの部分でクリアされていると思います。

化粧品製造技術が進展するなか、単純に「香料=肌への刺激物」というのは少々古い考え方(あるいは消極的な考え方)かもしれません。

むしろ、香りの持つプラス部分を活用し、肌健康の向上につなげるというのが新しい考え方ではないでしょうか。

また、香料の中には、刺激物となるものばかりでなく、皮膚の炎症を抑えるなど、肌健康に直接作用するものもあります。

さらに、香料には、殺菌・防腐・消毒などの作用がありますので、香り付けという目的以外に、保存剤としての機能も果たしています。

もし、香料を使わなかったら、余分に殺菌剤や防腐剤などを使わなければならないケースだってあるからです。


3種の植物精油を採用
モルトリーチェ化粧品の癒しの香り



このようなことにより、モルトリーチェでは、「無香料」表示の化粧品が好まれているという現状は認識しつつも、香料の安全性が確認できるのであれば、香りによるプラスの効果を化粧品に活用すべきであると考えました。

ただ、一般的に化粧品に使用されてきたいわゆる合成香料(調合香料)は、安全性は高くなったとは言え、完全に信頼できるかどうかという問題がありますし、人工的な香りによってプラスの効果が引き出せるかどうかという疑問もあります。

そのため、モルトリーチェでは「調合香料」は使用せずに、より安全性の高い「植物精油」を使用することによって、仄かな癒しの香りを化粧品に与えることにしました。

アロマテラピーの考え方を導入することによって、心身の健康維持をサポートするのが目的です。

モルトリーチェで使用している植物精油は、ラベンダーオイル、ローズマリーオイル、レモンセントティーツリーオイルの3種類です。



この3種類の植物精油を選んだのは、いずれも古くから様々なシーンで使用され、その安全性や有用性が認められたものということと、人によっての好き嫌いが比較的少ない香りであるということからです。

ただ、開発時点で多くのモニターの皆様からいただいたご意見は様々でした。

まずは香りの強弱、さらには3種の植物精油の香りのバランスについて、いろいろなご意見を頂戴しました。皆様のご感想があまりに様々で、なかなか整理しにくいといいますか、調整しにくいというのが正直なところでした。

その結果、3種の香りのバランスについては平均的ご意見を取り入れ、香りの強弱については、安全な植物精油と言えども刺激性は皆無ではありませんので、配合量は極微量とし、若干弱めの仄かな香りにいたしました。

ベース成分で決まる化粧品の質感


化粧品選びの重要ポイント
その化粧品ベースに注目しよう!



化粧品は様々な原料・成分により造られているわけですが、一般的には、コラーゲン配合・・・とか、ヒアルロン酸配合・・・とか、製品のアピールポイントとして、美容成分の配合ばかりが取り上げられることが多いように思います。

しかし、化粧品というのは、そういった美容成分だけでは造れません。

化粧品は、大まかに言うと、化粧品ベースが70%〜90%を占め、そこに各種の美容成分、あるいは品質保持のための成分などが加わって製造されます。

これまで、ある種の美容成分の配合ばかりが注目され、化粧品の土台の部分と言えるベース成分についてはあまり関心がそそがれていなかったように思います。

例えば、「天然○○成分配合」などと銘打った化粧品が販売されたりしていますが、そういった化粧品のベース成分は果たして天然由来成分なのでしょうか?

もし、そうでなかったら、消費者には天然の成分でつくった化粧品という印象を与えながら、実は天然由来成分はほんの数パーセントだったということになります。(実際のところ、こういうことは多いのです!)

ですから、効き目のありそうな美容成分の配合も大切ですが、その前に化粧品ベースがどのような原料あるいは成分で構成されているのかということも化粧品選びにおいてはたいへん重要です。

肌への馴染みの良さや使用感などは、この化粧品ベースによって決まってきますし、肌の潤い保持、保護作用、さらには刺激性などについても、化粧品ベースによって変わってきます。


化粧品ベースの基本構成は、水と油と界面活性剤
でもその原料は各社・各商品で様々!



化粧品ベースは、基本的には、水と油そして界面活性剤によって構成されます。

化粧水であればそのほとんどは水分ということになりますし、乳液やクリームなどは、水分と油分、そしてそれを混ぜ合わせるための界面活性剤で構成されます。

そして、各メーカー、各化粧品によって、どのようなベース成分が使われているのかというのが大いに違うのです。

油分ひとつとっても、鉱物油(石油由来)系なのか天然由来の油脂成分なのか?

天然由来だとしても、どういう考えで、何から得られた油脂成分なのか?・・・というふうに各社・各商品様々です。

水については、一般的には通常の精製水を使用していることがほとんどのようですが、界面活性剤についても、どのような界面活性剤を使用しているかというのは各社・各商品様々です。

化粧品メーカーも、これまでベース成分については、あまり詳しく説明してこなかったような気がします。

しかし、化粧品ベースこそが、化粧品の品質を左右するたいへん重要な要素です。

もっと、化粧品ベース成分についての詳しい説明も必要なのではないかと思います。

モルトリーチェでは、この化粧品ベースについてたいへんなこだわりを持ちながら、化粧品づくりに取り組んでいます。

様々な保湿成分や美容成分などを配合したモルトリーチェ化粧品でありますが、最大の特長はその化粧品ベース成分にあると言っても過言でないかもしれません。


モルトリーチェの化粧品ベース
海と大地の恵み活用で肌に優しく馴染みの良い化粧品ベース



モルトリーチェ化粧品は、「肌が自ら美しくなろうとする力=肌本来の健康機能」の維持を目的としています。

そのためには、肌に負担をかけない、肌にとって自然で馴染みの良い、肌本来の機能(保湿・バリア・肌再生など・・・)をサポートする化粧品でなければなりません。

モルトリーチェの化粧品ベースは、こういった考えに基づき、肌類似成分を中心に構成され、その原料・素材は海と大地の恵みに求めています。やみくもに石油系の原料は危険だからと避けているのではありません。

むしろ現在の化粧品原料であれば、石油系の方が安全な化粧品を低コストで簡単に造れるのではないかとさえ考えています。

ただ、肌に自然なもの、あるいは肌成分に類似したもの、といった考え方から化粧品原料・素材を厳選していくと、天然由来の原料が最適であったということです。

それでは、モルトリーチェの化粧品ベースについて、それを構成する水分・油分・界面活性剤に分けながら、もう少し詳しくご説明しましょう。


モルトリーチェの化粧品ベース
化粧品造り使用している水はアルカリイオン水



モルトリーチェでは、化粧品に使用する水にもこだわりを持ちたく、有害と考えられる酸性物質を取り除いたアルカリイオン水を化粧品製造に使用しています。

アルルカリイオン水というのはアルカリ性のミネラル成分を多く含み還元作用があると言われます。

酸化作用が強く、体や肌に好ましくないとされる過酸化物や塩素イオン等を中和して無毒化してくれる作用が還元作用です。

普通の生活環境には人体にとって好ましくないイオンや過酸化物が多くあります。

例えば水道水の塩素イオン、排気ガスのチッソ酸化物、オゾン、酸性雨、体内で言えば脂が酸化した過酸化脂質、老廃物、ガン細胞も酸素過剰な状態といえます。

私達の肌の表面も環境の影響を受けて過酸化状態になりがちです。また、化粧品成分そのものも酸化の可能性は否定できません。

モルトリーチェでは、こういった酸化によるマイナス要素を少しでも緩和できればと考え、化粧品製造にはアルカリイオン水を使用しています。



なお、アルカリイオン水の使用について、簡単に手順を述べますと、通常の水は、塩素や硫酸痕などの酸性成分の含まれることがありますので、これらを取り除く処置をしたうえで、酸性成分や水素イオン(H+)を含む酸性の水と、水の構成成分であるOHイオン(−)を含む水に分けます。

酸性の水は廃棄し、アルカリイオン水のみを化粧品製造に使用します。このように、化粧品づくりにアルカリイオン水を使用する目的は、有害と考えられる酸性物質を取り除く事にあります。

ただ、この段階でアルカリ性といっても、酸性成分を除去した事によって必然的にOHイオンが優勢になったために弱いアルカリ性になったに過ぎません。つまり、極わずかの酸性素材(乳酸、リンゴ酸、グリコール酸等)の配合によって簡単に酸性に傾きます。

ですから、お客様に提供する製品化したモルトリーチェ化粧品のpHにつきましては、化粧水・乳液などは弱酸性となっております。


モルトリーチェの化粧品ベース
油性成分は皮脂成分に類似した植物由来原料を使用



モルトリーチェ化粧品で使用されている油性成分は、肌に優しく自然な化粧品であるべきという考えのもと、全て植物由来の油脂成分により構成されており、鉱物油(石油系の油)は一切使用されておりません。

これは、私たちの肌表面に存在する皮脂の構成成分に限りなく近い化粧品を目指したためです。

健康な肌の表面には、皮脂や汗によって構成された天然のクリーム「皮脂膜」が存在し、乾燥や外界の刺激から肌を守ってくれています。

しかし、加齢とともに皮脂の分泌が減少したり、洗顔などでこの天然のクリームが除かれたりすると、肌は乾燥しやすくなり、トラブルも発生しやすくなります。

皮脂の不足が肌老化の大きな原因のひとつなのです。

モルトリーチェでは、肌健康の重要成分である皮脂の不足を補うために、また、肌に優しく馴染みの良い化粧品であるために、皮脂成分に類似した成分を自然界に求め採用しました。

その結果、モルトリーチェの化粧品ベースは、オリーブスクワラン、ホホバ油、大豆脂肪酸 など植物由来の皮脂類似成分によって構成されています。

ただし、皮脂成分は肌を守ってくれる反面、時間の経過とともに、酸化・変質してしまいます。

モルトリーチェでは、精製に精製を重ね、皮脂の欠点とも言える酸化・変質の原因物質を取り除いています。



[皮脂の構成成分]

・脂肪酸系物質(グリセライド・脂肪酸)
・スクワレン
・ロウ類 その他



[モルトリーチェの油性成分]

・大豆やヤシの実からとった脂肪酸
・オリーブの実からとったオリーブスクワラン
・ホホバの実からとったホホバ油(液体ロウ)






オリーブスクワランについて


オリーブ油にはスクワレンが極微量含まれています。オリーブスクワランは、オリーブ油から抽出したスクワレンを、空気酸化を受けて変質しない様に水素を付加し、更に精製して得られる安定性の高い原料です。

スクワランは、肌にも存在する成分ですので、肌との馴染みがたいへん良い、あっさりしたオイルです。肌表面に薄い皮膜を形成して、水分の蒸発を防ぎ、肌を保護する働きがあります。

深海ザメから得られるスクワランも有名ですが、サメ肝油にはプリスタンという刺激成分が含まれており、オリーブ油には含まれません。モルトリーチェではより高い安全性を目指し、オリーブ由来のスクワランを使用しています。


ホホバ油について


米国南部やメキシコ北部に自生している潅木ホホバの実から得られる液体ロウ。液体であるのでオイル(油)という言葉が用いられます。ホホバの実は古くから、様々な薬効を持つ植物として、アメリカの先住民に重宝されてきました。

特に、乾燥した皮膚を和らげ、油分を補う一方、余分な汚れを取り除いてフケやニキビ、切り傷を治すために用いられました。肌成分にもロウ類は含まれており、肌に自然な化粧品造りにとって液体ロウは重要です。

モルトリーチェでは、動物以外から得られる植物由来の天然液体ロウとしてホホバ油を使用しています。刺激が少なく、酸化もしにくく、また肌へのなじみも良いことから、化粧品原料としては最良の液体ロウと言えます。


モルトリーチェの化粧品ベース
界面活性剤は人にも環境にも優しい天然系&アミノ酸系



界面活性剤は、水分と油分といった通常は馴染みあわないものを混ざり合わせてくれる物質として、化粧品造りには不可欠です。

中には、界面活性剤は人にも環境にも有害なものと考える方もいらっしゃるようですが、界面活性剤が危険物質だという意見や情報については、界面活性剤をよく理解していない間違った考え方に基づいたものや、商品の宣伝のために界面活性剤の危険性を必要以上に煽っているものが多く見受けられます。

実際のところ、高品質な化粧品造りには、界面活性剤はどうじても必要です。

界面活性剤がなければ、水分と油分を混ぜ合わせる乳液やクリームなどの乳化物(エマルジョン)を造ることができません。また、洗浄効果を与えることができませんし、美容成分を化粧品ベースに溶かし込むことも難しくなってきます。

ですから、界面活性剤フリー(不使用)を謳っている商品や、界面活性剤悪玉説を主張する化粧品会社の商品でも、よくよく成分を見てみると、実際には界面活性剤なるものを使っていたりします。(こういうことも結構多いです!)

大切なのは、「界面活性剤=悪」だと全否定するのではなく、膨大な種類がある界面活性剤の中から、どの界面活性剤を利用するかということです。

ちなみに、石けんだって、油(脂肪酸)と水酸化ナトリウムあるいは水酸化カリウムにより合成された合成界面活性剤のひとつです。

モルトリーチェでも、この界面活性剤については、開発段階でその使用に際していろいろと検討いたしました。

製品として安定した高品質な化粧品を造る以上、界面活性剤は必要です。しかし、肌への刺激は極力抑えた安全性の高いものでないといけません。

また、モルトリーチェでは、その良し悪しは抜きににして、石油系の原料は使用せず、肌成分に類似した原料(あるいは肌に自然で馴染みの良い原料)を使用したいという基本的な考え方を持っており、そのために海と大地の恵みを活用した化粧品造りに取り組んでいます。

こういった中から、モルトリーチェが選んだ界面活性剤は、大豆など植物由来の脂肪酸系の界面活性剤や、安全性の高いアミノ酸系界面活性剤や、天然の界面活性剤とも呼べるレシチンなどです。

安全性にも配慮しながら、界面活性剤としてのはたらきを十分に持つものとして、これらの界面活性剤を併用しています。

また、環境問題への配慮からも、生分解性の良い(細菌などの微生物などにより簡単に分解される)界面活性剤を使用しています。



化粧品のベース成分の重要性、そしてモルトリーチェの化粧品ベースへのこだわり・・・ご理解いただけましたでしょうか?

ベース成分は化粧品の品質だけでなく、その製造コストにも大きく影響を与えます。化粧品の70%〜90%がベース成分が占めるわけですから当然のことでもあります。

単に、○○成分配合だから高級で優秀な化粧品ということではありません。化粧品の基本品質はそのベース成分によってかなりの部分が決まってくるのであって、そこにプラスして各種美容成分が配合され、美容効果を高めていくものです。

肌に優しく馴染みの良い化粧品を目指したモルトリーチェの最大の特長は、そのベース成分へのこだわりと言っても過言ではありません。

誤解が多い?化粧品の界面活性剤について【2】

前回のブログ記事 誤解が多い?化粧品の界面活性剤について【1】 では、化粧品における界面活性剤をテーマにしましたが、まだまだご説明が不十分であったと思います。

今回のブログ記事では、その続編として(補足的な意味合いもこめまして)、もう一度界面活性剤について取り上げてみたいと思います。

なお、前回も述べました通り、界面活性剤全体の話になると、あまりに広範囲となってしまいますので、化粧品に使用される界面活性剤を中心にしたいと思います。


そもそも界面活性剤って何?


まず、前回の界面活性剤をテーマとしたブログにおいては、そもそも界面活性剤とは何か?ということがきちんとご説明できていませんでした。

界面活性剤について語るうえで、本来は最初にご説明すべきことだったので、前回の界面活性剤をテーマとしたブログは少々分かりづらかったかもしれません。申し訳ございません。

界面活性剤は、文字どおり「界面」を「活性化」する物質です。

界面とはモノとモノの境界面のことです。

油と水の境界面、液体と気体の境界面、気体と固体の境界面など、二つの物質が接触する境界面を界面といいます。

そして、その界面の性質を変えることを、活性化するといいます。 



例えば、油と水の界面では、水と油が混ざり合うことはありません。

この混ざり合うことのない界面に界面活性剤を加えてその性質を変える(活性化する)と、油と水が容易に混ざるようになります。

気体(空気)と液体(水)の界面も簡単には混ざり合いませんが、界面活性剤で両物質の性質を変える(活性化する)と、空気は小さな気泡となって水中に分散します。

化粧品における界面活性剤は、水分と油分などのように、互いに混ざり合わない物質の仲立ちをし、溶け込んだ状態にする物質です。

クリーム、乳液をはじめ、石鹸、シャンプー、リンスなど様々な化粧品に使用されています。

また、界面活性剤は食品にも多く使用されています。マーガリン、アイスクリーム、牛乳、マヨネーズなどは、界面活性剤のはたらきにより、水と馴染まない油脂やタンパク質を乳化したり分散したりしています。


化粧品づくりには界面活性剤は必要


化粧品の場合、基本的には、その主な原料は水と油であって、そこに様々な美容成分を配合してつくるわけですから、こういった馴染みあわないものを混じり合わせてくれるものとして、界面活性剤は必要不可欠な原料です。

界面活性剤の構造は、その分子内に油分と馴染む親油性部分と水分と馴染む親水性部分とを持っています。

その構造を利用して、相互に混じり合わない水と油を乳化させ、油中水型(W/O型)、水中油型(O/W型)、あるいは二重構造の乳化物(エマルジョン)をつくったりします。

さらには、水に溶けることのない保湿成分などの美容成分や香料などを透明に混和させる可溶化作用、おしろいなどの本来は粉末状の原料の水中分散性を高める作用、水と馴染まない油性の汚れを取り込んで落とす洗浄作用などがあります。

このように界面活性剤は、様々なはたらきをしています。



化粧品に界面活性剤が使用されるのは、こういった界面活性剤のはたらきを活かすことで、より高い美容効果が期待できる上質な化粧品を造ることができるからです。

例えば、界面活性剤を使用することで、肌へ馴染みやすく感触が良くなり、使用感が格段に向上します。

また、水分と油分、保湿成分などが均一な状態で配合できるようになりますので、その結果として、水分補給、油分補給、肌の保護作用が期待できます。

さらに、界面活性剤の活用により、細胞賦活剤などの美容成分を、肌に浸透しやすくしてくれます。

こういったはたらきは、化粧品には欠くことができません。

界面活性剤のはたらきを度外視して、危険なものと決め付けるのは少々乱暴な考え方ではないでしょうか。

乳化物(エマルジョン)をつくるためには、乳化剤あるいは乳化安定剤が必要なのです。



また、合成界面活性剤を使った洗剤は、環境汚染につながるから、石けんを使うべきだという考えがあったりしますが、石鹸も実は合成界面活性剤(陰イオン系界面活性剤)のひとつです。

確かに、古くからある合成洗剤の中には、自然界に還元されにくいというものがありますが、界面活性剤すべてが悪い物質で不要なものだとしてしまうのは間違いだと思います。

問題は、いかに安全で機能の良い界面活性剤を使用するかであって、界面活性剤そのものを全否定してしまうと、本当に肌にとってプラス効果のある化粧品はつくることは出来なくなってしまいます。


界面活性剤がシミや肌荒れの原因になるのでは?


かなり以前から、界面活性剤がシミや肌荒れなどの原因になるという考え方があるようです。

確かにある種の界面活性剤は皮膚への浸透性が高いため、角質層を通過して表皮、真皮を直接刺激することがあります。

そのため、皮膚内で炎症を引き起こし、メラニン色素の活性化を促し、色素沈着が起こるわけです。

また、作用の強い界面活性剤によっては、角質層の層構造を損傷し、肌の保湿機能やバリア機能を低下させてしまいます。

そのため、慢性的な肌乾燥や肌荒れの状態となってしまい、肌老化・肌トラブルの直接的な原因となってしまうことがあります。



しかし、界面活性剤がすべて皮膚内部へ浸透するのではありませんし、作用が緩和な界面活性剤も多くあります。

例えば、石鹸やある種の天然系の合成界面活性剤は、皮膚表面もしくは皮膚の中で簡単に分解し、その機能を失いますので、皮膚の深部まで到達することはありません。

また、角質層を損傷してしまうような、強い作用を持ち合わせていない界面活性剤もあります。



また、化粧品は界面活性剤が主体ではなく、あくまで、油分、水分および保湿成分などの仲介役としての機能を有しているにすぎません。

水分と油分を混ぜ合わせるための乳化剤に、あるいは少量の油性成分を水に可溶化するために界面活性剤は使われているのであって、その使用量は非常に少ないのです。

確かに、数十年前は、化粧品の安定性や粘調性をコントロールするのに、今よりも多量の界面活性剤が使用され、中には数パーセント以上の界面活性剤を使った時代もあったようです。

しかし、今では乳化技術が格段に向上しましたので、少量で安定した乳化物(エマルジョン)がつくられるようになりました。



そうは言っても、肌に対してはあまりおすすめできない界面活性剤が存在するのも事実です。

ただ、界面活性剤を全否定していては、本当に肌にとってプラスの効果をもたらす化粧品とも巡り合えないかもしれないということです。

界面活性剤全てが悪というわけではありません。

様々な界面活性剤がありますし、化粧品造りには界面活性剤は必要なのです。

本来の化粧品の目的である、健やかで美しい肌の維持を実現するためにも、界面活性剤について正しく理解することが必要なのではないかと思います。


ひとくちに界面活性剤といってもその数は膨大!


ひとくちに界面活性剤といいますが、その数は途方も無く多くありますし、界面活性剤という言い方をしなくても、界面活性剤としてのはたらきを持たせるために使用されるものなどもあります。

化粧品会社としては、こういった数多い界面活性剤の中から、肌にも安全であり、環境保全にも配慮したもの、化粧品としての品質向上にもつながるものを選んで使用しないといけません。

数多くの界面活性剤は、その原料によって、天然系の界面活性剤か、合成の界面活性剤か、あるいは石油系の界面活性剤か・・・などと分類したりもしますが、その分子構造によっても分類することができます。



界面活性剤をその分子構造に基づいて分類した場合、イオン性界面活性剤と非イオン性(ノニオン)界面活性剤に大きく分類されます。

イオン性界面活性剤は更に、陰イオン性(アニオン)界面活性剤、陽イオン性(カチオン)界面活性剤、両性界面活性剤に大別されます。

界面活性剤は、一つの分子の中に『水になじみやすい部分(親水基)』と油になじみやすい部分(親油基)』の両方を持っています。

そのままでは、混ざり合うことのない水と油があった場合、ここに界面活性剤が溶け込んでくると、界面活性剤は水と油の界面に集合し親水基は水に、そして親油基は油になじみます。

そして、それぞれの界面張力が低下することによって混ざり合うことのなかった二つの液体が混ざり合うようになります。



このように一つの分子中に親水基と親油基といった二つの異なる分子構造を併せ持つのが界面活性剤の基本構造ですが、この界面活性剤を水に溶解させた時、その親水基が電離してイオン(電荷をもつ原子団)となるのがイオン性界面活性剤で、イオン化しないのが非イオン(ノニオン)界面活性剤です。

イオン性界面活性剤は更に、電離したときのイオンの性質によって、マイナスイオンに電離するアニオン(陰イオン)界面活性剤、プラスイオンに電離するカチオン(陽イオン)界面活性剤、そして系のpH(酸性度)によってマイナスにもプラスにも電離する両性界面活性剤の大別されます。

それぞれの界面活性剤は親水基と親油基の種類・構造によって、更に細かく分類され、その種類によって、それぞれ特徴や用途が違います。

ちなみに、界面活性剤に対比して、安全なものとしてとりあげられることが多い「石けん」は、陰イオン性界面活性剤のひとつです。

なお、それぞれの界面活性剤の特徴や用途を簡単にご紹介すると以下の通りです。



【陰イオン性(アニオン)界面活性剤】

水に溶かしたとき、イオンに解離して親油基の部分がマイナスに解離する界面活性剤。洗浄力が強く、泡立ちが良いが殺菌力は弱い。皮膚刺激性は弱い。

化粧品、石けん、シャンプー、洗剤などに広く使われる。



【陽イオン性(カチオン)界面活性剤】

水に溶かしたとき、イオンに解離して親油基の部分がプラスに解離する界面活性剤。

殺菌力が強く、皮膚刺激性はやや強い。毛髪に対する吸着力が強く帯電を防止する。

化粧品、リンス剤、殺菌剤、静汗剤などに用いられる。



【両性界面活性剤】

水に溶かしたとき、pHによって親油基の部分がプラスに帯電したり、マイナスに帯電したりする界面活性剤。

洗浄力が強く、殺菌作用、毛髪の柔軟効果、皮膜形成効果もある。刺激性はほとんどない。

目にしみないシャンプー、リンス、柔軟剤などに用いられる。



【非イオン性(ノニオン)界面活性剤】

水に溶かしたとき、イオンに解離しない界面活性剤。化学的に安定で、他の界面活性剤と混ぜ合わせても有効。

酸性でもアルカリでも使える。乳化作用、分散作用、浸透作用がすぐれている。刺激性は少ない。

化粧品の乳化剤として用いられる他、食品添加物としても使用される。



なお、肌への刺激という点からみると、イオンは肌へ浸透しやすいので、一般的には、イオン性界面活性剤の方が、非イオン性界面活性剤より刺激が強いと言われています。

イオン性でも、陽イオン性(カチオン)界面活性剤よりも、陰イオン性(アニオン)界面活性剤の方が刺激性は弱く、両性界面活性剤はほとんど刺激性は無いとされています。

また、イオン性でも、アミノ酸系の界面活性剤の場合は、陽イオン性(カチオン)でも陰イオン性(アニオン)でも、刺激がほとんどなく安全性の高いものがあります。

現在、基礎化粧品などに使用される界面活性剤は、非イオン性(ノニオン)界面活性剤が多くなってきています。

これは、界面活性剤としての作用がおだやかで、皮膚刺激性もほとんど無いということに加え、化学的にも安定し、洗浄、乳化、分散、浸透など幅広く使用できるためです。


天然原料からつくられた界面活性剤について


界面活性剤を、その原料から、天然系の界面活性剤、合成の界面活性剤、あるいは石油系の界面活性剤などと分類して、天然系の界面活性剤が安全であるという考え方をよく耳にします。

以前は、界面活性剤の原料と言えば、石油系が中心だったのですが、今では天然系素材を由来としたものも多くなっています。

代表的なものとして大豆由来のレシチンをはじめ、アシルアミノ酸系界面活性剤、アシルコラーゲンペプチド、脂肪酸グリセリンエステルや、ショ糖脂肪酸エステルなどがあげられます。

ただ、天然素材を原料とした界面活性剤であっても、レシチンなど純粋に植物から抽出したものを除けば、上記の天然系の界面活性剤も含め、その多くは人間によって化学的に合成されたものです。

その原料の由来が植物など天然系のものいうことであって、正確には合成界面活性剤となります。



化粧品に使用される界面活性剤の場合、レシチンなど純粋に天然の界面活性剤だけでは作用が弱く、単独では界面活性剤としての機能が十分に果たせないということがありますし、非常に酸化しやすいため、酸化しないように水素などを添加した状態にすると(水添レシチン)、これは合成の界面活性剤ということになります。

ですから、天然系の界面活性剤か、合成の界面活性剤か、と分類するのは無理があるようにも思います。

なお、以前、安全性において問題となった界面活性剤は、石油系のものが多かったことから、消費者の皆様にも天然を謳った界面活性剤を求める気持ちが多いようですが、現在化粧品に使用されている界面活性剤は、石油系にしろ、天然系にしろ、基本的には安全なものとなっています。


モルトリーチェの界面活性剤についての考え方


それでは、モルトリーチェでは、どのような界面活性剤を使用しているのでしょうか?

モルトリーチェ化粧品は、「肌が自ら美しくなろうとする力=肌本来の健康機能」の維持を目的に、肌に負担をかけない、肌にとって自然で馴染みの良い、肌本来の機能(保湿・バリア・肌再生など・・・)をサポートする化粧品でありたいと考えています。

そのため、肌類似成分を中心とした化粧品造りに取り組んでおり、その原料・素材は海と大地の恵みに求めています。

やみくもに化粧品原料は石油系だから危険だと避けているのではありません。

むしろ現在の化粧品原料であれば、石油系の方が安全な化粧品を低コストで簡単に造れるのではないかとさえ考えています。

しかし、肌に自然なもの、あるいは肌成分に類似したもの、肌本来の機能を引き出すもの、といった考え方から化粧品原料・素材を厳選していくと、今のような天然原料主体の化粧品となったということです。



モルトリーチェでは、界面活性剤についても、こういった考え方に基づいて採用しています。

中心となっているのは、大豆など植物由来の脂肪酸系の界面活性剤で分子構造的には非イオン系(ノニオン)界面活性剤に分類されるものです。

また、安全性の高いアミノ酸系界面活性剤も使用しています。

洗顔剤にはヤシ油由来脂肪酸をケン化した石けん(ミリスチン酸石けん)が洗浄目的の界面活性剤として使用しています。



一般的に化粧品に使用されている界面活性剤は、肌に対して直接的に危険なものはほとんどないと思いますが、中には肌への浸透力が強いもの、界面活性剤としての作用が強いもの、分解性の悪いものなどもあります。

これらは、長期間使用を継続すると、肌乾燥、肌荒れ、色素沈着・・・といった肌への悪影響を与える可能性もあります。

モルトリーチェで使用している界面活性剤は、作用の緩和なものを使用していますので、肌表面の角質層を必要以上に傷付けることがなく、肌の保湿機能やバリア機能を低下させることがありません。

また、生分解性が良い界面活性剤ですので、皮膚内部へ浸透することが無く、また浸透してもすぐに分解されてしまいますので、肌への刺激性もありません。

さらに、生分解性が良いということは、微生物によって簡単に分解されるということですので、環境保全にもプラスと言えます。



界面活性剤については以下のブログ記事もご覧ください。モルトリーチェで使用している界面活性剤の一覧についてもご紹介しています。

誤解が多い?化粧品の界面活性剤について【1】

誤解が多い?化粧品の界面活性剤について【1】

化粧品の安全性の問題となると、決まって俎上に載るのが、鉱物油、防腐剤、香料、そして界面活性剤です。

これまで、鉱物油、防腐剤、香料については、このブログでも取り上げたことがありますが、界面活性剤については以前のブログ記事「界面活性剤の入っていないシャンプーありますか?」で少しだけ触れたくらいで、あまり詳しいことは書いたことがなかったので、今回は界面活性剤をテーマにしたいと思います。

ただ、界面活性剤と一口に言っても、テーマとしてその範囲はあまりに広すぎますので、ここでは化粧品に使用する界面活性剤に絞って書いていきたいと思います。


誤解されている?界面活性剤


もう、ずいぶん前から、界面活性剤は、人にも環境にも有害なものとして考えられてきたわけですが、今回のブログを書くにあたって、改めてインッターネットで界面活性剤について検索してみると、今でも界面活性剤というのはたいへんな悪役としてとらえられているようです。

ただ、界面活性剤が危険物質だという情報については、界面活性剤をよく理解していない間違った考え方に基づいたものや、商品の宣伝のために界面活性剤の危険性を必要以上に煽っているものが多く見受けられます。

また、一般消費者の皆様に界面活性剤は危険だという誤解された情報が浸透しているために、あえて界面活性剤悪玉説に便乗してビジネス展開されているものなどもあったりします。

実際のところ、化粧品造りには、界面活性剤の使用は不可欠です。

界面活性剤がなければ、洗浄効果を与えることができませんし、乳液やクリームなど乳化物(エマルジョン)を造ることができません。

また、保湿成分など美容成分を化粧品ベースに溶かし込むことも難しくなってきます。

ですから、界面活性剤フリー(不使用)を謳っている商品や、界面活性剤悪玉説を主張する化粧品会社の商品でも、よくよく成分を見てみると、実際には界面活性剤なるものを使っていたりします。



確かに、界面活性剤の中には肌に対して危険なものもありますし、かなり以前にはそういった界面活性剤を使用した化粧品もあったようです。

しかし、現在では、化粧品に使用される界面活性剤については、肌への危険性が少ないものがほとんどのようです。

「界面活性剤=悪」と短絡的に考えてしまうと、本当に良い化粧品とも巡り合えなくなってしまいますし、その結果、肌を健やかに保つという本来の目的からもかけ離れてしまう可能性だってあります。

やみくもに界面活性剤を敬遠するのではなく、界面活性剤について正しく理解していただくことも必要ではないかと思います。


ひとくちに界面活性剤といってもたくさんの種類が!


界面活性剤、あるいは界面活性剤としての機能を持つものは、何千種類も存在するとされ、それぞれ、特徴や用途が違ったりします。

その中には、危険なものもあれば、安全なものもあります。皮膚や人体に対して、刺激の強いものもあれば、弱いものもあります。環境汚染につながるものもあれば、環境汚染の心配がないものもあります。

界面活性剤の素材自体も、天然由来のものから、天然系合成のもの、アミノ酸系合成のもの、石油系合成のものと様々です。

また、界面活性剤としての機能も様々です。界面活性剤としての機能が高くても刺激性が強ければ、安全性という面で問題がありますし、刺激性が弱くても界面活性剤としての機能が低かったら、高品質の製品はつくれません。

もちろん、どの界面活性剤を利用するかによって、製造コストも違ってきます。

化粧品メーカーは、こういった数多い界面活性剤の中から、その製品に適したもの、あるいは企業ポリシーに合致したものなどを取捨選択し、化粧品造りに使用しているわけです。



それでは、界面活性剤を使用することなく、化粧品はつくれないのでしょうか?

答えは基本的には「ノー」です。

界面活性剤を使用しないで化粧品をつくることは不可能ということはありませんが、製品として安定していて、使用感も良く、化粧品としての機能を高めるためには、やはり使わざるを得ないと考えます。

それは、界面活性剤には、汚れを落とす「洗浄」、水と油を混ぜ合わせる「乳化」、顔料(おしろい)などを均一に配合する「分散」、有効成分などを溶かし込む「可溶化」など、化粧品製造に不可欠なはたらきがあるからです。

問題は、数多くの界面活性剤の中からどの界面活性剤を選択して使用するかであって、界面活性剤そのものの使用を否定してしまうと、化粧品として品質の高いものはつくれません。

ですから、界面活性剤を使用していない化粧品というのは極めて稀です。


界面活性剤不使用といいながら実際には・・・


冒頭でも述べましたように、一部の界面活性剤フリー(不使用)というキャッチフレーズの化粧品にしても、よくよく調べてみると、実は合成界面活性剤を使用していないだけで、実際には界面活性剤が使用されているという化粧品が多くあります。

この合成界面活性剤フリー(不使用)というのも、実は怪しげな表現です。

このように記載している化粧品を調べてみると、確かに天然系の界面活性剤を使用していたりするわけですが、こういった天然系の界面活性剤と言われるものは、由来が植物など天然系ということであって、実際には人間が化学的に合成したものには間違いないですから、はっきり言って合成界面活性剤です。

例えば、天然系の界面活性剤と言われるもので代表的なものに、モルトリーチェでも使用しているステアリン酸グリセリルがあります。

これは無添加化粧品や合成界面活性剤フリー(天然界面活性剤使用)などと謳っている化粧品によく使用されたりしますが、グリセリンとステアリン酸(大豆など植物由来の脂肪酸)から化学的に合成されたものですから、由来は天然系かもしれませんが、実際には合成界面活性剤というべきです。

ですから、こういった場合は、合成界面活性剤フリー(不使用)と言うのではなく、「石油系合成界面活性剤フリー(不使用)」としないといけないと思います。

あるいは、せめて「天然系の合成界面活性剤を使用」などと言わなければいけないと思います。もちろん、グリセリンが植物由来の場合に限りますが・・・

また、上記の植物を由来とする天然系合成界面活性剤であっても、その中には作用が強く、その分皮膚刺激性も高いという界面活性剤も存在します。

一概に、天然系の界面活性剤だから安全というわけでもありません。



なお、純粋に天然成分から得られた界面活性剤もあります。例えば、レシチンやサポニンなどです。

ただ、これらは界面活性剤としての機能は弱く、化粧品に使用する場合は、他の界面活性剤と併用しないといけません。

また、非常に酸化しやすいため、レシチンなどは、酸化しないように水素を添加して安定化して使用することが多く、こうなると天然の界面活性剤ではなく、天然系の合成界面活性剤ということになってしまいます。

また、界面活性剤と対比して、安全なものと考えられている「石けん」にしても、脂肪酸ナトリウムあるいは脂肪酸カリウムのことであり、油(脂肪酸)と水酸化ナトリウムあるいは水酸化カリウムにより合成された合成界面活性剤のひとつです。

石けんは、人間がつくった最も古くて簡単な合成界面活性剤ということになるわけですが、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムといった劇物を使う以上、きちんとした製造工程をふまないと、完全に安全とは言い切れません。

化粧品を造る以上、何らかの界面活性剤の利用は避けては通れませんし、数多くの界面活性剤の中から、肌に優しく、機能が優れたもの、さらには環境に悪影響を与えないものを取捨選択し使用しないといけないわけです。


モルトリーチェで使用している界面活性剤は?


モルトリーチェでも、この界面活性剤については、開発段階でその使用に際していろいろと検討いたしました。

製品として安定した高品質な化粧品を造る以上、界面活性剤は必要です。

しかし、肌への刺激は極力抑えた安全性の高いものでないといけません。

また、モルトリーチェでは、その良し悪しは抜きににして、石油系の原料は使用せず、肌成分に類似した原料(あるいは肌に自然で馴染みの良い原料)を使用したいという基本的な考え方を持っており、そのために海と大地の恵みを活用した化粧品造りに取り組んでいます。

こういった中から、モルトリーチェが選んだ界面活性剤は、一般的には天然系の合成界面活性剤と言われたり、アミノ酸系合成界面活性剤と言われたりするものや、天然の界面活性剤とも呼べるレシチンなどです。

洗顔剤には石けん(ミリスチン酸石けん)を使用しています。

安全性にも配慮しながら、界面活性剤としてのはたらきを十分に持つものとして、大豆由来の脂肪酸系の合成界面活性剤が中心になっています。

また、環境問題への配慮からも、生分解性の良い(細菌などの微生物などにより簡単に分解される)界面活性剤を使用しています。

なお、モルトリーチェで使用している界面活性剤とその簡単な特徴は以下の通りです。

製品への使用用途として、界面活性剤的な機能や界面活性剤の補助を目的に配合されているもの(いずれも天然系由来成分)をご紹介しています。



ステアリン酸スクロース

スクロース(ショ糖)とステアリン酸(大豆由来の脂肪酸)の結合によりつくられた界面活性剤です。

乳化剤、分散剤として使用されています。

皮膚をなめらかにして肌のキメをととのえる効果や、皮膚柔軟効果があります。

食品添加物として乳製品に使用されたり、洗浄剤にも使用されたりします。



ステアリン酸グリセリル

グリセリンとステアリン酸(大豆由来の脂肪酸)の結合によりつくられ界面活性剤です。

乳化、分散、浸透作用に優れ、乳化の安定性を高める補助剤として使われます。

腐敗や酸化もされにくく、様々な化粧品、石けん、シャンプー、リンスなどに幅広く使われます。

安全性が高く、食品や医薬品にも使われ、無添加を標榜する化粧品にもよく使用されます。



ステアロイルグルタミン酸Na

アミノ酸の一種であるグルタミン酸と脂肪酸によりつくられた界面活性剤です。

洗浄力と起泡力があり、洗顔クリーム、石けん、シャンプーなどに使われます。

皮膚と同じ弱酸性で、皮膚や粘膜への刺激が弱いことから、敏感肌用の石けんやシャンプーなどにも使用されます。



ココイルアルギニンエチルPCA

アミノ酸の一種であるアルギニンと脂肪酸(ヤシ油由来)を結合し、ピロリドンカルボン酸塩としたものです。

界面活性剤として使用されるほか、抗菌性があるため天然の保存剤としても利用されます。



ココイルグリシンK

アミノ酸の一種であるグリシンとヤシ油由来の脂肪酸から得られる界面活性剤です。

低刺激の洗浄剤として無添加化粧品などによく使われます。クリーミーな泡をつくります。



コカミドDEA

ヤシ油由来脂肪酸とジエタノールアミン(DEA)により得られる界面活性剤です。

起泡性、泡の安定性、増粘性、洗浄性を高めるために、他の界面活性剤の補助として多く使用されます。



リゾレシチン

レシチンは、リン脂質ともいい、細胞膜を構成している大事な成分の一つで、天然の界面活性剤です。

化粧品原料としては、大豆から取れるダイズリン脂質が多く使われます。

保湿効果が高く、皮膚の柔軟効果があります。また、成分の肌への浸透性を高める効果に優れています。

ただ、レシチンの界面活性作用は、単独で使用できるほど強くなく、ほかの乳化剤などと組み合わせて使われます。

リゾレシチンは、レシチンを酵素により、アルキル鎖を一つ取り除いたもので、レシチンより親水性が増し、界面活性剤としての機能が強くなっています。

化粧水、乳液、クリーム、美容液、ファンデーション、メイクアップ化粧品、ヘアカラー、パーマネント剤などに使われています。食品添加物や、医薬品にも広く用いられています。



ミリスチン酸

ヤシ油やパーム油から得られる飽和脂肪酸でエモリエント効果や保湿効果がります。

このミリスチン酸を水酸化カリウムでケン化したものがミリスチン酸カリウム=石けん=界面活性剤です。

穏やかな洗浄作用で、泡立ちも良く、高級洗顔クリームに使用されます。



その他の界面活性剤

・ステアロイル乳酸Na ・ステアリン酸PEG-60グリセリル ・ステアリン酸ポリグリセリル−10 ・ジステアリン酸ポリグリセリル−10 ・ペンタステアリン酸ポリグリセリルー10

ステアロイル乳酸Naは、脂肪酸と乳酸との縮合物のナトリウム塩で、乳化剤として使用されます。

その他は、いずれも、グリセリンと、脂肪酸であるステアリン酸から作られる非イオン界面活性剤です。乳化剤、分散剤として使用されています。



さて、今回は界面活性剤についてご理解していただきたいということで、ここまで書いてきましたが、まだまだ説明不十分で、読者の皆様におかれましても消化不良というところではないでしょうか。

また近いうちに、続きを書きたいと思います。今しばらく、お待ちください。

⇒界面活性剤についてのブログ記事パート2はこちら
誤解が多い?化粧品の界面活性剤について【2】



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