MOLTOLICE ダイアリー

海と大地の恵みを活かし肌機能をサポートするモルトリーチェのブログです

肌乾燥

冬の肌乾燥を防ぐには、まずは正しい洗顔を!


肌の乾燥(水分不足)は、あらゆる肌老化・肌トラブルの原因となりますので、肌を健やかに保つためには「保湿対策」はたいへん重要です。

特に、外気が乾燥し、肌の分泌機能も低下する秋から冬にかけては「保湿対策」は必要不可欠です。

保湿対策のためのスキンケアというと、各種保湿成分が配合された化粧水・乳液・美容液・クリームなどの使用がまず思い浮かぶのではないでしょうか。

こういった化粧品は、肌に水分を補給したり、肌の水分が蒸散するのを防いだり、肌の保湿機能をサポートするといったはたらきがあります。

肌の潤いをしっかりと保つために必要なのは言うまでもありません。



肌本来の保湿機能を守るキーポイントは洗顔


ただ、ここでもうひとつ考えないといけないのは、本来は肌自体に「自ら水分を保とうとする力=保湿機能」があるということです。

この肌本来の保湿機能を健全に保つということもたいへん重要な「保湿対策」です。

つまり、肌本来の保湿機能を低下させるというマイナス要素を極力排除することです。

そして、そのキーポイントは日々の洗顔(クレンジングも含む)です。

というのも、洗顔の方法によっては、肌の保湿構造に損傷を与えたり、肌の潤い成分を奪ってしまったりして、保湿機能を低下させてしまう可能性があるからです。

肌を乾燥から守るためには、まずは正しい洗顔を行い、肌が本来有する保湿機能を低下させないことが大切です。



肌の保湿機能・バリア機能を支えている角質層


皮膚は3つの層から成り立っています。皮膚表面から順に、表皮、真皮、皮下組織です。

表皮は約0.2ミリ、真皮でも2ミリという薄さです。表皮はさらに、4つの層(基底層・有棘層・顆粒層・角質層)に分かれています。

そして、私たちが直接手で触れることの出来るのが、表皮の最も外側にある角質層というわずか0.02ミリほどの部分です。

肌が滑らかであるとか、乾燥してカサカサしていると感じるのはこの角質層の状態を表しています。





角質層は、活動を停止した細胞が20層ほど重なり、その細胞と細胞の間にNMFなどの天然の保湿成分や細胞間脂質が存在し、肌の潤いを守っています。

また、有害な成分が肌内部に浸透しないようバリア機能を有しています。

ちょうどレンガを20段ほど交互に積み上げ、そのレンガとレンガの間をNMFや細胞間脂質がまるでセメントでレンガブロックを固定するかのように埋まっています。

レンガが整然と並んだ状態は表面が滑らかになっています。

所々でレンガがめくれ上がった状態になると(角質層の層構造が崩れた状態になると)、そこに隙間が出来るわけですから、肌の水分は蒸散しやすくなってしまいます。

さらに、このような状態ではNMFや細胞間脂質も失われやすくなりますから、角質層の保水機能が低下し、肌はますます乾燥し、ざらざら、カサカサしてきます。

そして、そのうち皮膚表面に細かな小じわが出来てきたりします。

また、角質層の層構造が崩れた状態では、その隙間から肌に有害な雑菌や成分が進入して、様々な皮膚トラブルが発生しやすくなります。

これが、いわゆるバリア機能の低下ということです。



間違った洗顔で角質層の機能を低下させてしまう危険性が!


肌の保湿対策というと、化粧水・美容液・クリームなど、肌に塗布するお手入れをイメージしがちですが、その前に日々の洗顔(クレンジグも含む)がたいへん重要です。

実は、誤った洗顔方法によって、肌本来の保湿機能を損傷し、肌乾燥の大きな原因となっていることも多いのです。

洗顔は、皮膚表面に付着した様々な汚れをきれいに取り除くために行います。

汚れというのは、汗や皮脂、空気中のチリ・ホコリ、雑菌、ある種のアレルギーを発生させる物質、排気ガス、メイクアップ料など、実に様々です。

肌を健やかに保つためにまず必要なことは、こういった皮膚に付着する物質・成分を取り除き、皮膚に与える刺激を極力少なくすることです。

ですから、毎日の洗顔はたいへん重要です。



ただし、ここで注意しないといけないのは、洗顔で肌の汚れを取り去る際に、肌の表面、特に角質層の機能に損傷を与えていないかということです。

何しろ、肌の保湿機能・バリア機能を支えている角質層は、わずか0.02ミリほどの薄さです。

肌を強くこすったり、洗浄力の強い洗顔剤を使用したりすると、汚れを取り除く過程において、この角質層の層構造を傷付け、細胞間脂質やNMFといった潤い成分、さらには肌にとどまっておくべき角質細胞までを奪ってしまいます。

そして、こういった誤った洗顔方法を続けると、角質層の保湿機能・バリア機能そのものが低下し、肌は慢性的な乾燥状態になってしまいます。

また、外部の刺激に対しても敏感になり、肌の老化現象や肌トラブルを引き起こしてしまうのです。

ですから、洗顔(クレンジングも含む)というのは、たいへん重要なのです。



とても重要な洗顔剤の選択


化粧水や美容液などについては入念にチッェックして購入されている方でも、洗顔剤については汚れを落とすだけだからと、あまり気にせずに商品を選ばれているケースがありませんか?

実は洗顔剤こそよくよく吟味して使用しないといけません。

肌に対してマイルドで、なおかつ汚れもきちんと落とすという洗顔剤を選ぶ必要があるのです。

しかし、困ったことに、汚れを落とす力が強いものは、作用の強い洗浄成分(界面活性剤)が使用されていることが多く・・・

逆に肌に対してマイルドな洗浄剤の場合は、汚れを落とす力が弱く・・・また、それでも汚れをきれいに落とそうとすると、肌をついつい強く擦ってしまい肌に悪影響を与えてしまうということがあります。

どのような成分で構成された製品なのか?さらにはどのような洗浄成分(界面活性剤)が使用されているのか?

・・・ということが分かれば、ある程度その洗顔剤について知ることができるでしょうし、そのための全成分表示なのですが、その成分表示を見ただけではなかなか分かりにくいというのも事実です。



ただ、ひとつ言えるのは、クレンジングにも通常の洗顔にもこれひとつで大丈夫というタイプのものはあまりおすすめできないように思います。

この場合、メイクアップなども含めて油性の汚れも一緒に取り去ろうというわけですから、かなり作用の強い洗顔成分(界面活性剤)が使用されている可能性が高いからです。

肌にとってやさしく、なおかつ汚れをきれいに落とすことを考えた場合、落とす汚れの種類も違いますので、クレンジング剤と洗顔剤は分けた方が良いように思います。

メイクアップなどの油汚れは、肌への刺激が少なく、なおかつ水とも馴染みやすいクレンジング剤で取り込み、それを洗い流す。

そして、その後に、残ったわずかな油分やその他の汚れを洗顔剤を使って洗い流します。

メイクアップをしてない場合は、洗顔剤のみで汚れを洗い流します。

このような、クレンジングと洗顔と分けた2ステップのタイプのものが、肌を強く擦ることもなく、汚れをきれいに取り除くことができますのでおすすめです。



クレンジング剤の選択について以下のブログ記事もご覧ください。

[関連ブログ記事]クレンジングで肌傷つけていませんか?

[関連ブログ記事]肌乾燥を防ぐためにクレンジング剤の選択はとても大切



乾燥を防ぐ正しい洗顔の方法について


次に、洗顔の方法についてお話します。洗顔は、肌に刺激を与えず、角質層の層構造も損傷せずに、なおかつ汚れをきれいに落とさなければなりません。

基本的には、肌を強く擦らずに、汚れをきちんと落とすということを考えないといけません。

クレンジング剤の場合はあまりに少ない量で汚れを落とそうとすると、肌を傷付ける可能性がありますので用量には注意が必要です。

洗顔剤の場合は、肌に刺激を与えずに汚れを洗い流すには、十分に泡立てたうえで使用することが大切です。

特に洗顔については、以下の点に注意しながら、肌の保湿機能を損傷しないように気をつけましょう。


洗顔時の水温に注意


体温よりやや低めのぬるま湯を使いましょう。冬場は熱い湯を使いがちですが、熱すぎる湯は必要な成分まで取り除き、肌への刺激も大きく、乾燥の原因ともなってしまいます。

なお、冬場でも、冷たい水(通常の水道水)で洗顔を行なう方もいらっしゃいます。

熱すぎる湯水での洗顔よりは、良いと思いますが、水が冷たすぎる場合は、同じように肌への刺激も考えられます。

また、肌の引き締め効果を期待して、冷たい水を使用されるケースもありますが、通常、洗顔後に使用される化粧水などに引き締め効果がありますので、あえて冷たい水での洗顔は必要ないかと思います。


予洗いをおすすめします


洗顔剤を使う前になるべく予洗い(ぬるま湯で2〜3回ほど)することをお勧めします。

お顔に水を馴染ませることで、その後使用する洗顔剤の刺激を和らげます。汚れも落ちやすい状態となります。


十分に泡立てやさしく洗顔


洗顔は泡で顔を包み込むように、やさしく、決してこすらずに洗うのが基本です。

洗顔剤をたっぷりと泡立てて使いましょう。

脂が浮きがちなTゾーンは特に丁寧に洗いましょう。

洗顔剤を手に取った後、水を含ませ、数回手のひらでこすり泡立てただけで、お顔の洗顔を開始するケースをよく見ますが、これでは十分な泡立ちは得られません。

洗顔剤は、よくよく手のひらで泡立てたうえで、ご使用ください。


すすぎは入念に


洗顔後のすすぎは十分に(15回〜20回)行いましょう。額の髪の生え際、小鼻のわき、あごのラインは洗顔剤が残りがちですので、特に丁寧に行ないましょう。

通常の洗顔剤の成分は、あくまで洗い流すこと(肌の上に残さないこと)を前提としています。

洗顔剤が肌表面に残存することで、肌にトラブルが起こる可能性もありますので、注意しましょう。


拭き取りもやさしく


洗顔後、柔らかめのタオル等にてやさしく抑えるように、お顔の水分を拭き取ってください。

決して強くこすらないように、拭き取りましょう!

※なお、洗顔後は、皮脂が取り除かれ、肌が無防備な状態にあります。

乾燥状態に陥りやすく、また外的刺激にも弱い状態となっています。

化粧水や乳液などで、潤い成分を補給し、お肌を守りましょう。



洗顔の方法は当ブログ内の以下の記事でもご覧いただけます。

[関連ブログ記事]肌乾燥を防ぐ正しい洗顔方法



モルトリーチェの洗顔フォームについて


モルトリーチェのウォッシングフォームは、洗顔による保湿機能の損傷が無いように設計された洗顔剤です。

洗顔成分は、石けん、アミノ酸系、植物由来脂肪酸系など、肌に優しい洗浄剤を使用しています。

また、驚くほどきめこ細かな泡がたっぷり立ちますので、汚れをきれいに洗い流しながらも、洗顔による肌の損傷や保湿機能の低下を防ぎます。

また、海と大地の恵みから得た美容液成分をたっぷり配合していますので、洗顔しながら肌トリートメントしたようなしっとり感を実感できます。

以下のページにて、詳細をご案内しておりますので、是非一度ご覧ください。

[公式サイト内ページ]モルトリーチェウォッシングフォームのご紹介




初投稿:2007/11/09

日々の入浴が冬の肌乾燥防止につながります


今回は主にボディの乾燥防止ということで、入浴を取り上げたいと思います。

最近は、お風呂で毎回は湯船に浸からない人も多いようです。

シャワーで十分とか、湯船に浸かるのが面倒とか、退屈とかというのが、その理由のようです。

でも、美容と健康のためには、やはり湯船には浸かって温まった方がよいでしょう。

特に冬場は・・・



入浴の美肌効果いろいろ


湯船に浸かり体を芯から温めるということは、美肌づくりにおいても様々な良い影響を与えてくれます。

入浴で体を温めるということは、毛穴を開かせるとともに、寒さで固まった皮脂を柔らかくしてくれます。

毛穴に詰まった皮脂やその他の汚れがとれやすくなりますし、皮脂が皮膚表面に出やすい状態にしてくれます。

そうすると、皮脂が天然のクリームとして肌を保護してくれますので、肌は乾燥しにくくなってきます。

また、入浴で体を温めるということで、血行が良くなり、新陳代謝にも好影響を与えます。

新陳代謝が正常に行われることで、皮膚最上層の角質層が健全な層構造を形成し、肌の保湿機能やバリア機能を適正に保つことにつながるからです。

特に、冬場は、皮脂も汗も少ないので、体を清潔に保つという点では、毎日の入浴というのは必ずしも必要無いのかもしれません。

しかし、体(お顔も含めて)の乾燥防止など美肌対策のためには、毎日湯船に浸かるという入浴はおすすめです。



冬の入浴時の注意点


逆に、冬場でも湯船に浸からずにシャワーだけで済ませているという場合、特に、ボディシャンプーや石鹸を使ってでゴシゴシと洗ってしまうと、これは乾燥の危険性が高まります。

角質層の層構造を傷つけるとともに潤い成分を奪ってしまい、保湿機能やバリア機能を低下させてしまう可能性があるからです。

乾燥しやすい、そして刺激に対して敏感な肌状態になってしまうことがあるということです。

冬場は、汗や皮脂の分泌は少ないので、強い洗浄力は必要無いですし、汗はお湯だけでほぼ洗い流すことができます。

石鹸やボディシャンプーも、なるべくマイルドな洗浄力のものを選び、使用量は夏場よりも少なめで、よく泡立て、手かやわらかいタオルなどでやさしく洗うようにすべきです。

また、熱すぎる湯というのも避けるべきです。

ヒートショックという言葉があるように、脳や心臓に異常を起こすなど、健康上の危険性もありますし、美肌を維持するうえでも問題です。

熱すぎる湯は、肌に対して刺激を与えますし、必要な潤い成分も奪ってしまいます。

かゆみが発生しやすくなったり、入浴後に肌が乾燥しやすくなってしまいます。

湯温は40度前後くらいが適当かと思います。

こういったことを考えると、冬場の入浴スタイルというのは、基本的には毎日、あまり熱くない湯温で、湯船に浸かるということ。

それから、体を石鹸やボディシャンプーでていねいに洗うのは一日おきくらいということでいいようにも思います。

[関連ブログ記事]寒い冬の美肌対策・乾燥防止は毎日の入浴から

[関連ブログ記事]肌乾燥を防ぐために体は手で洗うのがオススメ


初投稿 2009/12/02

要注意!秋の肌は肌老化・肌トラブルの危険性が潜んでいます


暑からず寒からず、朝晩の冷え込みに注意すれば、秋はとても過ごしやすい季節です。

ただ、暑い夏から寒い冬へと向かう季節の変わり目でもある秋は、肌にとっては要注意の時季でもあります。

秋の肌は抵抗力が落ちていて、不安定でデリケートな状態となっています。

生活環境の変化も重なり、秋に肌トラブルで悩まされる人は増えています。

また、肌の変調などを自覚しなくても、そのままの状態でさらに過酷な肌環境が待つ冬に突入してしまうと、そこで一挙に肌のトラブルや老化現象が表れるということもあります。

今回は秋の肌状態と必要なスキンケアについて取り上げてみます。

まず、秋の肌状態は、



夏の紫外線による肌ダメージを受けた状態であるということ

季節の変わり目で肌が敏感でデリケートな状態にあるということ

皮脂や汗などの分泌機能低下、そして空気が乾燥してくるということ



といった点に注意する必要があります。

肌をとりまく環境で言えば、冬が最も過酷なように思われますが、意外にも秋も肌にとっては要注意な季節なのです。



秋の肌状態〜夏の紫外線による肌ダメージが残った秋の肌


ダメージのひとつは、夏の紫外線の影響によるメラニン生成の活発化、そしてそれに伴うシミ・ソバカスなどの色素沈着です。

これは、健康な肌状態であれば、紫外線が少なくなるにつれ、メラニン生成量は元の状態に戻りますし、生成されたメラニンも新陳代謝とともに排出されていきます。

ただし、肌の状態が健全でないと、生成されたメラニンがそのまま肌内部に残存し、シミ・ソバカスなどの色素沈着となってしまいます。



ダメージのもうひとつは、夏の紫外線の影響による肌乾燥です。

夏が終わり、9月10月になってくると、肌からツヤや滑らかさが失われたようなカサカサ感や、肌が厚く硬くなったようなゴワゴワ感を感じることがあります。

これは、紫外線が表皮細胞(角化細胞)に悪影響を与えた結果、角質層に機能不全の細胞が多くなり、そのため角質層における保湿機能やバリア機能が低下している状態です。

また、肌のカサカサ感ヤゴワゴワ感を自覚しなくても、夏の紫外線の悪影響は、角質層の保湿機能やバリア機能を確実に低下させています。

肌のトラブルや老化現象の発生の可能性がひそんでいるということになります。



秋の肌状態〜季節の変わり目で敏感・デリケートな秋の肌


秋は、暑い夏から寒い冬へと季節が変わっていく中、体そのものが外部環境の変化に対応しようとします。

これは、体調が一種の緊張状態となっていて、外界の刺激に対して反応しやすくなっている状態です。

また、化学物質の多い現代の生活環境がこういった現象に少なからず影響を与えており、秋も春と同様に、アレルギーに悩まされる人が増えています。

肌も、秋になるとカユミやカブレなどのトラブルが発生しやすくなります。化粧品を変えたわけでもないのに、何故か肌の調子が悪くなることもあります。

これは、体調の変化に伴い、肌が外界からの刺激に対して敏感な状態になっているためです。



秋の肌状態〜皮脂や汗など分泌機能低下そして空気の乾燥


さらに、秋になると、皮脂の量が減少し、肌水分が蒸散しやすくなり、乾燥しやすい肌状態となります。

また、発汗量も減少しますし、空気は冬に向けてどんどん乾燥していきます。

皮脂膜の不足は、慢性的な肌乾燥を引き起こしたり、肌を保護する力が弱まったりして、外的な刺激に対してさらに敏感な状態となってしまいます。

秋になるとカブレや吹き出物などの皮膚トラブルが発生しやすいというのは、体調変化とともに、こういった皮脂膜の不足=肌乾燥も関係しており、皮膚が外界からの異物に反応しやすくなっているためです。

また、先に述べたように、夏の紫外線でダメージを受けた肌状態であれば、さらにこういった肌の変調やトラブルが起こりやすくなってしまいます。



秋が過ぎると、今度はさらに過酷な肌環境の冬が待っています。

秋のうちに、夏の肌ダメージをきちんとケアし、肌を健全な状態に戻しておかないと、肌の老化やトラブルは加速度的に進行していきます。

こうやって考えると、秋のスキンケアというのはたいへん重要だということが分かります。



秋のスキンケア〜ポイントは肌の保湿機能・バリア機能を健全に保つこと


それでは、秋の肌を健全な状態に保つためには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。

一番のポイントは、肌の保湿機能やバリア機能を正常な状態に戻す、あるいは保つということになります。

本来、皮膚には外的刺激から肌を守るバリア機能や肌の水分が失われないようにする保水機能があります。

特に皮膚の一番外側(最上層)にあるわずか0.02ミリほどの厚さの角質層が皮膚のバリア機能や保水機能を支えています。

この角質層が何らかの原因により損傷を受けたり機能が低下したりすると、皮膚トラブルや肌乾燥が発生しやすい状態となってしまいます。



そして、秋の肌の状態は、夏の紫外線の影響により、この角質層の機能が低下している可能性が高いうえに、季節の変わり目で外部からの刺激に敏感になっているということです。

この角質層の機能が正常な状態というのは、新陳代謝も適正な状態にあるということにつながりますから、夏の間に大量生産されたメラニンの排出にも良い影響を与えます。

結果的に、シミ・ソバカスの防止策にもつながるわけです。

ですから、日々のスキンケアもこの「角質層を健全に保つ」ということに注意する必要があります。

そのためには、「肌に対する刺激を極力少なくすること」と「角質層の水分を十分に保ちバリア機能を正常に保つようなスキンケア」を心がけることが大切です。



秋のスキンケア〜まずは肌表面の付着物をきちんとなおかつ優しく取り除くこと


まず重要なのは、日々のクレンジングや洗顔です。

クレンジングや洗顔によって、皮膚表面に付着した様々刺激物をきれいに取り除くことが必要です。

刺激物というのは、汗や皮脂、空気中のチリ・ホコリ、雑菌、ある種のアレルギーを発生させる物質、排気ガス、メイクアップ料など、実に様々です。

こういった皮膚に付着する物質・成分を取り除き、皮膚に与える刺激を極力少なくすることが大切です。

また、本来であれば剥がれ落ちるべき古い角質が、残存していることがあります。

古い角質が残存していると、肌の保湿機能やバリア機能、さらには新陳代謝にも悪影響を与え、肌は厚く硬くくすんだ状態となってしまいます。

この場合、こういった不要な古い角質は、適度に除去した方がよいでしょう。



ただし、洗顔によって皮膚に付着した汚れや刺激物、さらには不要な角質を取り除くことは必要ですが・・・

このときに、洗浄力が強すぎるクレンジング剤や洗顔料を使用したり、肌を強く擦るなどハードな洗顔方法では、角質層を傷つけてしまい逆にマイナス効果となってしまいます。

また、必要以上に角質を取り除いてしまうと、角質層の層構造を乱し、トラブルの原因となります。

角質層が傷つきその機能が低下するということは、肌の保湿機能やバリア機能の低下を意味します。

肌は乾燥しやすくなり、刺激物や異物も侵入しやすくなります。

その結果、カブレなど肌トラブルが発生しやすくなりますので要注意です。

保湿対策というと、化粧水・美容液・乳液・クリームなど、いわゆる与えるスキンケアを連想しがちですが、保湿対策の前提となるのは、肌本来の保湿機能を守ることです。

そのためには、日々の正しいクレンジングや洗顔こそが肌を健やかに保つための基本条件と言えるでしょう。



秋のスキンケア〜肌を乾燥から守るために十分な保湿対策が必要


正しいクレンジングや洗顔の後は、今度は与えるスキンケアです。

化粧水・乳液・クリーム・美容液などにより、肌にたっぷりと水分を与えるとともに、肌の水分が十分に保持されるような保湿対策が必要となってきます。

洗顔後の肌は、皮脂が除去され、細胞間脂質やNMF成分などの保湿成分も一部流出していますので、健康的な肌であっても、その保湿機能は一時的に低下しています。

また外界の刺激に対しても無防備な状態になっています。

そこで、必要となってくるのが、肌乾燥を守るために、保湿機能の補強というスキンケアです。

保湿対策は、「水分補給」「油分塗布」「水分保持」の3ステップで保湿対策を心がけましょう。


水分補給〜潤いを与える


洗顔後は皮脂や肌の潤い成分が不足しています。

化粧水などでたっぷりと水分や保湿成分を補給しましょう。

乾燥気味の肌は角質層の水分が不足し柔軟性が無い状態です。

特に秋の肌は、夏の紫外線の影響により、角質層は保湿機能が低下し、硬くゴワゴワした状態になりがちです。

化粧水は水分や保湿成分を補給するとともに、皮膚を柔らかくして乳液やクリームなどとなじみやすくしてくれます。

また、洗顔の際にアルカリ性に傾いた肌を弱酸性に戻し、細菌に対して抵抗力のある正常な肌状態にしてくれます。


油分塗布〜潤いのベール


次に、油分を含んだ化粧品(乳液やクリームなど)により潤いのベールを作り、水分の蒸散を防ぎましょう。

乳液やクリームは、油分・保湿成分・水分を含み、皮脂膜と同様に肌を守ってくれます。

皮膚は、皮脂や汗からつくられた皮脂膜によって、肌の潤いを保つとともに、外界の様々な刺激から守られています。

秋になると、皮脂の分泌量は落ちていきますし、洗顔後はこの皮脂膜が取り除かれた状態となっています。

また、加齢とともにこの皮脂膜の量は少なくなってきます。

乳液やクリームは、この天然の皮脂膜に代わり人工の皮脂膜として肌を保護すると同時に、柔軟効果を与えてくれます。


水分保持〜潤いをしっかり保つ


さらに、美容液などを利用し、肌の水分を保持し、乾燥から肌を守ることも大切です。

通常、美容液は、化粧水よりも高保湿成分が配合され、また乳液やクリームと同等あるいはそれ以上のエモリエント効果があります。

美容液の使用によって、角質層の保水効果を高め、空気が乾燥しても角質層から水分を逃がしにくくしてくれます。

化粧水のみ使用した場合と比較すると、保湿機能のある美容液を併用した場合は、肌の水分量維持率は大きく高まります。

また、美容液は、肌に柔軟性を与えるともに滑らかにしてくれますので、化粧ののりも良くなります。

通常美容液を使用されてない方も、秋から冬の肌の肌に対しては、化粧水とあわせて美容液のご使用もおすすめします。


その他秋の肌に必要なスキンケア


潤いのある健康な肌が維持されるためには、適正な新陳代謝(ターンオーバー)=肌再生が必要です。

新陳代謝(ターンオーバー)がスムーズに行われることによって、肌表面では細胞間脂質やNMF成分が十分に存在する健全な角質層が構成されます。

適度なマッサージは、肌の新陳代謝をサポートし、肌の保湿にもプラスの影響を与えます。

その他、スキンケア化粧品には、高い保湿機能やエモリエント機能以外にも、様々な美容効果を兼ね備えたものがあります。

例えば、肌細胞の維持・活性に必要とされる各種成分が配合された化粧品もあります。

角質剥離作用のある化粧品は、不要となった古い角質をスムーズに除去し、肌のくすみやザラツキの解消に役立ち、新陳代謝にも好影響を与えます。

また、いわゆる美白化粧品と言われるものは、夏の紫外線の影響で活性化されたメラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスなど色素沈着を防ぐことが期待されます。

このように、目的に応じて様々なスキンケア化粧品があり、肌の状態に応じて日々のスキンケアに導入していくこともひとつの方法と言えるでしょう。

ただし、こういった化粧品の効果を引き出すためには、まず基本は肌(特に角質層)の保湿機能・バリア機能を健全な状態に保つということが必要です。



秋も紫外線対策は忘れずに


秋になると確かに紫外線の量は減少しますが、それでもある程度の量の紫外線は降り注いでいます。

日差しが弱くなったり、気温が低くなったりすると、紫外線がかなり減ってきているような印象を与えますが、紫外線は可視光線ではありませんし(目に見えません)、熱を感じさせるのは紫外線ではなく赤外線の効果です。

つまり、秋になっても、私たちが感じるほどは紫外線の量は減っていないということです。

特に、紫外線でもUVAは1年間通じて、かなりの量が降り注いでいます。

UVAはUVBのように、肌に赤い炎症を起こすようなことはありませんが、それでも肌細胞には様々な悪影響を与えます。

秋になっても、紫外線への注意は必要です。




様々な肌のトラブルや老化現象は、「肌が本来有している機能=肌が自ら美しくなろうとする力」が、加齢(老化)・紫外線・乾燥・その他様々な原因により、そのはたらきが衰えたために発生し進行します。

モルトリーチェ化粧品は、健やかで美しい素肌を保つために、海と大地の恵みを活かしながら、「肌が自ら美しくなろうとする力」をあらゆる側面からサポートしています。

秋のスキンケアにもモルトリーチェ化粧品はたいへんおすすめです。

商品の詳細は、以下のページにてご案内しておりますので、よろしくお願いいたします。



お一人様1セット、通常販売用商品でのお試しセットもございます。




初投稿:2007/09/15
プロフィール

モルトリーチェLLC

某大手化粧品メーカーの元社員数名で設立した小さな化粧品会社です。
海と大地の恵みを活かし肌本来の機能をサポートする独自処方のスキンケア化粧品「モルトリーチェ化粧品」の製造・販売やOEM化粧品の開発などを行なっています。

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