化粧水の使用方法については、その使用効果を高める方法なども含めて、様々な情報があって、疑問を感じる方も多いかと思います。
特に、化粧水は、洗顔後すぐにつけるべきか?しばらくしてからつけるべきか?
それから、コットンを使うべきかどうか?パッティングは肌にプラスなのかマイナスなのか?
これまでも、化粧品の使用方法については、このブログでも何度か取り上げてきましたが、もう一度モルトリーチェの考えをまとめてみました。

化粧水は洗顔後すぐにつけましょう!

洗顔後は、皮脂膜が取り除かれ、肌は外的環境に対して無防備な状態にあります。
また、肌の水分が奪われやすい状態にあります。
洗顔(あるいは入浴)の直後は、肌表面に水分が残っているため、潤い感があるかもしれません。
しかし、大切なのは角質層(皮膚再上層の厚さわずか0.02ミリほどの層)に水分が保たれていることです。
洗顔後は、すぐに化粧水をつけ、水分の補給とともに、化粧水に含まれる保湿成分などにより肌(角質層)の水分が奪われないようにしましょう。

化粧水をコットンでつける場合の注意点

化粧水は、角質層の角質細胞と角質細胞のすき間から浸透していきます。
そのため、コットンで軽く馴染ませるようにつけることで、そのすき間への浸透にプラス効果が期待できます。
ただし、コットンで化粧水をつける時に、力を入れすぎたり、強く擦ることは避けてください。
肌表面を傷つけてしまい(角質層の層構造を乱して)、肌の保湿機能やバリア機能を低下させてしまう可能性があります。
こういったことを防ぐためには、コットンが十分に濡れるくらいに化粧水を含ませることが必要です。
水分が不足した(乾いたような)状態のコットンでは、肌表面を傷つけてしまう可能性があります。
また、使用するコットンは上質なもの(肌表面を傷つけないやわらかい素材のもの)を選ぶことが大切です。

強いパッティングは逆効果の可能性も

パッティングしながら化粧水をつけることで、化粧水の肌への浸透を助けますし、適度なパッティングはマッサージ効果も期待できます。
ただし、強いパッティングは、肌への刺激となりますし、角質層を傷つけてしまいます。
軽い力でやさしくパッティングすることが大切です。
特に、敏感肌の方や肌荒れやその他肌トラブルの状態では、絶対に強いパッティングは行わないようにしましょう。
パッティング時に痛みを感じたり、パッティングした後に肌が赤くなっているような状態というのは、力加減が少し強すぎると思われます。

効果的な化粧水のつけ方〜重ねづけもおすすめ

それでは、化粧水の美容効果を高めるためには、どういったつけ方が望ましいでしょうか?
コットンにたっぷりと化粧水を含ませて(十分に濡れた状態で)、やさしく拭くような感じで、顔全体に馴染ませるのが良いように思います。
顔の内側から外側に向かって、ほおやひたいなど広い部分から、鼻、あごと・・・ていねいに馴染ませていきます。
コットンを使わない場合は、両手のひら全体を使い、顔の内側から外側へやさしく馴染ませるようにつけます。
軽く(あくまで軽く)たたくように馴染ませるのも良いでしょう。
コットンで行うよりは力加減が分かりやすいので、肌への刺激とならないように行ってください。

手でつける場合は、化粧水の重ねづけがおすすめです。
一旦顔全体につけた後、もう一度化粧水を手のひらにとり同じようにつけます。
重ねづけすると、肌のしっとり感はかなり違います。
それに、重ねづけしても、コットン使用よりは化粧水の量は少なくてすむのではないでしょうか。
化粧水は洗顔後すぐに、両手でやさしくなじませる(できれば重ねづけする)というのが、最も効率的で安全な方法のように思います。

化粧水の使用方法に関連した以下のブログ記事もご覧いただければと思います。
[関連ブログ記事]化粧水の使用方法(つけ方)についての疑問〜コットン、パッティングの必要性の有無は?
[関連ブログ記事]化粧水の使用方法〜化粧水シャワーについて
[関連ブログ記事]肌機能を守るためにコットンやティッシュにも注意!

初投稿:2012/01/15