MOLTOLICE ダイアリー

海と大地の恵みを活かし肌機能をサポートするモルトリーチェのブログです

美白対策や美白化粧品について

美白にも期待の植物エキス配合の美容液


化粧品によって美白ケアをしようとする場合、多くの方は美白作用をアピールした医薬部外品のご使用を検討されるのではないでしょうか。

ファンデーション等で肌を白く見せるという場合は別として、基本的に化粧品(基礎化粧品)では、効能効果として美白作用を謳うことはできません。

厚生労働省の認可を得た医薬部外品の場合は、「日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐ」等の美白作用を謳うことができます。

ただ、これは美白作用を宣伝資料やパッケージ等に記載してアピールすることが許されるということであって、必ずしも医薬部外品だから効果があるというわけではないように思います。

この件については、別のブログ記事「美白化粧品は医薬部外品が効果があるの?」にてご説明していますので、よかったらご覧ください。

モルトリーチェでは、美白作用をメインにアピールはしていないものの、美白ケアにもおすすめしたい美容液「モイスチュアライザー」という商品があります。

今回は、この美容液「モイスチュアライザー」をご紹介いたします。



美白ケアにもおすすめ!海と大地の恵みの高保湿エイジングケア美容液




このモイスチュアライザーは、エイジングケア用の美容液として、海と大地の恵みをふんだんに、且つバランスよく配合し、肌本来の機能(保湿機能やバリア機能など)をサポートするよう商品設計されています。

肌の潤いをしっかりと保つとともに、角質をケアしスムーズな肌再生のために肌の状態を整えます。

ご使用いただくことで、フワフワ、モチモチ、そして滑らかでクリアな肌が実感できるものと思います。



美白にも期待の各種植物エキス配合


モイスチュアライザーには、いわゆる「美白成分」と言われる成分は配合されていませんが、昔から美白作用があるとされる植物エキス(ソウハクヒエキス、エイジツエキス、クララエキス、シャクヤクエキス)を配合しています。



ソウハクヒエキス

特に、ソウハクヒエキス(桑白皮エキス)の美白作用は有名です。

シミ・ソバカスの原因であるメラニン色素は、基底細胞の中のメラノサイトという細胞において、チロシナーゼという酵素のはたらきにより、チロシンというアミノ酸を原料として生成されます。

ソウハクヒエキスは、桑の根の皮から抽出した成分で、フラボノイドという有効成分が豊富に含まれており、 チロシナーゼの活性を阻害する効果が強く、これによりメラニン色素の生成を抑制するとされています。

また、ソウハクヒエキスには、保湿、抗炎症、抗アレルギーといった作用もあり、日焼けしてカサついた肌の手入れに有用で、紫外線による肌ダメージを防いでくれます。

ちなみに、カイコが白いマユを作るのは桑の葉を食べるためといわれます。



エイジツエキス

エイジツエキスは、ノイバラの果実から抽出したもので、日干しにしたものがエイジツ(営実)と呼ばれ、古くから、おでき、はれものなどに効果あると言われてきました。

エイジツエキスもフラボノイドを含み、美白・収れん・SOD様(抗酸化)といった作用があるとされ、スキンケア化粧品に使用されます。



クララエキス

クララエキスは、クララの根から抽出したもので、根の外皮を除き乾燥させたものをクジン(苦参)と言い、 漢方では抗菌・胃薬・解熱・解毒・鎮痛に用いられてきました。

化粧品には、美白・抗菌・日焼け予防・血行促進・収れんなどの作用が期待され使用されます。



シャクヤクエキス

シャクヤクエキスは、シャクヤクの根から抽出したもので、古くから、冷え症・月経不順など婦人病に使用されてきました。

化粧品への配合は、チロシナーゼ活性阻害作用による美白作用、抗炎症・抗アレルギー作用、血行促進作用、などが期待されます。



適正な新陳代謝がメラニンの排出を促す


化粧品や医薬部外品による美白ケアというと、基底層のメラノサイトにおけるメラニンの生成を抑制を目指した製品が多く、美白成分といわれるものの多くはそういった成分効果があるとされます。

ただ、本当にその美白成分が角質層を通り抜けて基底層まで浸透するのかという問題もあります。

また、基底層まで届きその成分効果を発揮したとしても、その成分効果が強いと、メラニンの生成機能そのものに損傷を与えてしまう心配(白斑等の心配)もあります。

ですから、本当の美白ケアというのは、メラニンが過剰に生成されないように紫外線に注意することと、過剰に生成されたメラニンを新陳代謝によってスムーズに排出(古い角質とともに剥離)することだと言えます。



モイスチュアライザーは、スムーズな新陳代謝が維持されるよう、肌(角質層)の潤いやバリア機能を守るとともに、肌(角質層)の状態を整えます。

モイスチュアライザーには、5種類のフルーツ酸(マルチフルーツ酸)が配合されています。

フルーツ酸は、不要な古い角質を剥がれやすくすることで、肌のクスミを防ぎ透明感のある明るい肌へと導くといった作用があります。

角質層の状態を整えることで、新陳代謝にもプラスにはたらきます。



また、肌表面の保湿ケアにより角質層の水分量を保つことは、適正な新陳代謝を保つために重要です。

モイスチュアライザーは、皮脂類似の化粧品ベース成分により肌をやさしく保護しながら潤いを守ります。

さらに、海と大地の恵みの各種保湿成分が肌の保湿機能をしっかりとサポートし、角質層の水分保持にはたらきます。

特に、オリゴフィココライユという成分は、フランスブルターニュ地方の海の保湿ミネラル成分で、高い保湿力を有するとともに、肌細胞に必要とされる各種ミネラル成分をたっぷりと含みます。



美白対策というのは美白化粧品を使用することだけで足りるものではなく、その基本条件として肌を健やかに保つことが大切です。

モイスチュアライザーは、肌の保湿機能・バリア機能・再生機能をサポートし健やかな肌を保つとともに、植物エキスの穏やかな作用を加えることで、美白ケアにも配慮した美容液です。



[公式サイト内ページ]美容液モイスチュアライザーのご案内はこちら






初投稿:2010/10/02

冬こそ美白対策のチャンスかも!


美白対策というのは、どうしても紫外線が強くなる春から夏、そして夏の紫外線の影響を防ぐという意味で秋の初め頃に関心が高まります。

しかし、できてしまったシミを薄くしたいといった美白対策は、実は冬場はチャンスなんです。



美白対策の基本は紫外線対策ですが・・・


シミ発生の大きな要因は紫外線です。

紫外線の影響でメラニン色素が大量に生成され、それが肌内部に残ってしまうとシミになってしまいます。

春・夏の美白対策というのは、こういった紫外線の影響というのを極力少なくし、メラニン色素が必要以上に生成されないようにすることが最も重要です。

紫外線以外の原因、例えば肌への強い刺激やホルモンバランスの乱れなどでも、メラニン色素の生成が活発化するということもありますが、紫外線はこういった状態をさらに助長します。

紫外線の影響を排除するというのが美白対策の基本となります。

ですから、春・夏というのはUV対策用のファンデーションや帽子や日傘などで紫外線から肌を守ることが必要になるのですが、それでも完全に紫外線を防ぎきれるわけではありません。

また、一般的に美白成分と言われるものはメラニン色素の生成をなんとか抑制しようということで化粧品や医薬部外品に配合されています。

しかし、紫外線の影響が強い春夏はその効果が追いつかず、メラニン色素の大量生成を完全に沈静化するまでにはいたらないということもあります。



紫外線の少ない冬場こそ美白対策のチャンス


それでは冬場はどうかというと、冬場もある程度の紫外線は降り注いでいますが、春夏と比べるとやはり少なくなります。

その分、紫外線に対する防御意識が低くなりがちではありますが、紫外線の影響が少ないからこそ、美白成分がそのはたらきを十分に発揮することが期待できます。

メラニン色素の生成を沈静化したり、生成されてしまったメラニン色素を還元したり、排出したりする可能性も高まります。

ただ、美白対策のための前提条件としては、肌の水分がしっかりと保たれ、適正な新陳代謝が行われていることが必要です。

冬場はどうしても肌の水分が奪われやすく、また肌機能そのものが低下しがちです。

美白成分に頼るだけでなく、保湿対策をきちん行い、マッサージで血行を良くするなどして、肌が健やかに保たれるようにお手入れすることが大切です。


初投稿 2010/02/09

美白対策には医薬部外品が効果があるの?


美白対策を目的としたスキンケア製品はいろいろあります。

こういった製品の中には、パッケージや案内資料に医薬部外品と書かれたものと、そうでないもの(単なる化粧品)があります。

医薬部外品の方が、化粧品よりも効果あるようなイメージがあるかもしれませんが、これは配合されている美白成分や製造時の認可の受け方によって違ってきます。



医薬部外品に配合の美白成分


一般的に美白効果があるといわれる成分はいろいろとあります。

そういった成分の中には、厚生労働省によって医薬部外品の主剤として美白効果を謳うことが許されている成分があります。

例えば、各種ビタミンC誘導体、アルブチン、コウジ酸、エラグ酸、ルシノール、リノール酸S、カモミラEF、トラネキサム酸・・・などです。

こういった成分を基準に従い配合し、所定の手続きを行うことで、医薬部外品として製造することができます。

※コウジ酸は、動物実験により発ガン性などの可能性が示唆されたことから、平成15年に一旦使用を中止されましたが、その後安全性についての追加試験等が行われ、医薬部外品への使用は問題無いということで、現在は使用可能となっています。



ハイドロキノンという成分も強力な美白効果があると言われますが、医薬部外品の主剤としての認可は受けていません。

その他、植物抽出エキスにも、古くから経験的に、あるいは研究レベルで美白作用があるとされるものもあります。

これらも医薬部外品の主剤としての認可は受けていません。

ハイドロキノンやこういった植物エキスを配合しても、あくまで化粧品でしかなく、医薬部外品としての認可は受けられないということです。



医薬部外品は効能効果の表示が可能


医薬部外品となれば、効能効果を謳うこともできます。

パッケージや宣伝資料にも記載可能となります。

美白についての効能効果というのは「メラニンの生成を抑え、シミ、ソバカスを防ぐ」とか「日焼けによるシミ、ソバカスを防ぐ」といった表現にとどまります。

医薬部外品であっても、肌の色そのものを白くするとか、できてしまったシミやソバカスを消すとか、老人性斑点や炎症その他の原因による色素沈着を改善する等の表現はできません。

また、誇大な美白効果やホワイトニング効果を表現することはできません。



医薬部外品の製造は手間がかかる


医薬部外品の主剤として認可を受けた成分を基準に従って配合すれば、医薬部外品として製造・販売ができるのかというと、そうではありません。

基準に従って製造するにしても、医薬部外品としての認可を受けるためには、資料の提出も含め化粧品以上に手間がかかります。

そのため、商品開発後、販売までの時間が長くなったり、コストがかさんだりします。

中には、医薬部外品として認可を受けることが可能な成分を使用しながらも、医薬部外品としての認可を避け(申請せずに)、化粧品として製造するケースもあります。

これは、医薬部外品として認可を受けるための手続きが面倒ということもありますし、医薬部外品として製造する場合、それぞれの有効成分の配合濃度も〇%〜〇%と決められており、いろいろと自由が利かない面があるからです。

例えば、ビタミンC誘導体配合の医薬部外品を製造する場合、その配合濃度の上限が決められていますが、化粧品として製造する場合、それ以上の配合濃度も可能となります。

この場合、医薬部外品以上にビタミンC誘導体が配合されていても、医薬部外品と名乗れませんし、効能効果を表示することもできません。



また、医薬部外品の主剤として認可を受けていない成分(新規開発成分も含め)を医薬部外品の主剤として使えるようにするためには、効能効果を示す科学的根拠や臨床データなどを提出し厚生労働省の認可を受けなければなりません。

これには、さらに大きな手間と費用がかかります。

それだけの手間や費用をかけて、医薬部外品の主剤としての認可を受けても、それ以上のメリットが果たしてあるのかどうか・・・

資金や人員に余裕がある会社は別ですが、これも判断が難しいところではないでしょうか。



どこの化粧品会社でも美白をアピールした製品を販売しようとすれば、美白効果が高いという印象をお客様に与えたいわけですが・・・

医薬部外品とした方が効果をアピールできるのか・・・?

でも、医薬部外品の場合、提出しないといけない書類なども多く、商品の開発から製造までの時間も長くなり、手間やコストがかかったりするわけで・・・

だったら、医薬部外品でなくても有効成分の特長や配合濃度などをアピールできないか・・・

ただ、配合濃度を高くしても、化粧品の場合、その効能効果を表現できないし・・・

それに、配合濃度が高いから効果も高いとは単純には言えないわけで、何より皮膚刺激性についての心配もありますし・・・

こういったことをいろいろと検討して、化粧品として製造・販売するか、医薬部外品として製造・販売するか決めることになります。



医薬部外品と化粧品 安全性も重要


こういったことを考えると、医薬部外品と化粧品、どちらが効果があるかというと、どちらとも言えないということになってきます。

医薬部外品であれば、製造・販売までのハードルが化粧品より高く、その分効能効果を宣伝広告等で表示したり、パッケージに記載したりすることができます。

効能効果の表示が許されているといっても、必ずしも高い美白効果があるというわけでもありません。

化粧品の場合、成分の配合等について医薬部外品より縛りが少ないと言えますが、その分その安全性はどうなのか?ということもあります。

それぞれの成分効果は様々な方法で検証されているのでしょうが、効果のみを追い求めた場合、皮膚トラブルを引き起こす可能性も高まります。

どこでも自由に購入可能な医薬部外品や化粧品の場合、その使用によって肌に何らかの問題が起きることは絶対に避けなければなりません。

ですから、どんなに強い効果のある成分でも、医薬部外品や化粧品に配合する場合、その成分効果は緩和されて使われます。

美白対策を目的の製品を選ぶ場合は、医薬部外品か?化粧品か?ということにあまりこだわらず、製品の特徴や配合成分などを比較検討して選んだ方がよいのではないでしょうか。

それに、このような医薬部外品という分類があるのも日本だけですし・・・

なお、美白対策を行う上で基本となるのは肌を健やかな状態に保つことです。

そのうえで、美白対策用の医薬部外品や化粧品を使用してこそ、その効果が期待できるのだと思います。


初投稿:2010/10/01
プロフィール

モルトリーチェLLC

某大手化粧品メーカーの元社員数名で設立した小さな化粧品会社です。
海と大地の恵みを活かし肌本来の機能をサポートする独自処方のスキンケア化粧品「モルトリーチェ化粧品」の製造・販売やOEM化粧品の開発などを行なっています。

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