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シワ・タルミ対策について

シワ改善化粧品(医薬部外品)の本当の効果は?


2017年以降、シワ改善効果を謳ったクリームや美容液が相次いで発売されています。

いずれも、「シワ改善効果」を明示できる医薬部外品として厚生労働省から承認を得ています。

果たして、本当にシワが改善されるのでしょうか?

また、どの程度のシワ改善効果があるのでしょうか?

広告等にある資料やデータでは、顕著に効果があった例のみを示すことが多いので、今回は厚生労働省の審議報告書等を参考にしてシワ改善効果を考察してみました。



シワ改善効果 その効能試験の対象となるシワについて


医薬部外品にシワ改善効果を明示するには、効能効果に関するデータや安全性を示す資料等を提出し、厚生労働省での審議を経て承認を得ることが必要となります。

効能効果データは「日本香粧品学会の抗シワ製品評価ガイドライン」に沿った試験結果等が使われます。

この抗シワ製品評価ガイドラインでは、対象のシワの部位は「目尻」、シワの程度を「グレード0〜7」に分けています。

さらに、グレード3と4の中間のような場合は、3.25、3.5、3.75など4段階にグレード分けします。

医薬部外品のシワ改善効果を試験する場合、対象は「グレード3〜グレード5」の「目尻のシワ」となります。


抗シワ製品評価ガイドラインにおけるシワグレードは以下の通り


[シワグレード0] 目尻にシワは無い

[シワグレード1] 目尻に不明瞭な浅いシワがわずかに認められる

[シワグレード2] 目尻に明瞭な浅いシワがわずかに認められる

[シワグレード3] 目尻に明瞭な浅いシワが認められる(試験対象)

[シワグレード4] 目尻に明瞭な浅いシワの中にやや深いシワがわずかに認められる(試験対象)

[シワグレード5] 目尻にやや深いシワが認められる(試験対象)

[シワグレード6] 目尻に明瞭な深いシワが認められる

[シワグレード7] 目尻に著しく深いシワが認められる



シワ改善効果 その効能試験の方法について


シワ改善効果の評価は、以下の三つの方法で行います。

〔椹詆床繊ΑΑ使用前と使用後の目尻のシワを皮膚科医等専門家が目視比較

⊆命辛床繊ΑΑ使用前と使用後の目尻のシワを皮膚科医等専門家による写真比較

5ヾ鑄床繊ΑΑ使用前と使用後の目尻のシワのレプリカ(鋳型)をとり最大シワの最大深さの変化量を比較

※また、試験を受ける本人には知らせずに、試験対象の有効成分配合の試験品を使用するグループと、有効成分の配合されてない製品(基剤のみ)を使用するグループに分けて、その結果も比較されます。



シワ改善医薬部外品 その効能試験によるシワ改善レベルは?


一例として、某化粧品会社(以下〇〇社)のシワ改善医薬部外品の1回目の効能試験の結果をご紹介します。

試験対象者は「目尻のシワ、グレード3〜グレード5」の40歳代・50歳代の日本人女性48名。

24週間の試験期間中、朝夜の1日2回、洗顔後、化粧水を使用後、両方の目尻に米粒大塗布。

以下がその試験結果ですが、データは平均値です。

個人差がありますから、試験参加者の中には以下のデータ以上の明確な改善効果があった方も、そうでない方もいるということをご理解ください。



〔椹詆床舛砲茲觧邯鎧臆端圓諒振僖轡錺哀譟璽匹諒儔

・試験品(有効成分配合)使用の場合
試験開始時点3.93 → 24週間後3.76(0.17グレード改善)

・基剤のみ(有効成分無し)使用の場合
試験開始時点3.99 → 24週間後3.79(0.2グレード改善)



⊆命辛床舛砲茲觧邯鎧臆端圓諒振僖轡錺哀譟璽匹諒儔

・試験品(有効成分配合)使用の場合
試験開始時点4.27 → 24週間後4.11(0.16グレード改善)

・基剤のみ(有効成分無し)使用の場合 
試験開始時点4.19 → 24週間後4.28(0.09グレード悪化)



5ヾ鑄床繊淵譽廛螢評価)による試験参加者の最大シワの最大深さの平均の変化

・試験品(有効成分配合)使用の場合
試験開始時点207.6μm → 24週間後186.8μm(20.8μm改善)

・基剤のみ(有効成分無し)使用の場合
試験開始時点214.6μm → 24週間後217.2μm(2.6μm悪化)

※1μm(マイクロメートル)は0.001mm(ミリメートル)と同じ



シワの変化量に「有意な差」が認められたということだけど・・・


この試験品については、試験結果とともに製品および使用成分の安定性・安全性を示す資料が提出され、厚生労働省の審議において「シワの変化量は統計学的に有意な差が認められた」となりました。

そして、医薬部外品として「シワを改善する」という効能表現を明示することが承認されました。

ただ、この「有意な差」というのは、明確な差と誤解されやすいのですが、そういうことではありません。

試験によるシワの変化量の差が「統計上、偶然に起こったとは認めがたい」というレベルだということです。


目視評価・写真評価でのシワ改善レベルの比較は微妙な差?


目視評価や写真評価による24週間使用後のシワグレードの変化は、目視評価で0.16改善、写真評価で0.17改善です。

このレベルの改善であれば、見た目にはほとんど影響が無いのではないでしょうか。

約6ヶ月使用しても、この数値程度の変化であれば、明確にシワの改善があったとは言えないように思います。

シワの改善というより進行を遅らせるというレベルかもしれません。

24週間使用後の目視比較では、有効成分配合の試験品使用で0.16改善に対し、効果の無いはずの基剤使用でそれを上回る0.2の改善結果が出ています。

データの信頼性にも疑問があります。


シワの深さの変化量も肉眼では分かりにくいレベル


機器(レプリカ)評価でのシワの深さの平均変化量は、24週間使用後で20.8μm改善しています。

これは分かりやすくミリ単位で言えば、0.2mmほどの深さのシワが0.02mmほど浅くなったということです。

サランラップの厚みが0.01mmですので、0.02mmシワが浅くなっても肉眼では確認できないかもしれません。

あくまで仮定の話ですが、このペースで深さ0.2mmのシワを消すには、240週間(4〜5年)必要です。

その間使用を継続すると商品の購入代金も多額になります。

また、基剤のみを使用したグループで、24週間後で2.6μmほどシワが深くなっています。

ミリ単位で言えば、0.0026mmシワが深くなったということで(サランラップの厚みの1/5ほど)、肉眼ではまず気づきません。


有効成分無しの基剤のみ使用と比較した結果


上記の試験では〇〇社独自の有効成分が配合された試験品と、有効成分の無い基剤だけのものとで比較しています。

もちろん、基剤だけの使用でも肌の保護効果や保湿効果はある程度はあります。

しかし、基剤だけの使用ではシワ改善といった大きな美容効果が得られにくいというのも当然です。

通常の化粧品や医薬部外品は、基剤にプラスして各種の保湿成分や美容成分が加わり製品化されます。


認可のために重要なのはシワ改善レベルより安全性


厚生労働省の審議でも「使用者がシワの改善を実感できるのか懸念がある」という指摘があったようです。

ただ、厚生労働省における審議の最重要のテーマは、製品の安全性であって、シワの改善レベルではありません。

審議報告書を見ると、審議内容の多くはシワ改善の度合よりも、その製品や使用成分の安全性の問題に費やされています。


試験参加者ご本人の感想は・・・


試験参加者へのアンケート調査(シワ改善効果についての実感)も実施されています。

試験品(有効成分配合)使用の人の97.9%、基剤のみ(有効成分無)使用の人の95.8%がシワの改善を感じたということです。

不思議なことに有効成分配合の有無に関わらず、使用者本人の効果感に差はありません。



シワ改善〜大きな期待はできない! 地道なスキンケアが大切


上記試験の製品をはじめとして、シワ改善効果の明示を厚生労働省から承認された医薬部外品がいくつか発売され、シワの発生・進行に悩む多くの女性がこういった商品に期待を寄せているものと思います。

シワ改善効果を謳う製品を販売するには、客観的データをそろえ医薬部外品としての承認を得なければなりません。

そのためには、大きな費用と長い年月、そして様々な労力が必要になります。

しかし、より消費者の関心を集め、売上を伸ばすためには、シワ改善効果を堂々と謳えることが大きなメリットとなります。

ただ、上記試験結果を見ると、シワの改善と言っても、シワが浅くなったことが一目で分かるような明確な改善効果はないように思います。

さらに言えば、あくまでシワ改善という効能効果の表示を認められた過ぎず、効果を保証するものではありません。

上記試験結果にあるシワ改善レベルであれば、従来の化粧品・医薬部外品でも目指すことが可能かもしれません。

その程度の改善すら期待できないのなら、従来の化粧品・医薬部外品の使用は意味の無いものになってしまいます。

もちろん、従来の化粧品・医薬部外品では、法令上シワ改善効果を明示することは出来ませんが・・・


シワ対策の基本は紫外線防止と肌保湿のための地道なスキンケア


いずれにせよ、シワ改善効果が明示された製品であっても、その製品だけに過度な期待はしない方がよいでしょう。

シワの発生は、紫外線の影響、肌の乾燥(水分不足)、老化による真皮層の劣化などが原因によって起こります。

まずは、紫外線の悪影響を排除・抑制するように注意すること。

次に、肌が水分不足とならないような保湿対策。

肌の保湿機能やバリア機能を損なわない正しいお手入れなどが重要になります。

真皮層の劣化については、化粧品による直接的なケアは難しいものの、肌表面の保湿対策をしっかりと行い角質層を健やかに保つことが真皮層の状態にも好影響を与えます。

化粧品や医薬部外品では、シワの改善(特に真皮層劣化によるシワの改善)については限界があり、予防と進行の鈍化が現実的な目標になるかと思います。

正しいスキンケアを地道に継続することがシワ対策の基本と考えるべきでしょう。



以下のページでシワの原因と対策について取り上げています。よかったらご覧ください。

[公式サイト内ページ]【特集記事】シワの原因と対策について

[関連ブログ記事]シワの原因と対策〜表皮のシワと真皮のシワ




モルトリーチェ化粧品は、健康な肌であれば本来有している「肌が自ら美しくなろうとする力」をサポートします。

モルトリーチェスキンケア化粧品の詳細については、以下のモルトリーチェ公式サイト内のページでご案内しておりますので、是非ご覧ください。




初投稿:2019/04/07

シワの原因と対策〜表皮のシワと真皮のシワ


シワは肌の老化現象の代表的なものです。

年齢を重ねるにつれ発生するものとしてあきらめてしまうのか・・・

それとも、何か対策を講じることで、シワを防いだり、消したりできるのでしょうか?



シワも様々〜表皮のシワと真皮のシワ


皮膚は3つの層から成り立っています。

肌表面から順に、表皮、真皮、皮下組織です。

表皮は約0.2ミリ、真皮でも2ミリほどという薄さです。

表皮はさらに、4つの層(外側から角質層・顆粒層・有棘層・基底層)に分かれています。

皮下組織は脂肪の層ですので、肌表面の美容と健康という点では表皮と真皮の状態が重要です。





シワの出現には個人差もありますし、原因も様々で複合的要素が関係していたりします。

ただ、大きく分けると、「表皮および角質層の機能低下」によって発生するシワ(小じわなど)と、「真皮の機能低下」によって発生するシワ(深いしわ)に分けることができます。

その他にも、急に痩せたりすると、皮下脂肪が急激に減少し、皮膚がたるんだり、ハリがなくったりして、シワができたりします。

また、筋肉の動きによってできるシワもあります。特に表情の豊かな人は、目もとや口もとに表情ジワができることがあります。

ここでは、スキンケアとシワという観点から、「表皮機能低下によるシワ」と「真皮能低下によるシワ」について、その原因と対策について考えてみたいと思います。



表皮の機能低下によるシワについて


表皮の機能低下によるシワというのは、日々のスキンケアによってその発生を防いだり、遅らせたり、また、シワが発生した後でも、早めに対処すればそれを消すことも可能です。

表皮の機能低下によるしわは、どのようにして発生するのでしょうか・・・?

皮膚の表面は「皮溝(ひこう)」と呼ばれる細かい溝があり、その溝で囲まれたように「皮丘(ひきゅう)」があります。

そして、皮溝と皮丘によりできた「皮紋」という模様があります。





10代の頃は、この皮紋が細かく均一なので、シワというものはありません。

20代になった頃から、この皮紋は粗くなりはじめ、そのうち皮溝の深さが不均一になり、これにある方向性が出てくると、肉眼で見えるシワというものになります。

小ジワとかちりめんジワなどと言われるのが、このシワです。


小ジワの最大の原因は肌の水分不足!


こういった小ジワができる最大の原因は、肌の乾燥、さらに言えば表皮の最上層「角質層」の水分不足にあります。

加齢・紫外線・空気の乾燥・皮膚機能の低下などにより、角質層の水分保持機能が低下すると、皮膚はかさつき、肌荒れを起こします。

そうなると、皮膚表面は収縮し、皮溝と皮丘の幅が広がり、皮紋が不規則な網目状となってしまいます。

そのうちに、皮溝が深くなり一定方向に走り出し、これがシワとなって現れます。



表皮のシワ対策


こういったシワへの対処方法としては、肌の乾燥を防ぎ潤いを保つことが最も重要です。

特に、角質層の状態を健全に保ち、その水分保持機能を維持することが必要です。


潤い成分で肌保湿


角質層の水分が不足し、肌が乾燥するのは、「皮脂膜」「NMF(天然保湿因子)」「細胞間脂質」といった潤いを守る3要素の不足が大きな原因となります。

こういった潤いを守る3要素に代わるものを化粧品によって補充することもシワ対策のひとつと言えます。

皮脂膜の主成分は、脂肪酸・スクワレン・ロウ類などです。

NMFの主成分は10数種類のアミノ酸やPCA-Naなどです。

細胞間脂質の主成分はスフィンゴ脂質・セラミド・コレステロール・脂肪酸などです。

化粧品によって、これらのはたらきを補うとともに、さらに保湿機能の高い成分を与えることで、角質層の水分保持力をサポートし、肌の潤いを取り戻すことが必要です。


適正な新陳代謝


また、このように潤い成分を補充するといった保湿対策の他に、表皮の新陳代謝が適正に行われることも重要です。

角質層というのは、新陳代謝が適正に行われることによって、健全な層構造が形成され、水分保持機能を有することになるからです。


紫外線に要注意!


それから、表皮の新陳代謝に悪影響を与え、肌の潤いを奪い去るものとして、紫外線には要注意です。

紫外線は、あらゆる肌老化現象の原因となりますので、日常の生活の中でも、紫外線を極力浴びないようにする工夫が必要です。


小ジワを防ぐスキンケア


化粧水で水分をたっぷり補給し、美容液などで水分を保持し、さらに水分が蒸散しないように乳液やクリームなどでカバーしてください。

また、角質層を傷つけ水分保持機能を低下させないように、正しいクレンジングや洗顔を行なうことも大切です。

さらに、マッサージによって血行を促進し新陳代謝をサポートしたり、角質層をケアすることで新陳代謝がスムーズに行われるよう肌の状態を整えることもおすすめします。



このように、紫外線をしっかりと防ぎながら、保湿対策を主眼に日々のスキンケアを規則正しく行うことで、皮溝や皮丘が正常な網目状に整い、いわゆる「小ジワ」というものを防ぐことができます。

ただ、こういった小ジワであっても、気づいた時には、しわを消し去るには手遅れとなっていることがあります。

小ジワが発生してからあわてるのではなく、早い段階から適切なスキンケアを継続し、小ジワ予防に努めることが大切です。



真皮の構造とシワの原因は?


真皮は、線維芽細胞からつくられたコラーゲン線維と、コラーゲン線維を束ねるエラスチン線維などで構成されています。

そして、その線維成分の間にヒアルロン酸などの高保湿成分が存在し、皮膚の弾力性を保持するスポンジ構造を形成しています。

真皮のシワといわれるものは、老化や紫外線の影響でコラーゲンやエラスチンからなる皮膚の弾力構造が崩れたり、これらの成分を作り出す細胞(線維芽細胞)の活力が衰えたりすることによって、皮膚が弛緩し出来るシワです。

この真皮の機能低下によるシワは、表皮の機能低下によるシワよりも深く、また修復が難しいとされています。


コラーゲンなど真皮成分の補給は難しい


コラーゲンやエラスチン、さらにはヒアルロン酸といった成分を補給してあげれば良いのかもしれませんが・・・

残念ながら、これらの成分を配合した化粧品を使用しても、真皮組織が修復され、シワの解消につながるということはありません。

コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は分子量としては巨大ですから、そう簡単に皮膚の中に浸透するものでありません。

ただし、水分保持力が非常に高い成分ですので、皮膚表面に塗布した場合、角質層の潤いを保ち肌の乾燥を防ぐという点では大いに効果を発揮します。



真皮のシワ対策


化粧品成分が真皮層まで浸透しないのであれば、化粧品によって真皮機能の改善に直接的にはたらきかけるのは難しいのかもしれません。

しかし、日常のスキンケアや生活習慣の工夫によって、こういった真皮機能低下によるシワの発生や進行を遅らせることも可能かもしれません。

それでは、真皮の機能低下によるシワについて、どのように対処すればよいのでしょうか。


まずは紫外線対策!


真皮の層構造を変性させ、その弾力性を奪ってしまうものとして、特に強い影響を与えているのが紫外線です。

紫外線の中でも、UVAと波長の長いUVBは、表皮を通り抜け真皮まで影響を及ぼします。

こういった波長の長い紫外線は、秋冬でもかなり降り注いでいますし、窓ガラスを透過します。

サンバーン(炎症)が起きないので油断しがちですが、要注意です。

こういった紫外線を大量に浴びたり、少量でも継続的に浴び続けたりすると、真皮の線維組織は分断され、その結果、肌のハリや弾力性が失われ、シワが発生します。



ですから、真皮の機能低下によるしわを防ぐには、紫外線を浴びないようにすることが最も重要です。

外出時は、紫外線から肌を防御するという意味合いからも、ファンデーションは是非つけていただきたいですし、 UV対策用化粧品のご使用もおすすめします。

また、日傘や帽子なども、紫外線を完全に防ぐことはできませんが(乱反射により)、 利用しないよりは利用した方が紫外線防止効果は高いので、外出時にはこういったものも使用すべきだと思います。


真皮細胞の活力維持


皮の機能を適正に保ちシワを予防するためには、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などの生産細胞である線維芽細胞の活力を適正に保つ必要があります。

細胞が元気であるためには、バランスの良い食事や十分な睡眠など規則正しい生活を続け、身体そのものが健康であることが重要です。



化粧品によっては、線維芽細胞の活力を高めることを期待して、いわゆる細胞活性サポート成分のようなものが配合されているものもあります。

細胞の活性をサポートすると言われる成分は、例えば、ある種のビタミンC誘導体、ペプチドや各種アミノ酸、各種ミネラル成分、各種植物エキス、さらにはある種のバイオ成分などいろいろあります。

しかし、どんなに優れた作用を有する成分であっても、皮膚のバリア機能を通り抜けて真皮まで到達し、実際にシワの予防や解消に直接的に寄与することができるかというと、化粧品や医薬部外品というレベルでは大きな期待できないかもしれません。

真皮機能の低下によってできてしまったシワを元の状態に戻す(修復する)というのは、化粧品や医薬部外品ではまず難しいと考えた方が良いでしょう。


とにかく予防が大切


細胞の活性に効果が期待される成分があっても、実際に真皮層においてその効果を十分に発揮する成分というのは多くありません。

また、作用の強い成分というのは皮膚刺激性など安全性の問題もあって、一般化粧品にはなかなか利用できないのが現状です。

それに、表皮細胞の新陳代謝と比べ、真皮細胞の新陳代謝はそのサイクルが長く、数年を要するともいわれます。

ですから、真皮の機能低下によるシワを出来てしまってから修復する(消し去る)というのは、非常に難しいと言えます。


肌表面の保湿も重要


それでは、真皮の機能低下によるシワに対して、化粧品によるスキンケアは全く効果がないのかというと、そうではありません。

確かに、真皮の機能低下によるシワを出来てしまってから修復するというのは化粧品では難しいと言えます。

しかし、予防という点では、化粧品による保湿ケアは一定の効果をもたらします。

肌表面の保湿対策をしっかり行なうことで角質層を健やかに保つことが、表皮の新陳代謝をスムーズにするとともに、真皮層の状態にも良い影響を与えることになるからです。



表皮角質層の水分というのは、真皮層から少しずつ補給されています。

角質層の水分が極端に減少すると、それを補うために真皮層からの水分補給も急ピッチとなってしまいます。

そうすると、真皮層における水分も不足しはじめ、真皮機能も低下してしまいます。

肌表面の保湿対策をしっかり行うことが、真皮層の機能低下を防ぐことにもつながると言えます。



また、血行を促進し細胞の維持に必要な栄養分が十分に供給されるよう、適度なマッサージを続けることも肌の新陳代謝や潤いの維持に効果的で、シワ防止という点でも期待ができます。

真皮の状態を健やかに保ち、シワを予防する、あるいは進行を遅らせるためには、規則正しいスキンケアを継続するとともに、日常生活でも紫外線やその他の肌健康を害するものを避けることが重要です。



モルトリーチェ公式サイト内の以下のページも、シワの原因と対策についてご案内しています。

シワの原因と対策 スキンケアで行うしわ対策


初投稿:2006/08/12

肌の老化現象「たるみ」について



老け顔の原因は「たるみ」?


「たるみ(特に顔の皮膚のたるみ)」について考えてみたいと思います。

誰もが、年齢を重ねるにつれ、皮膚にハリがなくなり、やがてたるんできます。

皮膚のたるみは、避けられない老化現象と言ってしまえばそれまでですが、よくよく見ると、その進行の速度や程度は人によって違います。

老けて見えるか?若々しく見えるか?その人の印象を左右する大きな要因として、たるみがあるように思います。

また、たるみというのは、シミやシワと違って、毎日鏡で顔を見ていても、自分ではなかなか気づきにくいものです。

昔の写真と見比べて、初めてたるみに気づいてしまうということもよくあります。

たるみは、避けられない老化現象かもしれませんが、日々の生活習慣・食生活・スキンケアによって、たるみの進行を遅らせたり、たるみを目立たなくしたりというのは可能かと思います。

ただ、たるんでしまってからでは、それを改善するのはたいへん難しいと言えます。

気づいたときには手遅れということにならないように注意する必要があります。



たるみの発生について


顔にはいくつもの表情筋があり、これらは皮下組織(脂肪層)を通り、真皮組織とつながっています。

表情筋を動かして表情をつくるとき、筋肉は収縮しますが、皮膚は収縮しないために、表情シワができてしまいます。

ただ、若い頃は皮膚に弾力性があるため、筋肉が緩むと皮膚のシワも元に戻って消えてしまいます。

しかし、皮膚が弾力性を失い始めると、目じりのシワや眉間の縦ジワなどが消えなくなります。

さらに、皮膚の水分量が減少したり、皮下組織の脂肪が少なくなったり、筋肉が萎縮したりすると、これらのシワはくっきりと深くなります。

そして、まぶた・目の下・鼻のワキから口角・頬・あご・フェースライン・首などでは重力に引かれてたるんできます。





皮膚の弾力性は真皮層が支えている


このように、シワにしろ、タルミにしろ、皮膚の弾力性が失われることによって発生します。

その皮膚の弾力性というのは真皮層の状態が大きく関係しています。

真皮層というのは、表皮層の下にあり、真皮層の下には脂肪の層である皮下組織、そしてその下には筋肉があります。

表皮層はだいたい0.2ミリほどで、真皮層が2ミリほどの厚さです(人や部位によって多少違います)。

真皮層は、コラーゲン(膠原線維)やエラスチン(弾力線維)といったタンパク質でできた線維成分が網状構造を形成しています。

そして、その間にヒアルロン酸などの高分子系保水成分が存在し、水分をたっぷり含んだスポンジのような構造で、皮膚の弾力性を支えハリを与えています。




しかし、加齢やその他の原因により、コラーゲンやエラスチンといった線維成分が変性したり、あるいは減少したりします。

また、真皮層の水分保持力も低下します。

そうすると、真皮層の網状構造は劣化し緩んでしまい、皮膚は弾力性を失います。

このように、真皮層の組織が変性し弾力性を失うと、ピンと張っていた皮膚はハリが無くなります。

表情をつくるときにできたシワは、元に戻りにくくなります。

皮膚が重力に引かれてたれさがるようになった部分がたるみとなります。





たるみと皮下脂肪の関係


たるみは、真皮組織の劣化により皮膚のハリや弾力性が失われることが原因ですが、それに加えて皮下組織の状態も関係します。

皮下組織は真皮層の下にある脂肪の層で、真皮層や表皮層の土台とも言える部分です。

加齢とともに、この皮下組織の脂肪も少しずつ減少していきます。

真皮の弾力性が失われ、さらに皮下組織の脂肪が減少していくと、皮膚はしぼんだ状態となり、余った皮膚が重力に引かれてたるんできます。

急なダイエットや体調不良は、これをさらに進行させます。

逆に、太って皮下脂肪が増えた場合もたるみが現れます。

弾力性が失われ皮膚を引っ張る力が衰えた真皮層では、脂肪の重みを支えることができず、たるんできます。

また、皮下組織の下にある筋肉=表情筋の衰えもたるみの発生に関係します。

加齢とともに、筋肉が萎縮すると、上記と同様に皮膚はしぼんだ状態となり、たるんできます。



たるみを防ぐために〜まずは紫外線に注意


たるみを防ぐために重要なことは、真皮層を健全に保つことです。

真皮層の弾力性維持機能が衰えると、皮膚はハリを失い、しわやたるみが生じます。

真皮層の衰えというのは、真皮層の弾力性を支える重要成分の変性や減少による層構造の劣化があげられます。

具体的には、コラーゲン、エラスチンといった線維成分の変性や減少、ヒアルロン酸などの保水成分の減少などです。



コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といった成分は、真皮層の線維芽細胞によって生み出されるのですが、加齢とともに線維芽細胞のはたらきが弱まり、これらの成分を十分に供給できなくなります。

また、紫外線は真皮層まで到達し、コラーゲンやエラスチンといった線維成分を切断したり変性させたりして、真皮層の構造に損傷を与えます。

若い頃は、線維芽細胞が新しいコラーゲンやエラスチンを次々とつくり出し修復されますが、年齢を重ねるにつれ線維芽細胞の機能は低下し、修復されにくくなっていきます。



こういったことを考えると、真皮層の衰えを防ぎ健全に保つために、まず注意しないといけないのは紫外線です。

紫外線を極力あびないようにするということが、真皮層のはたらきを守り、皮膚の弾力性を保ち、しわやたるみの発生を遅らせるということにつながります。



真皮の重要成分の補給は難しい


コラーゲンやエラスチン、さらにはヒアルロン酸といった真皮層の重要成分の変性や減少を補うことも必要なのでしょうが・・・

これらの成分を外部から補給するといっても、いずれも巨大な分子量の成分です。

化粧品に配合して皮膚表面に塗ったとしても、角質層を通り抜け、表皮層を突き進み、真皮層まで到達するということは不可能です。



また、食品としてこれらの成分を摂取した場合、消化吸収の段階でペプチドやアミノ酸に分解されます。

それらがたるみの危険性のある箇所の真皮層に直接届けられ、もう一度合体してコラーゲンやエラスチンなどになるということは考えられません。



最近では化粧品への配合成分として、これらの成分を低分子化して浸透しやすくしたというものがあります。

しかし、実際にはペプチドやアミノ酸へ分解したようなもので、仮にこれらがそのまま真皮層まで到達したとしても、コラーゲンやエラスチンといった線維成分としてのはたらきをするかというと、それも考えにくいわけです。



それに、真皮層は、コラーゲンやエラスチンといった2種類の線維成分、ヒアルロン酸などの保水成分がバランスよく存在し、複雑に結びつきピンと張った網状構造を形成しているからこそ、その弾力性が保たれています。

コラーゲンだけ補ったりとか、エラスチンだけ補ったりとか、ある成分を補っただけでは、こういった弾力性のある真皮層の構造は形成することはできません。

外部から(化粧品や食品によって)、真皮層の重要成分を補うことは、まず難しいと言えるでしょう。



真皮の線維芽細胞の活性について


真皮成分の補給というよりも、これらの成分の生成元である線維芽細胞のはたらきを助けるということに目を向けた方が良いように思います。

真皮層の線維芽細胞のはたらきをサポートし、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を促し、健全な真皮構造をつくろうという考え方です。

これも、○○をすれば良いとか、○○を塗れば大丈夫とか・・・そういった単純明快な解決方法を提示することはできません(何しろ真皮層に存在する細胞へのはたらきかけですから)。

ただ、たるみ解消の決定打となる対策ではありませんが、いくつか効果が期待できる方法というのはあります。



ひとつは、適度なマッサージです。

マッサージによって皮膚音を高め、血行をよくすることにより、細胞へ十分な栄養を供給するということです。



それから、肌表面(特に角質層)の保湿対策です。

肌表面の水分が失われると、真皮層から水分の補給がなされます。

肌表面において、慢性的な水分不足や肌荒れその他トラブルによる急激な水分不足があると、真皮層まで水分が不足してしまいます。

真皮層の水分不足は、真皮層の弾力性を低下させてしまいますし、線維芽細胞の機能にも悪影響を与えてしまいます。



また、線維芽細胞の活力を高めるために効果的とされる成分もいろいろとあります。

こういった成分が配合された化粧品でケアすることも、真皮層の構造を健全に保つためのひとつの方法だと思いますが・・・

しかし、理論上、どんな優れた作用のある成分であっても、 皮膚のバリア機能を通り抜け、真皮まで到達し、たるみの予防や解消に直接的に寄与するかというと、大きな期待はできないかもしれません。



ただ、真皮の線維芽細胞への直接的はたらきかけが難しくても、その上の表皮層が健全に保たれていれば、(表皮層と真皮層は深く結びついていますので)真皮層も健やかな状態に保たれる可能性は高まるでしょう。

ですから、日々の規則正しいスキンケアは、真皮層にも良い影響を与え、たるみの発生を防ぐ、あるいは遅らせるということにおいて期待できるかと思います。



細胞の活性を維持するためには、心身の健康が必要であるということはいうまでもありません。

十分な睡眠、バランスのとれた食生活、適度な運動、ストレス発散などにより、心と身体の健康を保つことも大切です。



たるみ対策とモルトリーチェ化粧品


様々な肌の老化現象やトラブルは、「肌が本来有している機能=肌が自ら美しくなろうとする力」が、加齢・紫外線・乾燥・その他様々な原因により、そのはたらきが衰えたために発生します。

たるみは、加齢による真皮層の衰え(弾力性の低下)が主な原因ですが、そこには紫外線によるダメージ、肌表面の水分不足など様々な要素が関係しています。

モルトリーチェ化粧品は、海と大地の恵みを活かすことで、「肌が本来有している機能=肌が自ら美しくなろうとする力」を様々な側面からサポートします。

化粧品に使用する原料は、肌に存在する成分と同じ成分や類似した成分、肌の健康機能の向上をサポートする成分を自然界に求め、厳選のうえ採用しています。

肌本来の機能を引き出すとともに、肌に自然で馴染みの良い化粧品です。

たるみ対策についてもお役にたてるかと思います。



モルトリーチェ化粧品の詳細は以下のページでご案内しています。是非一度ご覧ください。

[公式サイト内ページ]モルトリーチェトップページ

[公式サイト内ページ]モルトリーチェ化粧品について


初投稿:2010/06/07
プロフィール

モルトリーチェLLC

某大手化粧品メーカーの元社員数名で設立した小さな化粧品会社です。
海と大地の恵みを活かし肌本来の機能をサポートする独自処方のスキンケア化粧品「モルトリーチェ化粧品」の製造・販売やOEM化粧品の開発などを行なっています。

MOLTOLICE LINK

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