MOLTOLICE ダイアリー

海と大地の恵みを活かし肌機能をサポートするモルトリーチェのブログです

洗顔

冬の肌乾燥を防ぐには、まずは正しい洗顔を!


肌の乾燥(水分不足)は、あらゆる肌老化・肌トラブルの原因となりますので、肌を健やかに保つためには「保湿対策」はたいへん重要です。

特に、外気が乾燥し、肌の分泌機能も低下する秋から冬にかけては「保湿対策」は必要不可欠です。

保湿対策のためのスキンケアというと、各種保湿成分が配合された化粧水・乳液・美容液・クリームなどの使用がまず思い浮かぶのではないでしょうか。

こういった化粧品は、肌に水分を補給したり、肌の水分が蒸散するのを防いだり、肌の保湿機能をサポートするといったはたらきがあります。

肌の潤いをしっかりと保つために必要なのは言うまでもありません。



肌本来の保湿機能を守るキーポイントは洗顔


ただ、ここでもうひとつ考えないといけないのは、本来は肌自体に「自ら水分を保とうとする力=保湿機能」があるということです。

この肌本来の保湿機能を健全に保つということもたいへん重要な「保湿対策」です。

つまり、肌本来の保湿機能を低下させるというマイナス要素を極力排除することです。

そして、そのキーポイントは日々の洗顔(クレンジングも含む)です。

というのも、洗顔の方法によっては、肌の保湿構造に損傷を与えたり、肌の潤い成分を奪ってしまったりして、保湿機能を低下させてしまう可能性があるからです。

肌を乾燥から守るためには、まずは正しい洗顔を行い、肌が本来有する保湿機能を低下させないことが大切です。



肌の保湿機能・バリア機能を支えている角質層


皮膚は3つの層から成り立っています。皮膚表面から順に、表皮、真皮、皮下組織です。

表皮は約0.2ミリ、真皮でも2ミリという薄さです。表皮はさらに、4つの層(基底層・有棘層・顆粒層・角質層)に分かれています。

そして、私たちが直接手で触れることの出来るのが、表皮の最も外側にある角質層というわずか0.02ミリほどの部分です。

肌が滑らかであるとか、乾燥してカサカサしていると感じるのはこの角質層の状態を表しています。





角質層は、活動を停止した細胞が20層ほど重なり、その細胞と細胞の間にNMFなどの天然の保湿成分や細胞間脂質が存在し、肌の潤いを守っています。

また、有害な成分が肌内部に浸透しないようバリア機能を有しています。

ちょうどレンガを20段ほど交互に積み上げ、そのレンガとレンガの間をNMFや細胞間脂質がまるでセメントでレンガブロックを固定するかのように埋まっています。

レンガが整然と並んだ状態は表面が滑らかになっています。

所々でレンガがめくれ上がった状態になると(角質層の層構造が崩れた状態になると)、そこに隙間が出来るわけですから、肌の水分は蒸散しやすくなってしまいます。

さらに、このような状態ではNMFや細胞間脂質も失われやすくなりますから、角質層の保水機能が低下し、肌はますます乾燥し、ざらざら、カサカサしてきます。

そして、そのうち皮膚表面に細かな小じわが出来てきたりします。

また、角質層の層構造が崩れた状態では、その隙間から肌に有害な雑菌や成分が進入して、様々な皮膚トラブルが発生しやすくなります。

これが、いわゆるバリア機能の低下ということです。



間違った洗顔で角質層の機能を低下させてしまう危険性が!


肌の保湿対策というと、化粧水・美容液・クリームなど、肌に塗布するお手入れをイメージしがちですが、その前に日々の洗顔(クレンジグも含む)がたいへん重要です。

実は、誤った洗顔方法によって、肌本来の保湿機能を損傷し、肌乾燥の大きな原因となっていることも多いのです。

洗顔は、皮膚表面に付着した様々な汚れをきれいに取り除くために行います。

汚れというのは、汗や皮脂、空気中のチリ・ホコリ、雑菌、ある種のアレルギーを発生させる物質、排気ガス、メイクアップ料など、実に様々です。

肌を健やかに保つためにまず必要なことは、こういった皮膚に付着する物質・成分を取り除き、皮膚に与える刺激を極力少なくすることです。

ですから、毎日の洗顔はたいへん重要です。



ただし、ここで注意しないといけないのは、洗顔で肌の汚れを取り去る際に、肌の表面、特に角質層の機能に損傷を与えていないかということです。

何しろ、肌の保湿機能・バリア機能を支えている角質層は、わずか0.02ミリほどの薄さです。

肌を強くこすったり、洗浄力の強い洗顔剤を使用したりすると、汚れを取り除く過程において、この角質層の層構造を傷付け、細胞間脂質やNMFといった潤い成分、さらには肌にとどまっておくべき角質細胞までを奪ってしまいます。

そして、こういった誤った洗顔方法を続けると、角質層の保湿機能・バリア機能そのものが低下し、肌は慢性的な乾燥状態になってしまいます。

また、外部の刺激に対しても敏感になり、肌の老化現象や肌トラブルを引き起こしてしまうのです。

ですから、洗顔(クレンジングも含む)というのは、たいへん重要なのです。



とても重要な洗顔剤の選択


化粧水や美容液などについては入念にチッェックして購入されている方でも、洗顔剤については汚れを落とすだけだからと、あまり気にせずに商品を選ばれているケースがありませんか?

実は洗顔剤こそよくよく吟味して使用しないといけません。

肌に対してマイルドで、なおかつ汚れもきちんと落とすという洗顔剤を選ぶ必要があるのです。

しかし、困ったことに、汚れを落とす力が強いものは、作用の強い洗浄成分(界面活性剤)が使用されていることが多く・・・

逆に肌に対してマイルドな洗浄剤の場合は、汚れを落とす力が弱く・・・また、それでも汚れをきれいに落とそうとすると、肌をついつい強く擦ってしまい肌に悪影響を与えてしまうということがあります。

どのような成分で構成された製品なのか?さらにはどのような洗浄成分(界面活性剤)が使用されているのか?

・・・ということが分かれば、ある程度その洗顔剤について知ることができるでしょうし、そのための全成分表示なのですが、その成分表示を見ただけではなかなか分かりにくいというのも事実です。



ただ、ひとつ言えるのは、クレンジングにも通常の洗顔にもこれひとつで大丈夫というタイプのものはあまりおすすめできないように思います。

この場合、メイクアップなども含めて油性の汚れも一緒に取り去ろうというわけですから、かなり作用の強い洗顔成分(界面活性剤)が使用されている可能性が高いからです。

肌にとってやさしく、なおかつ汚れをきれいに落とすことを考えた場合、落とす汚れの種類も違いますので、クレンジング剤と洗顔剤は分けた方が良いように思います。

メイクアップなどの油汚れは、肌への刺激が少なく、なおかつ水とも馴染みやすいクレンジング剤で取り込み、それを洗い流す。

そして、その後に、残ったわずかな油分やその他の汚れを洗顔剤を使って洗い流します。

メイクアップをしてない場合は、洗顔剤のみで汚れを洗い流します。

このような、クレンジングと洗顔と分けた2ステップのタイプのものが、肌を強く擦ることもなく、汚れをきれいに取り除くことができますのでおすすめです。



クレンジング剤の選択について以下のブログ記事もご覧ください。

[関連ブログ記事]クレンジングで肌傷つけていませんか?

[関連ブログ記事]肌乾燥を防ぐためにクレンジング剤の選択はとても大切



乾燥を防ぐ正しい洗顔の方法について


次に、洗顔の方法についてお話します。洗顔は、肌に刺激を与えず、角質層の層構造も損傷せずに、なおかつ汚れをきれいに落とさなければなりません。

基本的には、肌を強く擦らずに、汚れをきちんと落とすということを考えないといけません。

クレンジング剤の場合はあまりに少ない量で汚れを落とそうとすると、肌を傷付ける可能性がありますので用量には注意が必要です。

洗顔剤の場合は、肌に刺激を与えずに汚れを洗い流すには、十分に泡立てたうえで使用することが大切です。

特に洗顔については、以下の点に注意しながら、肌の保湿機能を損傷しないように気をつけましょう。


洗顔時の水温に注意


体温よりやや低めのぬるま湯を使いましょう。冬場は熱い湯を使いがちですが、熱すぎる湯は必要な成分まで取り除き、肌への刺激も大きく、乾燥の原因ともなってしまいます。

なお、冬場でも、冷たい水(通常の水道水)で洗顔を行なう方もいらっしゃいます。

熱すぎる湯水での洗顔よりは、良いと思いますが、水が冷たすぎる場合は、同じように肌への刺激も考えられます。

また、肌の引き締め効果を期待して、冷たい水を使用されるケースもありますが、通常、洗顔後に使用される化粧水などに引き締め効果がありますので、あえて冷たい水での洗顔は必要ないかと思います。


予洗いをおすすめします


洗顔剤を使う前になるべく予洗い(ぬるま湯で2〜3回ほど)することをお勧めします。

お顔に水を馴染ませることで、その後使用する洗顔剤の刺激を和らげます。汚れも落ちやすい状態となります。


十分に泡立てやさしく洗顔


洗顔は泡で顔を包み込むように、やさしく、決してこすらずに洗うのが基本です。

洗顔剤をたっぷりと泡立てて使いましょう。

脂が浮きがちなTゾーンは特に丁寧に洗いましょう。

洗顔剤を手に取った後、水を含ませ、数回手のひらでこすり泡立てただけで、お顔の洗顔を開始するケースをよく見ますが、これでは十分な泡立ちは得られません。

洗顔剤は、よくよく手のひらで泡立てたうえで、ご使用ください。


すすぎは入念に


洗顔後のすすぎは十分に(15回〜20回)行いましょう。額の髪の生え際、小鼻のわき、あごのラインは洗顔剤が残りがちですので、特に丁寧に行ないましょう。

通常の洗顔剤の成分は、あくまで洗い流すこと(肌の上に残さないこと)を前提としています。

洗顔剤が肌表面に残存することで、肌にトラブルが起こる可能性もありますので、注意しましょう。


拭き取りもやさしく


洗顔後、柔らかめのタオル等にてやさしく抑えるように、お顔の水分を拭き取ってください。

決して強くこすらないように、拭き取りましょう!

※なお、洗顔後は、皮脂が取り除かれ、肌が無防備な状態にあります。

乾燥状態に陥りやすく、また外的刺激にも弱い状態となっています。

化粧水や乳液などで、潤い成分を補給し、お肌を守りましょう。



洗顔の方法は当ブログ内の以下の記事でもご覧いただけます。

[関連ブログ記事]肌乾燥を防ぐ正しい洗顔方法



モルトリーチェの洗顔フォームについて


モルトリーチェのウォッシングフォームは、洗顔による保湿機能の損傷が無いように設計された洗顔剤です。

洗顔成分は、石けん、アミノ酸系、植物由来脂肪酸系など、肌に優しい洗浄剤を使用しています。

また、驚くほどきめこ細かな泡がたっぷり立ちますので、汚れをきれいに洗い流しながらも、洗顔による肌の損傷や保湿機能の低下を防ぎます。

また、海と大地の恵みから得た美容液成分をたっぷり配合していますので、洗顔しながら肌トリートメントしたようなしっとり感を実感できます。

以下のページにて、詳細をご案内しておりますので、是非一度ご覧ください。

[公式サイト内ページ]モルトリーチェウォッシングフォームのご紹介




初投稿:2007/11/09

肌乾燥を防ぐためにクレンジング剤の選択はとても大切


今回はクレンジング(メイク落とし)のお話です。

このブログ内の他の記事においても、クレンジングの重要性については何度も取り上げておりますので、重複する箇所があるかと思いますが、リニューアル版としてお読みください。

私たちの皮膚表面には、様々な付着物や汚れが存在します。

皮脂、汗、ホコリ、排気ガス、メイクアップ、古い角質、その他雑菌やある種のアレルギーを発生させる物質・・・など、実に様々です。

肌を健やかに保つためには、こういった皮膚表面の付着物をきれいに取り除き、肌を清潔に保つことが大切です。

要は、肌への刺激や負担となるものを極力取り除こうということです。

そこで、美肌対策の基本は洗顔ということになるのですが・・・



こういった皮膚への付着物の中でも、メイクアップをはじめとした油性の付着物は、水洗いや洗顔剤だけでは完全に取り去ることはできません。

ただ、油性の付着物でも、古い皮脂などは洗顔剤を使用すれば、ある程度落とすことはできます。

しかし、最近のメイクアップは、カバー力や密着性が強く、化粧くずれしにくいものが主流となっていますので、洗顔剤だけではなかなか落とすことができません。

ですから、メイクアップを落とすためには、どうしてもクレンジング剤が必要となってきます。



ただ、クレンジング剤といっても様々なタイプがあり、それぞれ、特徴が違いますし、使用方法も違います。

注意しないといけないのは、クレンジングの際に、肌の保湿機能やバリア機能を支える角質層を傷付けてしまう可能性もあるということです。

クレンジング剤について、ただ単にメイクアップを簡単に手早く落とせれば良いと考えていると、後々肌に対して様々なトラブルを発生させてしまう危険性もあります。

クレンジング剤の選択は、肌を健やかに保つためにはたいへん重要です。

そこで、今回は、「肌にとってやさしいクレンジング剤」について考えてみたいと思います。



様々なクレンジング剤〜クレンジング効果と肌へのやさしさの両立が理想


クレンジング剤の目的は、メイクアップなどの油性の付着物を、皮膚表面からきれいに取り去ることが目的ですから、洗顔剤とは含まれる油分の量や種類が違います。

いわゆる油汚れはを落とすのが目的ですから、油分の量が洗顔剤よりも多くなっています。

メイクアップをクレンジング剤にきれいに溶かし込み、皮膚表面から取り去ってしまうためです。

ただ、クレンジング剤に使われる、油分や乳化剤、その乳化方法、さらには配合成分などは様々です。

油分については、他の油分との相性の良いものが選ばれます。

かつては鉱物油系の流動パラフィンなどが主流だったように思います。

現在は、天然由来系の油分も多く使われています。

乳化剤としては、界面活性剤を使用することになりますが、これもいわゆる石油系界面活性剤だったり、天然系界面活性剤だったり、アミノ酸系界面活性剤だったり、様々です。

乳化方法については、大きく二つに分けられます。

ひとつは、油中水型(W/O型=ウォーターinオイル型)といわれ、油の中に水分が分散している状態のもの。

もうひとつは、水中油型(O/W型=オイルinウォーター型)といわれ、水の中に油分が分散している状態のものです。

また、各化粧品会社によって、こういった基本構成のうえに、様々な配合成分を添加することにより、クレンジング剤の機能を高めたり、肌への有益性を向上させるような工夫がされています。



このように、基本的な製法も様々ですから、できあがったクレンジング剤にも様々なタイプがあり、その形状、使用方法、汚れを落とす作用、皮膚への影響などがいろいろと違っています。

クレンジング剤の場合(これは洗顔剤も同様ですが)、付着物や汚れを落とすことに主眼がおかれると、肌への刺激性は強くなりがちです。

肌へのやさしさを追求し過ぎると、クレンジング剤の本来の目的である付着物や汚れをきちんと落とす作用が弱くなりがちで、これも肌にとってはマイナスです。

肌に不要な付着物をきれいに落とせて、なおかつ、使用感も良く、肌への刺激も少ないクレンジング剤を使用すべきです。

どのようなクレンジング剤がおすすめなのか?

クレンジング剤の代表的なタイプを取り上げて考えてみたいと思います。



クレンジングから洗顔までひとつでOKという洗顔剤は?


クレンジングから洗顔まで、これひとつでOKというタイプの洗顔剤があります。

たいへん簡単に洗顔ができますので、根強い人気があります。

なにしろ、1ステップで化粧落としも通常の洗顔もできるわけですから、面倒なことがイヤという方にはなによりです。

ただ、油分が主体で密着性の高いメイクアップを完全に取り去るには無理があるように思われます。

メイクアップを完全に取り去ることができず、それが皮膚表面に残ってしまうと、肌トラブルの原因となります。

きれいに取り除こうとすると、クレンジング時に顔を強くこすってしまい、肌へ刺激を与えてしまうこともあります。

逆に、このタイプでメイクアップを完全に取り去ることできるのであれば、かなり作用の強い洗浄成分(界面活性剤)を使用している可能性が高いということです。

メイクアップをきちんと取り去ることが可能であったとしても、通常の洗顔剤として使用した場合は、洗浄力が必要以上に強いということになります。

この場合、本来肌に残存すべき角質細胞まで取り去り、細胞間脂質やNMF成分に支えられる角質層の保湿機能・バリア機能に損傷を与えてしまう恐れがあります。

ただ、帰宅が遅かったり、忙しくて時間がなかったりした場合は、手早くクレンジング&洗顔ができるので重宝します。

メイクアップやその他の付着物は、その日のうちにきちんと落としてお休みになった方が、肌には断然良いわけですから・・・



オイルクレンジングタイプ〜ハードメイクもスムーズに取り去るけど・・・?


オイルクレンジングのタイプですが、密着力の強いハードなメイクでも、これを使うと簡単に取り去ることができます。

また、使用感もすべりが良く使いやすいので、とても人気があります。

特に、最近のファンデーション等にはシリコンオイルが多く使われていますので、このような頑固なメイクアップ等はオイルで取り去るのが最も簡単です。

また、すべりが良いので、使用時の摩擦によって肌を傷付けたり、刺激を与えたりする可能性も低いと言えます。

ただ、オイルだけではメイクアップの油分を完全に抱き込むことは出来ないので、通常は作用の強い界面活性剤が配合されており、その乳化力によって油分を取り去ることになります。

これは洗浄力が強いだけに、メイクアップなどを取り去る過程において、角質層の層構造に損傷を与え、角質層の潤い成分を必要以上に取り去ってしまう可能性があります。

そうすると、角質層の保湿機能が低下するとともにバリア機能も低下しますので、肌のかさつきや肌荒れの原因にもなってしまいます。

また、こういった作用の強い界面活性剤の中には肌内部への浸透性もあり、肌への刺激となるものがあります。

使用の際は、メイクアップを抱き込んだオイルを完全に洗い流すことが重要です。

オイルクレンジングは、肌を強くこすることもありませんし、メイクアップを簡単かつきれいに取り去るという点ではたいへん優れていると思います。

ただ、継続使用した場合、オイルクレンジングのマイナスの面(角質層の機能低下など)も心配です。

オイルクレンジングを使用していて、慢性的な肌乾燥や肌荒れが気になる方は、クレンジングに原因がある可能性も考えられます。

この場合、クレンジング剤の変更など検討してみる必要があるかもしれません。



油性ふき取りクリームタイプ〜ふき取りが面倒?肌への刺激も?


油性ふき取りタイプのクリームは、水分を油分で包んだ構造の油中水型(W/O型)の乳化クリームです。

あるいは、油分を水分で包んだ構造の水中油型(O/W型)の乳化クリームが、クレンジングする過程で水分が蒸発して、油中水型(W/O型) に変わるコールドクリームいわれるタイプのものです。

いずれも、液状オイルクレンジングのようにすべりの良いクリームですが、油の中に水分があるという構造なので、水とは馴染みません。

このタイプは汚れをクリームで包みこんだ後、水では流せませんので、一旦ティッシュやコットンでふき取る必要があります。

あるいは、この時にふき取り用化粧水などを使用して、クレンジング剤⇒ふき取り化粧水⇒洗顔剤といった、3ステップでの洗顔を行ないます。

ふき取るという行為が面倒なうえ、ふき取りの際に顔を擦りますので、これが肌への刺激となりトラブルへつながる可能性があります。

以前は、このタイプのクレンジングが主流だった時代もありましたが、今は市場での流通量は少なくなった感があります。



油性洗い流しクリームタイプ〜マイルドな洗浄作用で肌に負担をかけない


油性洗い流しタイプのクリーム状のクレンジング剤もあります。

油性のクリームタイプでありますが、水中油型(O/W型)、つまり油分を水分で包んだ構造ですので、水との馴染みが良く、クレンジング後に水で洗い流すことができます。

油性成分が乳化剤によって、水分の中に細かな粒となって乳化された状態です。

あっさりした感触のクリームで、肌表面で軽くマッサージすると、すべりが良くなり、メイクアップなど油性成分と馴染みます。

これは、メイクアップなどの油性成分が、クリーム中の油性成分の中に溶け込んで、細かな粒の状態になり、それを水分が包みこんだ状態です。

親水性が良い状態ですので、容易に水で洗い流すことができます。

ただ、若干ながら肌表面に油分が残りますので、さらに洗顔フォームで洗い流します。

肌をこすることもなく、つまり肌に刺激を加えずにメイクアップを落とすことができます。

ただ、最近の落ちない崩れないといったタイプのメイクアップに対してのクレンジング効果については、一般的にはオイルクレンジングよりは劣るようです。

肌に負担をかけないマイルドなクレンジング作用が特徴ですので、クレンジングの際はクリームとメイクアップをよく馴染ませることが必要です。



その他に、ジェルタイプのクレンジング剤もあります。

これは、上記油性洗い流しクリームタイプのクレンジング剤と同じく、洗い流すタイプですが、クレンジング用油分を少なくし、さらにさっぱりした使用感となっています。

ゲル化剤と言われるものを加えることで、固体と液体の中間的なテクスチャ(ジェル状)をつくりだしています。

クレンジング用油分が少ない分、油分を溶かす保湿剤系成分を配合することで、クレンジング効果を補っています。

また、ジェルタイプでも、油分を多く使用したタイプもあります。

油分が多い分、メイクアップなどの汚れとよく馴染み取り去ることができます。

これも、水中油型(O/W型)の構造で汚れを取り込み、その後水で洗い流すことができます。



クレンジング後の残った油分の洗い流し、そして保湿対策も忘れずに


これまで述べてきた通り、クレンジングの目的は、メイクアップなどの油性の付着物を取り去ることです。

メイクアップなどの油分をクレンジング剤の油分に取り込むことによって、肌表面から取り去ります。

このとき、メイクアップなどを取り込んだクレンジング剤は、油性の状態であればふき取りが必要ですし、親水性の状態であれば水によって洗い流すことができます。

ただ、メイクアップなどを取り込んだクレンジング剤をふき取ったり、洗い流したりしても、肌の表面にはクレンジング剤の油分が少し残ることになります。

肌の表面に残った油分は、そのままにしておくと、時間の経過とともに酸化の可能性がありますし、肌の分泌物や雑菌などと結びついたり、空気中の様々な浮遊物と混じることによって、肌に対して悪影響をもたらす可能性があります。

クレンジング後は、洗顔剤を使用して、肌の上に残った油分をきれい洗い流すようにしましょう。



洗顔までして肌表面をきれいにすると、その時点では肌は清潔な状態ではありますが、皮脂なども取り去られ、肌は無防備な状態でもあります。

やがて、新たな皮脂が分泌されて天然のクリームとして肌表面を覆うようになりますが、しばらくは肌が乾燥しやすく、外的刺激にも敏感な状態にあると言えます。

また、日頃、肌乾燥が気になる人は、この皮脂の分泌機能が低下している場合が多いようです。

洗顔後は、肌に水分を補うとともに、水分の蒸散を防ぐために、化粧水や乳液などを使用し、肌を乾燥から守ってあげましょう。



モルトリーチェのクレンジングクリームについて


モルトリーチェのクレンジングクリームは、上記のタイプで言えば、上記のうち油性洗い流しクリームのタイプを採用しています。

メイクアップなど油性の汚れをきれいに落としながらも、肌への負担や刺激を極力抑えるよう配慮しています。

角質層の保湿機能・バリア機能を守りながら、やさしくクレンジングができます。

クレンジング剤としての油分の主成分はオリーブスクワランです。

オリーブオイルから極微量抽出される成分で、肌との相性が良く、水との馴染みも良い油脂成分です。

乳化剤には植物由来脂肪酸系およびアミノ酸系の活性剤を使用しており、石油系の界面活性剤は使用していません。

また、海と大地の恵みを活用した保湿成分や美容液成分、各種植物エキスをふんだんに配合しています。

メイクアップなど油性の付着物をやさしく取り除くという本来の目的に加え、若々しい素肌を保つよう配慮されたクレンジングクリームです。



[公式サイト内ページ]モルトリーチェクレンジングクリームのご案内はこちら




よかったら以下のページもご覧ください。

[公式サイト内ページ]肌乾燥防止の重要ポイント「正しい洗顔」

[関連ブログ記事]肌乾燥の基本対策〜まずは正しい洗顔から!



初投稿:2007/11/18

ご使用体験談「モルトリーチェ洗顔フォーム」《1》


肌乾燥を防ぎ潤いのある肌を保つためには、洗顔がとても重要です。

洗顔によって、肌表面の汚れや付着物を落とすことは必要ですが、その過程において肌本来の保湿機能やバリア機能を低下させてしまうこともあるからです。

洗顔はあまりに作用の強い洗顔剤は使用せずに、よく泡立てて肌を擦ることなくやさしく洗うこと大切です。



モルトリーチェの洗顔フォーム(ウォッシングフォーム)は、独自処方のアミノ酸系&植物系の洗顔成分により、肌表面の汚れや刺激物などをきれいに洗い流しながらも、肌本来の機能に損傷を与えることが無いように設計されています。

以下にご使用いただいた皆様のご使用体験談を紹介いたしますのでご一読ください。



MTさん / 26歳 / 東京


泡の質がとても良いです!

2cmとありましたが、実際には0.5mmくらいチューブから出し、一度目は手で泡立ててみました。

泡立てやすく、手でも充分に泡立ち、ふわふわのきめ細かなクリーム状の泡!感動しました。

今まで使った洗顔料の中では最高レベルと感じました。

至福の気分で、顔に泡をおきました。

上手く表現できないのが残念ですが、安っぽい軽さではない軽さがありますね。

2度目は泡立てネットで・・・泡立てネットを使うと、余分に洗顔料が必要なのかと思っていましたが、同じ分量でむしろ手よりたくさんの泡が出来ました。

泡立てネットを使用したほうが経済的にも、泡の質の面でも良いのですね!

余談ですが、クリーム状の泡立ちをアピールして販売されている(1000円以内)洗顔料がたまたま自宅にあったのですが、それを使ってみたらあまりの違いに驚きました。

価格は、正直言って少し高いと思いました。

けれど、これだけの品質はやはり低価格モノとは全く違いました。

「洗う」という概念ではなく「肌へ心地よさをプレゼントしてあげる」という気持ちで使えることに価値がありそ うです。

エステに1回6000円かけるのと、毎日心地よい一瞬(ひととき)を味わえるのと、どちらを選ぶかと考えれば、価格ぶんの価値は充分にありました。

肌の様子ですが・・・私の肌は、洗顔料で肌の調子が悪くなることが多いです。使ってしばらくすると肌にブツブツができます。

この洗顔料ではどうだったかというと・・・洗った後すぐの状態はすべすべ・しっとり・柔らかい感じでした。

乾燥ぎみなのですが、脂分をとりすぎることなく肌に優しい感じです。

汚れは泡をのせるだけという洗顔方法ですが、きれいに落ちました。

3週間使用後も、肌の状態はとてもよいです。



YSさん / 33歳 / 和歌山


届いたその日に使ってみました。

今までの安い洗顔と比べ物にならないくらいの泡立ちときめ細かさに感激しました。

まさにクリーミーな泡というのでしょうか・・・

洗いあがりもつっぱらず適度なシットリ感で良かったです(とってつけたようなモアモア感もなくて) 。

あと、匂いもするのかなって思ってたけどそんなに気にならなかったし、スッとするような感じがあって、あ〜これがアロマの香りか?なんて思いながら洗顔してます。

とても満足しながら使用しています。



JTさん / 42歳 / 長崎


顔に油が結構浮く方なので、いつも洗浄力の強いような、それでいて価格的には手ごろな洗顔フォームを使っていました。

やはり高級洗顔フォームというのはかなり違いますね。

洗ったあとに、何か肌が柔らかくなったような感じがします。

それに、クリーミーな泡がホントにたくさん立ちます。

その泡で洗顔すると、顔を優しくいたわりながら洗おうという気持ちが自然と生まれます。

いつのまにか、今までのようにゴシゴシ洗わなくなりました。

それでいて、汚れや油分がスッキリ取れて、感動しました。

値段が6000円と高いのですが、1回の使用量は少量でもOKな感じなので、結構長持ちします。

この洗顔フォームを使い続けると、今までの安い洗顔フォームへ戻すのに抵抗感があります。



モルトリーチェウォッシングフォームの商品紹介は以下のページをご覧ください。

[公式サイト内ページ]モルトリーチェウォッシングフォームのご案内




初投稿:2008/12/11
プロフィール

モルトリーチェLLC

某大手化粧品メーカーの元社員数名で設立した小さな化粧品会社です。
海と大地の恵みを活かし肌本来の機能をサポートする独自処方のスキンケア化粧品「モルトリーチェ化粧品」の製造・販売やOEM化粧品の開発などを行なっています。

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