MOLTOLICE ダイアリー

海と大地の恵みを活かし肌機能をサポートするモルトリーチェのブログです

紫外線対策

日常生活の中で紫外線からお肌を守る方法


紫外線は、肌の黒化、シミ・ソバカスの発生にとどまらず、あらゆる肌老化の原因となります。

肌の水分を奪い、表皮細胞を傷つけ肌再生を阻害します。

また、コラーゲンやエラスチンによって支えられる真皮の構造を破壊し、深いシワやタルミを発生させてしまいます。

さらに、皮膚ガンの原因にもなりますし、免疫力を低下させ感染症にもかかりやすくなってしまいます。

古くは、紫外線によるビタミンD生成作用から、日光浴も健康に良い影響を与えると考えられた時代もありましたが・・・

人体に必要なビタミンDの生成は一日数分の紫外線を浴びるだけで十分ということも分かってきましたし、現在の食料事情であればビタミンDは通常の食生活によって十分摂取できます。

わざわざ(積極的に)太陽光にあたる必要はありません。

少し日焼けした小麦色の肌がカッコいいとか考えていると、後々とんでもないことになります。



今や、百害あって一利なしと言っても過言ではない紫外線。

紫外線の悪影響を排除するには、太陽光(紫外線)を一切浴びないようにするのが良いのでしょうが、現実問題としてはなかなか難しいものです。

室内にいたとしても、紫外線A波(UVA)は窓ガラスを透過しますし、紫外線B波(UVB)でも薄いガラスであれば透過すると言われています。

また、外出時に日傘や帽子を利用したり、日陰にいたりして、直射日光を防いだつもりでいても、空中での散乱や地面からの反射によって少なからず紫外線を浴びてしまいます。

雨の日や曇りの日は、地表に届く紫外線の量は減少しますが、それでもいくぶんかは届いています。

太陽は見えませんが、紫外線について心配無用ということではないので、油断はできません。

このように、紫外線を一切浴びないようにするのはほぼ不可能に近いとも思えますが、だからといって、紫外線から肌を守ることをあきらめてはいけません。

日々の生活の中で、紫外線をなるべく浴びないように努力したり工夫したりすることはたいへん大切です。

長い年月においては、そういった努力や工夫を続けることが紫外線の悪影響を最小限にとどめるということにつながってきます。

ここでは、日常生活の中で紫外線の悪影響を防ぐ方法について、いくつかご紹介させていただきます。



日常生活の中で紫外線の悪影響を防ぐために


紫外線の悪影響を防ぐ方法といっても、以下の方法で紫外線を完全に防ぐことは不可能ですし、また以下の方法を完全に実行するというのも難しいかと思います。

しかし、少しずつでも実行することで、その積み重ねが、紫外線の悪影響の軽減につながります。

参考にしていただければと思います。


外出時は極力日陰を歩く


直射日光を浴びないようにしても、紫外線を完全に防ぐことはできません。

空気中の散乱や地面の反射によって、横や下から紫外線を浴びてしまうからです。

しかし、直射日光を避けることで、浴びる紫外線の量を減少させることも可能です。

外出時は、なるべく日陰を選んで歩くようにしましょう。


外出時はコンクリートの上を避ける


直射日光以外に地面の反射によって浴びる紫外線にも注意が必要です。

特にコンクリートは紫外線をよく反射させます。

レジャー時の海やプールの水面、白い砂浜なども紫外線をよく反射させます。

土や草は、いくぶんか反射率が悪くなります。

外出時は、なるべくコンクリートの上は避けましょう。

また、お子様を遊ばせる際も、コンクリートの上よりは、土や芝生の上の方が紫外線を浴びる量が少なくなるということを認識しておきましょう。


紫外線の強い時間帯の外出は避ける


可能であれば、紫外線の量が多い時間帯(午前10時頃〜午後2時頃)は避けて外出するようにしましょう。

もちろん、この時間帯以外でも紫外線は地表に降り注いでいますが、外出の時間帯に注意することで、長い年月においては、紫外線を浴びる量に大きな差が出てきます。


日傘を利用する


日傘を利用することで、直射日光の大半を遮ることが可能となりますので、是非利用していただきたいと思います。

もちろん、先に述べました通り、横や下から反射してくる紫外線は防ぐことはできませんが、直射日光を遮ることで、紫外線を浴びる量を少なくすることができます。

日傘を利用する場合は、高く持上げるのではなく、傘の柄を短く持ち、顔や体を覆うように低く持つようにしましょう。

これにより、散乱や反射により浴びる紫外線量を少なくすることができます。


帽子を利用する


帽子も直射日光を遮ることに役立ちます。

その結果、紫外線を浴びる量を減らすことができます。

ただし、その効果は帽子のツバの形状が大きく影響します。

外観やファッション性などを度外視すれば、帽子の周囲全体にツバがあって、そのツバはできるだけ広いものが、やはり紫外線防止効果は高いと言えます。

野球帽のように前方しかツバがないと、横や後ろからの紫外線は防ぐことができませんし、ツバが短いと防ぐ紫外線の量は少なくなります。

また、日傘と同じく、散乱や反射による紫外線には注意が必要です。


サングラスを利用する


紫外線は目にも悪影響を与えます。大量の紫外線を浴びることで角膜炎が発生したり、白内障になりやすくなったりします。

また、目に紫外線を浴びただけでもメラニン色素の生成が活発化するという研究結果もあるようです。

美肌のためにも、紫外線から目は守りたいものです。

サングラスは紫外線から目を守るために効果的です。

なお、サングラスは太陽光の眩しさを緩和するために、色の濃いレンズのものを選びがちですが、眩しさの正体は紫外線というよりは可視光線です。

色の濃いレンズを使用すると、視界が暗くなり瞳孔が開き、そこから紫外線が入りやすくなります。

紫外線対策ということであれば、レンズの色というよりも、そのレンズにUVカット効果があるかどうかが重要になります。

また、サングラスをしていても、目とサングラスの隙間から(横から)紫外線は侵入してきますので、それを防ぐためには、レンズはなるべく広いもの、そして適度に密着性のある形状のものがおすすめです。


襟付きのシャツ・長袖のシャツを着用する


襟元が広く開いたデザインの服は、それだけ紫外線を多く浴びてしまいます。

なるべく襟元がせまい服で、できれば襟付きで、さらにその襟を立てて着用した方が紫外線防止効果は高まります。

また、半袖よりは長袖の服を着用し、なるべく直射日光に肌をさらさないようにするのも、紫外線防止のひとつの方法です。


濃い色の服を着用する


白い色の布の方が、黒い色の布よりも、紫外線をよく透過させます。

同じ量の紫外線を浴びたとしても、白い色(あるいは薄い色調)の服よりも、黒い色(あるいは濃い色調)の服の方が、肌に対する悪影響は少なくなります。


自転車や自動車の運転時は手袋を利用する


紫外線防止についての意識の高まりから、最近では自転車は自動車に運転時に手袋を使用している方を時々見かけます。

紫外線を浴びないようにする方法のひとつとして、もちろんそれなりの効果が期待できます。

なお、この手袋の使用にしろ、上記の洋服の着用の件にしろ、夏は暑くて実行するのは難しいかもしれませんが、紫外線を防ぐという意識だけは忘れずに、できる範囲で実行していただければと思います。


日中は化粧する(ファンデーションをつける)


メイクアップ、特にファンデーションは、肌をきれいに見せるというためだけではなく、紫外線から肌を守るという目的のために、日中は必ずご使用いただくようおすすめします。

UV対策が施されたファンデーションもたくさんありますし、そうでなくてもファーデーション(通常のファンデーションでも)で使用される粉体そのものにも紫外線を反射させる効果があります。

外出時のみメイクアップをするという方がいらっしゃいますが、室内でもかなりの透過紫外線を浴びることがありますので、肌トラブル等の問題が無ければ、在宅時もファンデーションだけはつけておくようおすすめします。


UVカット効果のある化粧品を利用する


紫外線の攻撃から肌を守るためには、 紫外線を浴びないようにすることが大切ではありますが、日傘や帽子、サングラスなどを利用しても、紫外線を完全にカットすることはできません。

また、夏の暑い時期に、長袖の服や黒い服ばかり着用したり、手袋を利用したりというのは、なかなか難しいものです。

紫外線を浴びても、紫外線が肌内部に浸透しないように防御することも重要になってきます。

そこで、必要となってくるのが、紫外線防止効果のある化粧品です。

紫外線散乱剤や紫外線吸収剤の入ったファンデーション、下地クリーム、乳液などです。

ただし、紫外線防止効果(SPFやPA)はその数値が高くなると肌への負担も大きくなりがちです。

日焼け止め化粧品については、その紫外線防止効果の数値の高さだけで選ぶのではなく、肌質・使用目的・生活シーンなどによって使い分けが必要です。

通常の生活シーンでは、SPF20〜30の日焼け止め化粧品でも十分です。


家や車の窓ガラスにはUVカット対策を行う


紫外線A波(UVA)は窓ガラスを透過しますし、紫外線B波(UVB)でも薄いガラスであれば透過すると言われていますので、室内や車内にいても紫外線に対する注意は必要です。

紫外線防止効果のあるガラスを使用するにこしたことはありませんが、既存のガラスに貼り付け用の紫外線防止フィルムやそれに類した製品もいろいろとありますので、こういったもので透過紫外線から肌を守るということも検討してみてはいかがでしょうか。




紫外線の悪影響を防ぐ(あるいは軽減する)方法は、下記のページでもご案内しています。

紫外線についての基礎知識や紫外線の悪影響についてもご案内していますので、是非ご覧ください。

[公式サイト内ページ] 紫外線の悪影響と対策について

[関連ブログ記事] 太陽光と紫外線の基礎知識

[関連ブログ記事] シミ・ソバカスだけではない!紫外線の肌への悪影響いろいろ

[関連ブログ記事] 日焼け対策化粧品を選ぶ前に〜SPFとPAについて〜

[関連ブログ記事] 日常生活の紫外線対策の捕捉〜目を守るために



当ブログ記事の内容については、以下の書籍を参考にさせていただいた部分がございます。

紫外線と皮膚の関係についてとても分かりやすく書かれていますので、一度お読みになられてはいかがでしょうか。

紫外線Q&A―お日さまと仲良くつき合う方法 (CMC books)紫外線Q&A―お日さまと仲良くつき合う方法 (CMC books)
著者:市橋 正光
販売元:シーエムシー出版
発売日:2002-08



初投稿:2010/06/27

UVカット・ミルク・・・炎天下でのレジャーにも使用できる?


日焼止め「UVカット・ミルク」についていただくお問合せの中で、少し気になることについてご説明いたします。

ハワイや沖縄など南の島へのご旅行、海水浴やキャンプなどのレジャーの際に、この「UVカット・ミルク」を使いたいという方がいらっしゃたのですが、これはこれでたいへんありがたいことです。

現在、日焼止め化粧品には、『SPF50・PA++++』というものもあるわけですが、「UVカット・ミルク」の場合、SPFは30、PA++となっています。

SPFやPAについては、その値が高ければ高いほど良いというわけでもありません。

SPFやPAが極端に高ければ、肌への負担もそれだけ大きくなる可能性があるわけで、日常の生活シーンであれば、SPF20〜30・PA++程度で十分だと考えます。

ただ、日常の生活シーンではなくて、例えば、炎天下の中、海や山でのレジャーということになりますと話は別です。

これは肌への負担とか商品の使用感の前に、まずは紫外線の脅威から肌を守ることを優先的に考える必要があります。

ですから、南の島へのご旅行や、海水浴、ダイビング、キャンプ・・・といった場合は、SPFやPAの値が高いものも携行した方がよいと思います。

できれば、日常用とレジャー用と2種類の日焼止め用化粧品を使い分けるというのが良いのだろうと思います。

なお、日焼対策用化粧品の選び方やSPFやPAについて、以下のブログ記事でもう少し詳しくご説明しています。

[関連ブログ記事]日焼対策化粧品を選ぶ前に(SPFとPAについて)


→ 2023年4月、「UVカット・ミルク」の販売を終了し、新たにUVケア用の化粧品として「UVカット・ベース」の販売を開始しております。


UVカット・ベースについて


・ナノ粒子の紫外線散乱剤で紫外線の脅威から肌を守ります。

・各種美容液成分を配合し、肌の潤いを保ち紫外線によるダメージをやわらげます。

・化粧下地としても良好な使用感で、肌色をワントーンアップしてくれます。

・無香料・無着色・無鉱物油、紫外線吸収剤を含まず、肌にやさしい日け焼止めです。

[公式サイト内ページ]UVカット・ベース のご案内はこちら





初投稿:2009/07/07

肌にやさしい日焼け止め?UVカット・ミルクについて


モルトリーチェでは「肌にやさしい日焼け止め」ということで「UVカット・ミルク」という日焼け止め乳液を販売しています。

シミ・ソバカスや肌老化の原因「紫外線」は防ぎたい、でも肌に合うUVケア化粧品が見つからなくて困っている方もいらっしゃるかと思います。

このUVカット・ミルクは、そういった皆様の悩みを解消できる日焼け止めなのかということですが・・・

人によって刺激となる成分に違いがありますし、体の健康不調やホルモンのバランスの乱れ、さらには日頃のお手入れ方法などの影響によって、肌が過敏になっている状態の時もあります。

ですから、100%大丈夫ということは言えませんが、肌へのやさしさにこだわった日焼け止め化粧品ということでは自信を持っておすすめしています。


肌への刺激を抑えた日焼け止め




このUVカット・ミルクは、SPF30、PA++、無鉱物油、無着色、無香料、紫外線吸収剤フリー(不使用)です。

日焼け止め化粧品では、こういった特長を持った商品は既に多く存在します。

UVカット・ミルクだけの特長とは言えませんが、まずは基本的な安全性(低刺激性)のレベルはクリアしていると言えます。


ナノ粒子の紫外線散乱剤の使用について


UVカット・ミルクは、肌への悪影響が心配される紫外線吸収剤は使用していません。

紫外線を防ぐ成分としては紫外線散乱剤として酸化チタンを使用しています。

酸化チタンは、紫外線を乱反射することで肌内部への侵入を防ぎ、安全性についての大きな問題も見られないということで、多くの日焼け止め化粧品に使用されています。



ただ、この酸化チタンは、本来は白色の顔料で、被覆力や着色力にたいへん優れた成分です。

日焼け止め化粧品に使用すると、顔が白く見えてしまったり、肌への密着感を強く感じたり、使用感が重たく感じられたり・・・

いくつか我慢して使わないといけないことがあったりします。

また、紫外線防止効果を高めようとすれば、こういった酸化チタンを多く使う必要がありますから、それだけ肌への負担を感じてしまうということもあります。

UVカット・ミルクでは、酸化チタンをナノ粒子化(超微粒子化)して配合しています。

ナノ粒子化することで、酸化チタンの欠点と言える部分を改善することができます。


不自然に白くならない


酸化チタンは紫外線を散乱させるだけでなく可視光線も散乱させてしまうということから、肌を白く見せてしまうことがあります。

ナノサイズの酸化チタンは、波長の短い光、つまり紫外線のみを散乱させますので、顔を不自然に白く見せません。


軽い使用感で肌に負担をかけない


また、酸化チタンは、その高い被覆力から日焼け止め化粧品に配合すると使用感が厚く重たくなりがちです。

これもナノ粒子化により、軽い使用感が実現できました。

酸化チタンをナノ粒子化したことにより、紫外線散乱効率が高まります。

その分効率よく紫外線を防ぐことが可能となりますので、酸化チタンを多量使用することなく、つまり肌に負担をかけることなく、紫外線の攻撃から肌を守ることができます。



酸化チタンをナノ粒子化したことにより、こういったいくつかのメリットが生まれたわけです。

日焼け止め化粧品に肌へのやさしさや使用感を求める皆様にご満足いただけるのではないかと思います。


各種保湿成分や美容液成分配合


また、UVカット・ミルクには、アンチロイキン6、ヤエヤマアオキエキス、アロエフェロックス葉エキス、リョク トウ成長点細胞培養エキス、ヒメフウロエキス、ヒアルロン酸、グリチルリチン酸 2K、ビタミンE、ノバラ油といった保湿成分や美容液成分を配合しています。

紫外線を肌表面で防ぐとともに、紫外線による肌のダメージを抑制するよう配慮されています。


→ 2023年4月、「UVカット・ミルク」の販売を終了し、新たにUVケア用の化粧品として「UVカット・ベース」の販売を開始しております。


UVカット・ベースについて


・ナノ粒子の紫外線散乱剤で紫外線の脅威から肌を守ります。

・各種美容液成分を配合し、肌の潤いを保ち紫外線によるダメージをやわらげます。

・化粧下地としても良好な使用感で、肌色をワントーンアップしてくれます。

・無香料・無着色・無鉱物油、紫外線吸収剤を含まず、肌にやさしい日け焼止めです。

[公式サイト内ページ]UVカット・ベース のご案内はこちら





以下のブログ記事において紫外線対策をテーマとして取り上げています。是非ご覧ください。

[関連ブログ記事]太陽光と紫外線の基礎知識・・・UVAとは?UVBとは?

[関連ブログ記事]シミソバカスだけじゃない「紫外線」の悪影響いろいろ

[関連ブログ記事]紫外線から肌を守るために化粧品でできること

[関連ブログ記事]日焼対策化粧品を選ぶ前に・・・SPFとは?PAとは?

[関連ブログ記事]紫外線防止効果と日焼け止め化粧品の選び方について


初投稿:2008/05/22
プロフィール

モルトリーチェLLC

某大手化粧品メーカーの元社員数名で設立した小さな化粧品会社です。
海と大地の恵みを活かし肌本来の機能をサポートする独自処方のスキンケア化粧品「モルトリーチェ化粧品」の製造・販売やOEM化粧品の開発などを行なっています。

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